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在庫あり
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直接取引:あり(自社)
一塊のパン 上巻
ある学徒兵の回想
発行:中国書店
四六判
420ページ
上製
定価
2,300円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2015年7月
- 書店発売日
- 2015年7月20日
- 登録日
- 2015年6月2日
- 最終更新日
- 2015年7月2日
紹介
生きたい、何としても生きたい──
戦争が当たり前だった時代の青春
宮崎中学卒業後、北京興亜学院へ。東洋の古都・北京での学生生活も束の間、学徒動員により砲兵として北支派遣軍「衣兵団」に配属。
敗戦を北部朝鮮で迎え、ソ連軍の捕虜としてウラジオストクへ移送される──。
前書きなど
あの頃、時代の中で戦争に行くのは当たり前のこと、と思わなければなりませんでした。軍隊に入ったその時から、自分の命は自分のものではなくなってしまいます。それが戦争です。(略)
そして、僕もとうとう生きることを諦めようとしていたある時、友人がくれた一塊のパン。これが、その後の新しい僕の人生につながったのです。生きたい、なんとしても生きたい。それが僕の願いでした。(略)
それは悪夢のような現実にあった青春の一時期でした。生きながらえて七十年が過ぎました。生きること、命の尊さを、今を生きる人々に伝えたい。そんな思いが沸々と湧き上がり、この記録をまとめました。一人の学徒兵の体験ではありますが、命あることの喜びを感じ取ってもらえたら幸いです。──「まえがき」より
上記内容は本書刊行時のものです。