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出版者情報
在庫ステータス
在庫あり
取引情報
取引取次:
ト 書店
JRC|八木
直接取引:
なし
戦時期朝鮮の転向者たち
帝国/植民地の統合と亀裂
A5
272ページ
上製
定価
5,400円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2011年2月
- 書店発売日
- 2011年2月24日
- 登録日
- 2011年1月14日
- 最終更新日
- 2011年2月24日
紹介
かつて日本の植民地支配を激しく攻撃していた多くの朝鮮人左派知識人は、戦時期になると「東亜新秩序」の可能性に賭け、また解放後は民族国家の建設に参加するという、矛盾に満ちた思想的軌跡をたどった。日本の植民地支配を批判していた彼らが、なぜ「転向」をし、そしてそれは戦後にどう繋がっていったのか?その過程を丁寧に追いかけ、脱植民地の志向と「近代」とが複雑に絡まり合う植民地固有の思想史を読み直す。
目次
序 章 戦時期朝鮮を読み直す
第一章 日中戦争期(一九三七~一九四一)における朝鮮社会主義者の転向とその論理
第二章 一九三〇年代における植民地朝鮮人の思想的模索――金明植の現実認識と「転向」
第三章 転向から考える植民地・近代・アジア――解放前後における印貞植の実践
第四章 解放前後における統制経済論の展開――マルクス経済学者の朴克采・尹行重
終 章 植民地期・解放後における主体形成の企て
上記内容は本書刊行時のものです。