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取引情報
リベラリズムの中国
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2011年9月
- 書店発売日
- 2011年9月16日
- 登録日
- 2011年8月2日
- 最終更新日
- 2011年9月13日
書評掲載情報
2018-05-13 |
毎日新聞
朝刊 評者: 加藤陽子(東京大学教授・日本近代史) |
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紹介
19世紀末から20世紀中葉にかけての中国には、自由の価値や政治的自由を求める真摯でたゆまぬ潮流が存在していた。そのようなリベラリズム(自由主義)思想とその制度化の模索から中国近現代史を逆照射し、「民族革命」とも「社会主義近代化」ともちがう、新たな歴史像と中国イメージを提示する。
目次
序 章 村田雄二郎
第1部 メディア・学術と自由の空間
第1章 「公共輿論」 章 清(小野泰教訳)
第2章 清末の言論自由と新聞 村田雄二郎
第3章 どのような理想の国民をつくりあげるか 孫 青(宮原佳昭訳)
第4章 学術と自由 竹元規人
第2部 個人・社会と自由の学理
第5章 自由と功利 川尻文彦
第6章 清末における自由の条件 梁 一模
第7章 自由, 自治そして歴史 楊 貞徳(土肥歩訳)
第8章 政治学教科書の中の「自由主義」 孫 宏雲(森川裕貫訳)
第3部 国際関係の中の憲政と自由
第9章 租界の慣習と日本の制度 孫 慧敏(吉見崇訳)
第10章 1920年代の世界と中国の国家主義 小野寺史郎
第11章 世界の憲政潮流と中華民国憲法 中村元哉
第4部 政党国家と自由主義
第12章 個人・社会・大衆・党 王 奇生(丸田孝志訳)
第13章 1930年代中国における政治変動と政治学者 水羽信男
第14章 知識人と政治体制の民主的変革 金子 肇
第15章 戦後中国の経済自由主義 久保 亨
上記内容は本書刊行時のものです。