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ソフト付き・フィナーレ・ノートパッド2011活用ガイド
楽譜作成ソフト・はじめの一歩
- 出版社在庫情報
- 品切れ・重版未定
- 初版年月日
- 2011年6月
- 書店発売日
- 2011年6月22日
- 登録日
- 2011年6月4日
- 最終更新日
- 2019年12月3日
紹介
楽譜を手軽に作成できるパソコン・ソフト《Finale NotePad2011》(フィナーレ・ノートパッド2011)の解説書です。ダウンロード購入の方法やインストールなどの初歩から、基礎的な音符の入力方法、装飾記号の使い方など、できること全体を解説しています。《Finale》(フィナーレ)シリーズは、世界中で業界標準として支持されている楽譜作成ソフトウェアの最高峰で、《Finale NotePad》は、その入門版と呼ぶべきソフトウェア。コンピュータで楽譜を作成する楽しさ・便利さを気軽に体験することができます。
パソコンで楽譜を作ってみたい!パソコンで音楽を鳴らしてみたい!そんな方の手始めに最適な1冊です。
目次
はじめに
オリジナルテンプレートについて
記号template の使い方
転調template の使い方
テンプレートを使う際の注意点
第1章 ダウンロード、インストールから起動まで
ステップ1●ノートパッドをダウンロードしよう
動作環境の確認
ダウンロード
ステップ2●インストールしよう
ステップ3●起動しよう
第2章 楽譜を作る基本テクニック
ステップ0●はじめに
ステップ1●五線を準備しよう
セットアップ・ウィザードを開く
タイトルと作曲者を入力する
楽器を選択する
拍子記号、調号を設定する
ステップ2●操作画面
ステップ3●音符を入力しよう
音符入力の基本手順
付点音符を入力する
休符を入力する
和音を入力する
レイヤーを使った入力
音符(休符)を修正する
臨時記号付きの音符を入力する
親切臨時記号を入力する
音符を切り離す/つなぐ
ステップ4●余分な小節を削除しよう
小節を選択する
小節を削除する
ステップ5●ファイルを保存しよう
ステップ6●記号を入力しよう
フェルマータ記号を入力する
反復小節線を入力する
ステップ7●文字を入力しよう
歌詞を入力する
歌詞の入力位置を調整する
テキストを入力する
テキストのフォントとサイズを変更する
テキストを移動する
ステップ8●再生しよう
楽譜を再生する
テンポを調整する
ステップ9●印刷しよう
第3章 一歩進んだ入力テクニック
ステップ0●はじめに
ステップ1●五線を準備しよう
ステップ2●音符入力テクニック
3連符の入力
タイを入力する
パソコンキーボードを使った入力
ステップ3●記号入力テクニック
スタッカート記号を入力する
強弱記号を入力する
テンポ表示を入力する
スラーを入力する
段をまたぐスラーを入力する
ページをまたぐスラーを入力する
スラーを微調整する
クレッシェンド(デクレッシェンド)を入力する
ステップ4●よく使う記号の入力
音符に特殊記号を入力する
アルペジオ記号を入力する
ステップ5●コピーを活用しよう
コピーの基本手順
ページをまたいでコピーする
第4章 Finaleファミリーとしての活用法
ステップ1●Finaleファミリーとは?
ステップ2●Finaleファミリーのファイルを開く
ファイルを開く際の注意点
ファイルを開く
ステップ3●Finaleファミリーのファイルを編集する
編集する際の注意点
音符を編集する
記号を編集する
移調する
ステップ4●Finaleファイルを手に入れよう!
musicsheet
第5章 よくある質問Q
前書きなど
楽譜がパソコンでキレイに作成できるのは知ってるけど、値段も高そうだし、操作も難しそう……とついつい尻込みしがちなアナタに朗報です。
このFinale NotePadなら、値段も超お手頃価格。それに操作も必要最少限の機能に限定されているので入門用に最適です。これはチャレンジするしかない! とはいえ、やっぱり最初は道案内があった方が、スムーズに取り組めるものです。
本書では、Finale NotePad(以降ノートパッド)の入手方法(ダウンロードの方法)、インストールの手順、楽譜作りの基礎からていねいに解説しています。サンプルの楽譜も用意しているので、パソコンとこの本さえあれば、すぐに楽譜作りを始められるようになっています。
また、インターネット環境がない方やダウンロード購入に慣れていない方のために、ソフトなどを収めたCD-ROM付きの本も作りました。
本書は、ダウンロードでノートパッドを購入する方、CD-ROMが付属したバージョンの本書を購入した方、どちらの方でも利用できるように説明しています。特にインストール手順などは、ご自身のソフト入手方法によって、必要な項目をご確認ください。インストールが終わってしまえば、ソフトの操作などは同じです。
このノートパッドはFinaleファミリーの一員です(詳しくは本書第4章で紹介しています)。ハイグレード・ソフトのFinaleやミドル・グレードのPrintMusicとの連係プレーも可能です。つまり、この最新版のノートパッド2011さえ手に入れれば、Finaleファミリーのファイルならどれでも、編集したり印刷、再生できるのです。
さらに、Finale シリーズは、どのソフトも操作方法が共通しています。本書でノートパッドをマスターすれば、これから先アップグレードしたいと考えたときも、スムーズに上位ソフトに移行できることでしょう。
安価とはいえ、なかなか侮れない、活用範囲の広いこのノートパッド。ぜひ本書を参考にして、あなたの音楽シーンを広げてください。
版元から一言
《Finale NotePad2011》は機能が限定された入門者向けバージョンです。しかし、実は本格的な部分も密かに持っています。
例えば、世界中で出版されている楽譜の多くは《Finale》で作成されています。《Finale》が支持されている理由のひとつは、音楽記号のデザインの美しさ。《Finale NotePad2011》には、最高バージョンの《Finale2011》で使われているものと同じ音楽記号フォントが搭載されていますので、複雑な楽譜は作れなくても、非常に美しい音符や装飾記号が使えるようになります。
また、《Finale》シリーズはいずれも操作体系が同一です。使える機能が減っているだけで、基本的な入力方法や編集方法は変わりません。ですから、この《Finale NotePad2011》を使ってみて「あ、これなら使えるな」と思ったら、上位バージョンである、《PrintMusic》(プリントミュージック)や《Finale》を購入しても、基本操作が同じなので最初から戸惑わずに使い始めることができるのです。
その他、このCD-ROMに収録した2000ものオリジナル・テンプレートにも注目です(ダウンロード購入された方はメーカーから入手可能になっています)。このテンプレートを使うことで、《Finale NotePad2011》単独では使うことができない機能などの一部が使えるようになるのです。
「楽譜は読めないけど、手持ちの楽譜がどんな曲なのかが知りたい」という方にもオススメです。
上記内容は本書刊行時のものです。