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謎の会社、世界を変える。
エニグモの挑戦
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2008年3月
- 書店発売日
- 2008年3月14日
- 登録日
- 2010年2月18日
- 最終更新日
- 2010年10月20日
紹介
バイマ、プレスブログ、フィルモ・・・
「世界初」のサービスを連発する最注目ベンチャー、ついに初の著書を刊行!
これからのITビジネスの行方までもが見えてくる、感動と興奮の起業物語。
目次
プロローグ
第1章 起業前夜
第2章 エニグモ誕生!
第3章 世界初第一弾 バイマ、オープン
第4章 失意からの挑戦
第5章 世界初第二弾 プレスブログ
第6章 世界初第三弾 フィルモ
第7章 世界へ
エピローグ
前書きなど
プロローグ
「世の中を変えるボタン」がある。
そのボタンを押すと、世の中に小さな変化が起こる。その変化は、最初はゆっくりと、そしてだんだんスピードを上げながら、じわじわと勝手に広がっていき、気がついたときには世の中の価値観をすっかり変えてしまっている。
これは僕らの起業の物語だ。
二00二年の冬に最初のサービスのアイディアを思いついてから、約一年後の二00四年二月に仲間たち四人と一緒に、エニグモという会社を作った。僕たちは、二00八年二月現在までに、バイマ、プレスブログ、フィルモ、ローミオ、シェアモという五つのサービスを世に送り出した。
いつも「新しいサービスを作る」という視点で考えてきたため、自然と五つとも「世界初」のサービスになった。最初のサービスであるバイマは現在、世界五四カ国に三0万人の会員を擁し、プレスブログはブログを使った新しい口コミ広告市場を生み出し、アメリカ、韓国にも波及した。
今までにない新しいサービスを立ち上げるということは、裏を返すと「成功する保証がない」ということでもある。
会社を作る前も、作ってからも、予想もできないことがいろいろ起きた。時には本気で腹を立てたし、とても悲しい思いをしたこともある。だが、エニグモを作らなければ、絶対に味わえなかっただろう感動や、人生を変えるような出会いを得ることができた。
たとえ最初はまわりが理解してくれなくても、自分たちの考えやビジョンを信じ続けて、やってみなければわからない、というスタンスでサービスを立ち上げてきた。 起業とはある意味「勝負に出る」ということだと思っている。
僕たちが勝負に出てエニグモを作ったように、エニグモという会社も常に「勝負に出る」会社であってほしいと考えている。
勝負に出ることは、もちろん楽しいことばかりではなく、辛いこともたくさんあるし、失敗するリスクもある。でも、せっかくの人生、勝負を避けて後悔だけはしたくないと思っている。
始まったばかりの会社で、あまり参考にならないかもしれないが、この本を通して、誰かの起業のきっかけや刺激になれば嬉しく思う。
そして、一人でも多くの人が、「世の中を変えるボタン」を押してくれれば、何よりだ。
版元から一言
本書を読んでいただいた方々から、たくさんのご感想をいただいています。
「ソニー、ホンダを超えてほしい。現代ビジネスは、20世紀とまったく違うロジックで動いている。本書を読めば、それがよくわかる。」(ソニー株式会社最高顧問 出井伸之氏)
「彼らのような経営者が主流になっていくそのときこそ、日本のインターネットの再びの夜明けになるであろうことを私は信じている。」(ITジャーナリスト 佐々木俊尚氏)
「ほんと~に面白いです。わくわく感、ライブ感、焦り、不安、そして「世の中変えるぞ!」という強い意志、こういうものたちがものすごくリアルに伝わってきて胸を打ちます。」(元書店員・Nさん)
「読んでいたらジョン・レノンの「イマジン」を思い出してしまいました。「君は僕のことを夢想家と呼ぶかもしれない…」という歌詞が浮かんできました。でもたしかにレノンは世界を変えたし、エニグモさんの夢もひとつひとつ叶っている。面白いことをやろうとすると共感してくれる人たちがいる。そして世界は少しだけど、確実に変わっていく。」(F書店・Sさん)
「本当にチームを大事にするためにどんなことをすれば良いのかも教えてもらいました。まるで家族愛のようなエピソードに、「ベンチャー系のビジネス書って、こんなに感動するものなのかな」と思いつつ本気で涙ぐんでしまいました。」(K書店・Yさん)
上記内容は本書刊行時のものです。