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聴いて学ぶアイルランド音楽
原書: Music in Ireland - Experiencing Music, Expressing Culture
- 出版社在庫情報
- 絶版
- 初版年月日
- 2008年12月
- 書店発売日
- 2008年12月10日
- 登録日
- 2010年2月18日
- 最終更新日
- 2019年3月7日
紹介
セッション、歴史、ダンス・チューン、楽器、うた、詞……
グローバル化する世界でますます輝きを増すアイルランド伝統音楽。
付録CDで名手の歌や演奏を聴きながら、そのエッセンスを学ぼう!
リスナーにもプレイヤーにもお薦めできる、
アイルランド音楽入門書の決定版がついに登場!
オックスフォード大学がテキストとして企画した1冊です。
CDにはルナサ、ケヴィン・クロフォード、アンディ・アーヴァイン、ケヴィン・バークらの
貴重な未発表音源ほか全27曲を収録。
目次
本書について──訳者
監修者まえがき
付録CD曲目一覧
はじめに
1 セッションに招かれる
アイルランド伝統音楽とは何か
基本テーマ
2 歴史からみたつながり:音楽、ダンス、そして国家の創世
アイルランドにおける植民地主義
エドワード・バンティングとトマス・ムーア
ダンスとダンス・ミュージック
音楽、宗教、政治闘争
移民
〈緑したたるカナダの野〉
〈エドワード・コナーズ〉
民族主義運動
自治とゲール同盟
アイルランド人のアイルランドの建設
むすび
3 伝統を受けつぐ
自然に染みこむように学ぶ:メアリ・マクナマラとケヴィン・クロフォードの場合
コンテスト
ウィリィ・クランシィ・サマー・スクール
4 ダンス・チューンの伝統
曲の構造
曲の収集
曲の美学:変奏と装飾音
曲のタイトルとタイプ
ジグ
リール
ホーンパイプ
ポルカとワルツ
曲の実演:〈ギャレット・バリィのジグ〉
楽器
イルン・パイプ
ハープ
フィドルとフィドル・スタイル
コンサティーナ
ティン・ホイッスル
フルート
撥弦楽器
バゥロン
ピアノ、シンセサイザー、電気楽器
ソロ対アンサンブル演奏:セッション、ケイリ・バンド、少人数グループ
5 シンガー、セッション、うた
ゴリーン・シンガーズ・クラブとフォーク・リヴァイヴァル
6 新しいアイルランドにおけるシャン・ノース:アイルランドのうたの伝統
シャン・ノースの詞
シャン・ノースの響き
シンガーの使命
言語の重なるところ:英語によるアイルランド伝統歌謡
メロディと詞の流用レパートリー
レン・グレアム「うたわずにいられないシンガー」
むすび
7 世界市場のなかのアイリッシュ・ミュージック
リバーダンス
ブラック47
新しい方向性
むすび
基本用語集
参照文献
参考資料
索引
前書きなど
アイリッシュ・ミュージックは、一見親しみやすいのですが、そのじつ、奥に入ることはなかなか難しい。著者たちはアイリッシュ・ミュージック伝統の奥義をさりげなく示しながら、さまざまにからみあってそれを支える要素をていねいにほぐしてみせてくれます。しかも読者がそれぞれ自分で確かめられるように、いろいろなしかけが用意されています。このしかけはアメリカの教科書らしく、実際的です。たとえば各種装飾音について、これほど明解な説明はこれまで見たことがありません。この辺は著者たちが大学で教鞭をとっている「現場の強み」でしょう。(本文「本書について」より)
関連リンク
上記内容は本書刊行時のものです。