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取引取次:
ト・日 書店
直接取引:なし
「社会」の発見と変容
A5判
並製
定価
3,600円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2013年12月
- 書店発売日
- 2013年12月19日
- 登録日
- 2013年10月30日
- 最終更新日
- 2013年12月25日
紹介
1920年代、日本では大正デモクラシーのもとで「改造」が流行語となり、「民衆」が歴史の表舞台に躍り出て、それによって逆に知識人のあり方が問われるようになった。そして、民本主義・社会主義など、この時代を席巻した様々な思想は、東アジア各国間で連鎖し合い、それぞれの地域での伝統を踏まえた同名異義の個性的な思想が生み出され、それがまたブーメランのように投げ返されてお互いに影響を与えあったのである。これまで日本発の一方的な伝播だと考えられがちだった20世紀初頭の東アジア思想に対する見方を転換し、その位相の違いを描き出す。
目次
1.第一次大戦と東アジア
李大釗(石川禎浩)
吉野作造(藤村一郎)
孫秉熙(林雄介)
大杉栄(梅森直之)
メルセ(中見立夫)
2.文学者の問いかけ
夏目漱石(尹相仁)
魯迅と周作人(尾崎文昭)
李光洙(波田野節子)
柳宗悦と白樺派の人々(中見真理)
3.歴史学と民俗学
柳田国男(佐藤健二)
伊波普猷(冨山一郎)
顧頡剛(竹元規人)
文一平と鄭寅普(鶴園裕)
4.女性と社会
平塚らいてうと与謝野晶子(金子幸子)
山川菊栄(鈴木裕子)
羅恵錫(宋連玉)
丁 玲(江上幸子)
5.教育と思想
生活綴方の教師たち(船橋一男)
胡適とデューイ(章 清)
安昌浩(李省展)
上記内容は本書刊行時のものです。