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〈驚異の旅〉または出版をめぐる冒険 石橋正孝(著/文) - 左右社
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〈驚異の旅〉または出版をめぐる冒険 (キョウイノタビマタハシュッパンヲメグルボウケン) ジュール・ヴェルヌとピエール=ジュール・エッツェル (ジュールヴェルヌトピエールジュールエッツェル)

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発行:左右社
四六判
500ページ
上製
定価 4,200円+税
ISBN
978-4-903500-90-4   COPY
ISBN 13
9784903500904   COPY
ISBN 10h
4-903500-90-X   COPY
ISBN 10
490350090X   COPY
出版者記号
903500   COPY
Cコード
C0098  
0:一般 0:単行本 98:外国文学、その他
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2013年3月
書店発売日
登録日
2013年2月19日
最終更新日
2013年3月21日
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書評掲載情報

2013-06-09 朝日新聞
評者: 荒俣宏(作家)
2013-05-19 産經新聞
評者: 永江朗(ライター)
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目次

目次

第一部
第1章ピエール=ジュール・エッツェルとロマン主義時代の出版界 ―デビューから『教育と娯楽誌』の創刊まで
1編集者とはなにか ―「文学的存在性」または近代文学の両義性
2挿絵はいかにして編集者を編集者たらしめたか
3エッツェルのデビュー
4〈人間喜劇〉の編集者エッツェル
5政治の季節
6『教育と娯楽誌』の創刊(一八六四年)

第2章ヴェルヌとエッツェルの共同作業のメカニズム
1ヴェルヌとエッツェルの共同作業における「分冊」の役割の変化 ―ある編集システムの成立
2「システム」の成立
2-1〈驚異の旅〉の刊行開始まで
2-2「システム」の成立(その二)―挿絵は誰のものか
2-3「システム」の成立(その三)―困難な離陸
2-4「システム」の成立(その四)―テクストとイメージの統一性を求めて

第3章〈驚異の旅〉の舞台裏
1執筆方法と介入様態の変化(一)―普仏戦争以前
2執筆方法と介入様態の変化(二)―普仏戦争以後
3往復書簡―共同作業のための距離

インタルード〈驚異の旅〉という運動

第二部
第4章物語と過剰
1カニバリズム―『チャンセラー号』における現在形の描写と書くことの現場
2カニバリズムと恋愛―『グラント船長の子供たち』
3恋愛と政治―『ミシェル・ストロゴフ』
4恋愛と読者―『燃える多島海』または「組み合わせ小説」とはなにか
5未来文明への不安―『黒いインド』
6否定されたオリジナリティとしての未来都市―『ベガンの五億フラン』

第5章進歩に対する不安と日常の除外
1科学の不安―『チャンセラー号』
2知の世俗化
2-1知の世俗化(一)―アクチュアリティと禁断の知(『地球の中心への旅』)
2-2知の世俗化(二)―『地球の中心への旅』
3日常の除外
3-1日常の除外(一)―時空的近接の危険性、あるいは全員と意見を一致させること(『マチアス・サンドルフ』)
3-2日常の除外(二)―『ミシェル・ストロゴフ』とロシアの政治的圧力
3-3日常の除外(三)―誰でもない人の国籍

第6章全体化と局所性 ―〈驚異の旅〉における超越性と偶然
1十九世紀西欧文学におけるイデオロギー装置としての気球
2失効する局所性と摂理の方法的世俗化―『グラント船長の子供たち』
3小説の主人公としての編集者―『マチアス・サンドルフ』とそれ自体局所的な地域の局所的要素

エピローグ

あとがき
年譜/書誌/註/人名索引

著者プロフィール

石橋正孝  (イシバシマサタカ)  (著/文

いしばし・まさたか
1974年生まれ、東京大学教養学科卒。同大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学、パリ第8大学博士課程修了。日本ジュール・ヴェルヌ研究会の会長を務めるとともに、大西巨人を中心として現代日本文学も論考の対象としている。著書に『大西巨人 闘争する秘密』(左右社)がある。

上記内容は本書刊行時のものです。