版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊 ラノベ
海岸線の歴史 松本 健一(著) - ミシマ社
.

書店員向け情報

書店注文情報

注文電話番号:
注文FAX番号:
注文メール:
注文サイト:

在庫ステータス

在庫あり

取引情報

取引取次: 八木|子どもの文化
直接取引: あり
返品の考え方: 直取引の書籍については返品可、取次経由は原則買切条件となります。返品先住所など詳細は弊社HPの「書店様へ」をご覧ください。

出版社への相談

店頭での販促・拡材・イベントのご相談がありましたらお気軽にご連絡ください。
9784903908083

海岸線の歴史

歴史・地理
このエントリーをはてなブックマークに追加
発行:ミシマ社
四六判
260ページ
上製
定価 1,800円+税
ISBN
978-4-903908-08-3   COPY
ISBN 13
9784903908083   COPY
ISBN 10h
4-903908-08-9   COPY
ISBN 10
4903908089   COPY
出版者記号
903908   COPY
Cコード
C0020  
0:一般 0:単行本 20:歴史総記
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2009年5月
書店発売日
登録日
2010年10月20日
最終更新日
2010年10月20日
このエントリーをはてなブックマークに追加

書評掲載情報

2011-08-28 東京新聞/中日新聞
評者: 石弘之(環境問題研究者)
2009-07-12 朝日新聞
2009-06-14 日本経済新聞
MORE
LESS

紹介

日本のアイデンティティは、「海岸線」にあり。
「海やまのあひだ」はどのような変化をしてきたのか?
「日本人の生きるかたち」を根底から問い直す、瞠目の書。

目次

はじめに 海岸線は変わる
  トロイアの風景
  かつての海岸が肥沃な平野のなかに
  自然的条件による海岸線の変化
  人為的条件による海岸線の変化
  日本は「海岸線」の異常に長い国
  横浜はかつて沼沢地もしくは海中だった
  鞆の浦の盛衰
第一章 陸と海、神と人間が接する渚――古代から現代まで
  「海岸線」は新しい言葉
  海岸線の異常に長い国
  白砂青松は昔からあったのか
  砂浜が消えた
  「泥の文明」という視点から
  御弓神事のオール引き分け
  国づくりの手立てとして
第二章 山中に海があった――古代を中心に
  『土左日記』に出てくる大湊
  黄帝・黄土・黄河
  綱手によって曳かれる船
  海の水が町まで入っていた
  山の上に舟がのぼっていた
  鬼のしたぶるい
  大陸と日本の真ん中
  鞆の浦
  海辺に住んできた民族
第三章 海岸線に変化はなかったが――中世のころから
  「海洋自由」の発想
  九鬼水軍とカルタゴ
  湊――水が集まったところ
  水田と海岸線
第四章 白砂青松の登場――江戸時代
 1…白砂青松のころ
  灘と湊
  米を運び出す湊
  貞山堀
  湊から灘へ
  松前から箱館に替わった北前船の母港
 2…清河八郎の旅
  舟での大旅行
  高山彦九郎と清河八郎
  岡山から鞆の浦、宮島、牛窓へ
  船の停泊所にあった城
 3…開港と風景の変化
  竹原の港
  利根川で全部つながっていた
  布川の風流
  利根川の風景が一変した
 4…西洋に開かれた港と白砂青松
  ほとんど人のいない横浜村
  国際港となった平戸
  お椀型の和船とビア樽型の洋船
  「繁船に宜しき」長崎
  ベニスに匹敵する港・堺
  石巻の繁栄
  米づくりが白砂青松をつくった
第五章 『海国兵談』とナショナルな危機意識
  ロシア船の来航
  国防としての海岸線
  蘭方医の登場
  林子平の『海国兵談』
第六章 「海国」と海岸線の大いなる変化
  ペリーが浦賀開港を要求しなかった理由
  北前船の湊の没落
  使い道のなかった港が軍港に
  マラッカ海峡
第七章 砂浜が消失する現代
  四大工業地帯と大きな深い港
  海の見えない海に囲まれて
  砂浜の消失
第八章 海へのアイデンティティ
  海から遠のくエートス(心性)
  「海国」という経験
  ネーションの視座
  海上のパトリオティズム(祖国愛=郷土愛)
終章 海岸線を取り戻す――ナショナル・アイデンティティの再構築を求めて
  海岸線が奪われている
  海を取り戻す、という発想
  「漂流する日本国家」
  『われは海の子』が成立しなくなって
  文化は変容しつつ、滅びない
  小説から海が消えた?
  『桜島』と『幻化』
  高度経済成長期は小説の転機でもある
  どうして海を語らなくなったのか
  おわりに――伊東静雄の「有明海の思ひ出」
あとがき

前書きなど

日本は「海岸線」の異常に長い、世界有数の国。

国土面積が日本の25倍ちかくもある大陸国家アメリカの海岸線の1.5倍に及
び、同じく26倍ちかくもある大陸国家中国の2倍以上に達していることでも明
らかだろう。

しかし、「海岸線の歴史」、つまり人間と海とが接触する場所の変化を書いた書
物はあるのだろうか、と探してみたところ、まったくないに等しいことがわかっ
た。なければ、じぶんで書いてみるしかない。――これが、本書を執筆するに至っ
た根本の動機である。 (はじめにより)

版元から一言

担当編集者より
「松本健一先生とはこれまで4冊つくってまいりました。本書は、先生にとっても最高傑作になりうる一冊だと思っています。」

著者プロフィール

松本 健一  (マツモト ケンイチ)  (

1946年群馬県生まれ。東京大学経済学部卒業。現在、麗澤大学経済学部教授。評論・評伝など多方面で活躍。著書に『白旗伝説』『北一輝論』(以上、講談社学術文庫)、『近代アジア精神史の試み』(岩波現代文庫、アジア太平洋賞受賞)、『開国・維新』(中央公論新社)、『砂の文明・石の文明・泥の文明』(PHP新書)、『評伝 北一輝』(全五巻、岩波書店、毎日出版文化賞受賞)、『畏るべき昭和天皇』(毎日新聞社)など多数ある。

上記内容は本書刊行時のものです。