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はじめてのパソコン音楽制作ガイド 目黒 真二(著) - スタイルノート
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はじめてのパソコン音楽制作ガイド Singer Song Writerを使って・クラシック楽譜を入力しながら音楽作りを覚えよう!ボーカロイドとの連携方法も紹介

A5判
160ページ
並製
定価 1,600円+税
ISBN
978-4-903238-59-3
Cコード
C3055
専門 単行本 電子通信
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2011年8月
書店発売日
登録日
2011年6月25日
最終更新日
2017年3月17日
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紹介

人気の音楽制作ソフトSinger Song Writerシリーズを使って、パソコンで簡単に音楽を作る方法を基礎から紹介。Singer Song Writerシリーズの中でも一番入手しやすいSinger Song Writer Startを使って解説しているので、シリーズ上位ソフトでも活用することができる。
オーディオやMIDIの設定から、楽譜を見ながら音楽をソフトに入力していく方法を一歩ずつ解説。楽譜から入力する際の注意事項なども説明している。本書を手順通りに操作することで、基本的なMIDI入力が自分でできるように書かれている。
さらに、自分で新規に作曲をして音楽を作っていく方法や、その際に伴奏をつけるコードの付け方や歌詞の入力などについても触れられている。
そして、入力した歌詞を生かして、『初音ミク』や『メグッポイド』などのボーカロイドシリーズに連携させて歌わせる方法も紹介。ボーカロイドで作った歌声とSinger Song Writerで作った伴奏とを合わせる方法も解説する。
その他、生の声を録音していく方法や、作り上げた音楽の音質やボリュームなどを調整して仕上げる方法まで解説している。
本書を一通り理解することで、パソコンでMIDIデータを作り仕上げられるだけでなく、ボーカロイドや生の歌を取り込んで最終的な音楽データに仕上げるまでがわかるように書かれている。

目次

序章 制作前のセットアップ
 オーディオポートの設定
 MIDIポートの設定

第1章 クラシック曲の楽譜を音符で入力するための準備
 弦楽合奏曲のための設定

第2章 楽譜を見ながら入力する
 覚えよう!音符入力のショートカット
 音符の入力
 記号の入力
 同じ音はコピペして効率を上げよう
 ビオラとチェロの入力
 チェック!間違えた場合の修正法
 記号や特別な奏法の入力方法
 11小節以降で現れる奏法やルール

第3章 アレンジデータを使った作曲法
 新規作成ーソングエディタでコード進行を選択する
 コード進行にアレンジデータを加えて伴奏パートを作る
 イントロとエンディングを入力する
 コード進行からメロディを炙り出す
 歌詞も入力してみよう
 キーとテンポの調整

第4章 ボーカロイドと組みあわせてボーカルを入れよう
 保存とファイル形式の変更
 ボーカロイドで曲を読み込み、歌詞を調整する
 SSWStartでボーカルを読み込む
 ボーカルのオーディオデータの長さを調整する

第5章 自分でボーカルを録音する
 曲を開き、オーディオ録音の準備をおこなう
 録音レベルの調整
 録音トラックの設定
 録音の開始
 部分的に良いところを選び1つのテイクにする

第6章 仕上げのサウンド調整とミックスダウン
 ミキサーの起動と役割
 MIDIトラック(伴奏)とオーディオトラック(ボーカル)のバランスを取る
 操作の確定
 書き出し

・トーンマップの楽器の種類と順番は?
・アルト譜表ってなんだ?
・クラシックの楽譜の「版」違い
・歌詞によってリズムやメロディを変えてみよう
・ビット、ヘルツ? なんのこと?
・マイクは高ければいい?
・なんかほかのCDの曲に比べると音が小さいみたい???

