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ト・日 書店
直接取引:なし
帝国に抗する社会運動
第一次日本共産党の思想と運動
A5判
336ページ
上製
定価
6,000円+税
- 出版社在庫情報
- 品切れ・重版未定
- 初版年月日
- 2014年11月
- 書店発売日
- 2014年11月27日
- 登録日
- 2014年10月15日
- 最終更新日
- 2024年8月19日
紹介
第一次日本共産党は、ロシア革命のインパクトのもとコミンテルンの日本支部として成立した。にもかかわらず、その研究は、一国的枠組のうちに閉ざされてきた。新出のコミンテルン文書に依拠する本書は、第一次共産党の思想と運動を当該期の国際的連関のうちに開き、朝鮮人・中国人とも協同しつつ帝国日本の支配秩序に抗おうとした運動の起点と捉える視座を提示するとともに、その言論活動が非合法党の地下活動にとどまらない広汎な思想的影響力を持ったことを実証的に明らかにする。
目次
序章 本書の課題と視座
第Ⅰ部 一九二〇年代前半の思想空間における第一次共産党
第一章 合法メディアと非合法党
第二章 唯物史観の受容と第一次共産党の同時代認識
第三章 第一次共産党の君主制認識
第四章 第一次共産党・日本在留朝鮮人共産主義者と〈東洋革命〉の理念
第Ⅱ部 〈帝国に抗する社会運動〉としての第一次共産党
第五章 帝国秩序の動揺と第一次共産党の成立
第六章 第一次共産党の再組織とコミンテルンの介入の本格化
第七章 国内外の執行機関の軋轢と合法無産政党組織構想
第八章 合法無産政党組織計画の始動と非合法党の解党
終章 〈帝国に抗する社会運動〉の射程
上記内容は本書刊行時のものです。