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脊振山信仰の源流 吉田 扶希子(著) - 中国書店
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脊振山信仰の源流 西日本地域を中心として

発行:中国書店
B5判
320ページ
上製
定価 9,500円+税
ISBN
978-4-903316-34-5
Cコード
C0039
一般 単行本 民族・風習
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2014年3月
書店発売日
登録日
2013年11月11日
最終更新日
2014年3月17日
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紹介

霧島、姫路、大阪、京都、秩父等全国的なひろがりをみせる脊振山信仰を初めて明らかにする

 福岡、佐賀の両県境に位置する脊振山地の主峰・脊振山。「脊振千坊」といわれたときもあり、性空上人など多くの修験者が出入りしていたが、文献史料はほとんど残っていない。
 上宮に弁才天、下宮に徳善大王が祭られ、中宮には二人の末子である乙護法童子が祭られる。
 文保三年(1319)成立の縁起には、天竺から龍馬に乗って乙護法童子が脊振山にやってきたといい、「脊を振りていななくこと三度」と山名の由来、さらに肇国神話を語る。
 しかし実は、脊振山信仰の根本は『古事記』、『日本書紀』などに描かれる古代にその基礎が形成されていた。この地は、神功皇后の伝承地であり、のちの元寇のときには神功皇后の八幡信仰が大いにおこっている。脊振山信仰は北麓と南麓で違いがあり、さらには霧島、姫路、大阪、京都、秩父など全国的なひろがりをみることができる。
 脊振山の四周の寺社縁起、説話、伝説の調査、さらに祭礼、祭礼組織、芸能などを歴史学的、社会学的視野を含めて民俗学的に考察する。

目次

序 西南学院大学大学院教授 高倉洋彰
序 論
第一章 脊振山地主峰脊振山の信仰
 第一節 脊振神社の弁才天
 第二節 山頂の弁才天
 第三節 龍池の龍
 第四節 東門寺
 第五節 護法童子
 第六節 徳善大王
 第七節 小 結
第二章 脊振山地の神功皇后伝― 脊振山地の西側・北側のこと
  第一節 官道沿いの伝承
 第二節 天之日矛の話
 第三節 神功皇后の伝承地
 第四節 小 結
第三章 雷山と清賀上人
 第一節 雷山の聖地 上宮・中宮・下宮
 第二節 雷山のツツと弁才天
 第三節 清賀上人の活躍
 第四節 小 結
第四章 『宇佐託宣集』の異国合戦
 第一節 八幡信仰の根本縁起
 第二節 異国合戦
 第三節 住吉の神
 第四節 小 結
第五章 筑紫の国と「朝日長者」―脊振山地東側のこと
 第一節 筑 紫
 第二節 「朝日長者」伝説
 第三節 小 結
第六章 紀氏の活躍
 第一節 紀 氏
 第二節 桧垣嫗のこと
  第三節 小 結
第七章 『八幡愚童訓』の干珠・満珠―脊振山地の南側のこと
  第一節 干珠・満珠
 第二節 『八幡愚童訓』以前のこと
  第三節 新羅の役の発想
 第四節 干珠・満珠型新羅の役勝利説話
 第五節 穂落とし伝説
 第六節 小 結
第八章 脊振山信仰のひろがり
  第一節 霧島の性空
  第二節 ヨドヒメ信仰の源流
 第三節 小 結
結 論
 * *
資 料
初出一覧
刊行をむかえて
索 引

著者プロフィール

吉田 扶希子  (ヨシダ フキコ)  (

福岡市生まれ。福岡大学人文学部文化学科卒業後、西南学院大学大学院(国際文化研究科国際文化専攻)修了。博士号(国際文化)取得。現在、西南学院大学非常勤講師。大学では民俗学を中心に、日本芸能史、博多の文化を、また留学生に対し日本の伝統文化と題して、神楽から歌舞伎までの芸能史を講義する。研究の重点は、脊振山の信仰。日本民俗学会、日本山岳修験学会、民俗芸能学会、九州山岳霊場遺跡研究会、説話・伝承学会所属。

上記内容は本書刊行時のものです。