前書きなど

 「パソコンを使えば音楽知識がなくとも、楽器ができなくても音楽を作れる」
 こんな言葉が登場したのは、今から10 年くらい前だったかと思います。たくさんの音楽制作ソフトが登場しました。
 私自身、これまでにたくさんの音楽制作ソフトのガイド本を執筆し、ガイドDVD に出演、そしてセミナーを開催してきましたが、それらの活動に対する反応もいろいろありました。
 あるソフトのセミナーが終わったあと、質疑応答の時間を設けたのですが、
 「今日の見本曲はどうやって作ったのですか?」
という質問がありました。
 その瞬間、会場の参加者の方々が「そうだ、それを聞きたい」という意見に変わり、さらに、
 「途中で入力したオブリガートのブラスはどうやって思いついたのか?」
 「どうしてAm からA7 になったのか?」
 「伴奏のストリングスはどうしてそういう編成にしたのか?」
など、ユーザーさんたちは、「ソフトの取り扱い」ではなく、
 「音楽の作り方を知りたがっている」
というのを実感しました。
 いつか、そういうことを解説した本を書きたいと思っておりましたが、今では孤高の純国産音楽制作ソフトともいえるSinger Song Writer(以降「SSW」と記します)シリーズを使って、このSSW だからこそ解説できる「作曲」「コード候補によるメロディ作り」 「ジャンルを選ぶだけの伴奏作り」を解説することになりました。特に今回は、あえて、SSWシリーズの末弟にあたる「SSW Start」使って解説してみます。なぜなら、SSW Startでできること は、その兄貴分のSSWシリーズのどのソフトでもできるからです。
 また数年前にヨーロッパの音楽制作ソフトのメーカーの社長と対談する機会があり、「日本のユーザーから『楽譜画面がないと困る』という意見があったのだが、そんなに日本人にとって楽譜入力は重要なのか?」と質問されました。欧米では鍵盤を使ったリアルタイム/ステップ入力が中心なので、その需要にとまどっていた感がありました。「日本では楽器の弾けない人がスコアを買って楽譜どおりに入力して楽しむ人も多い」と答えましたが、このSSW Startは初心者向けということで、機能を縮小しながらも楽譜入力を温存しており、優れたコストパフォーマンスを誇っているといえるでしょう。
 既存の楽譜から編成や曲の雰囲気や奏法を学び、ソフトに用意されたコード進行からメロディ作りを学び、用意された伴奏データで曲を際立たせるアレンジを学ぶことができるこのSSWシリーズは(特に、手軽に入手できるSSW Startは)、まさに皆さんの「音楽制作のスタート」 にふさわしいソフトであると確信しております。
 本書を参考に、新しい音楽の扉を開くことを切に願っております。
 なお、本書では第4章でボーカロイドによる基本的な入力、保存、書き出し方法などを解説しておりますが、応用的なパラメーターの働きや高度な設定などについては、ボーカロイドの説明書やほかの専門書などをご覧になることをお勧めします。

版元から一言

VOCALOIDシリーズの爆発的人気で、パソコンで音楽を作ってみようと挑戦する方が急増しているようです。でも、MIDIと言われるパソコンの音楽データを作るとなると、複雑なことが多すぎて挫折してしまった、そんな方も多いと聞きます。
MIDI入力というと、昔はピアノロールと呼ばれる画面でデータを入力していくのが一般的でした。MIDIソフトやDAW(Digital Audio Workstation)と呼ばれる音楽制作ソフトには、楽譜で入力編集するモードもついていたのですが、比較的オマケ的に思われていたそうです。ところが、ある時調査をしてみると、日本では圧倒的に楽譜モードで入力している人が増えているとのこと。実際に、Singer Song Writerシリーズでも楽譜モードを使う人が非常に多いそうです。
そこで、本書は、あえて楽譜モードでMIDIデータを作っていく手順をとりました。また、Singer Song Writerシリーズの中でももっとも安価な《Singer Song Writer Start》を使っています。逆に言えば、Singer Song Writer Startでできることは、上位ソフトの《Singer Song Writer Lite》でも《Singer Song Writer Standard》でも《Singer Song Writer Professional》でもできるからです。
本書は、MIDIソフトやDAWを使うにあたって、これだけ知っていればソフトを扱って自分なりの音楽制作ができる基本を主眼に作られています。「MIDIで音楽を作ってみたけど、なんだか無機質な感じにしかならない」「ボーカロイドで歌わせたものに伴奏をつけたいけど、どうもうまくいかない」という時には、ぜひ本書を参考にしてください。もちろん「これからパソコンで音楽作りをしてみたい」「好きな音楽の楽譜が手元にあるから入力して鳴らしてみたい」そういう方にもぴったりの1冊です。ぜひ活用して音楽でいろいろ楽しんでみてください。

著者プロフィール

目黒 真二  (メグロ シンジ)  (

東京写真専門学校(現・東京ビジュアルアーツ)音響芸術科卒。某楽器店でLM 商品担当として勤務。1994 年渡米し、MI(ミュージシャンズインスティテュート)ベース科に入学。帰国後、ベーシスト/ギタリストとして数々のツアーに参加。またフリーのPA/レコーディングエンジニア/シンセサイザー・マニピュレーターとして活動する傍ら、2000年よりDTM関連/楽器/機器のテクニカルライターとしても活動を始め、現在までに20冊を超える著書を執筆、そして20本を超える教則DVDに出演、また雑誌「サウンド&レコーディングマガジン」、「サウンドデザイナー」などに寄稿している。

上記内容は本書刊行時のものです。