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Sound it! 活用ガイド
サウンド録音・編集・変換・音楽CD作成ソフトを使いこなしてレコード・カセット等大切な音源を美しいデジタル音にする方法(Sound it!5.0対応)
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2009年7月
- 書店発売日
- 2009年7月21日
- 登録日
- 2010年2月18日
- 最終更新日
- 2017年8月4日
紹介
【Sound it!6.0情報】
本書『Sound it!活用ガイド』はインターネット社の市販ソフト「Sound it!5.0」向けの解説書です。2010年11月に発売された「Sound it!6.0」の解説書は『Sound it!6.0活用ガイド』になります。
LPやカセットテープなどのアナログ音をパソコンに録り込んだり、パソコンで扱えるデジタル音声データを簡単に切ったり貼ったりつないだりと編集するソフト。それがSound it!です。
大事なLPや昔エアチェックしたカセットテープをとってありますか? 場所ばかりとって困る。そんな時はいっそデジタル化してみましょう。
デジタル化すれば、CDにだってできるし、携帯プレーヤーで気軽に持ち出すこともできます。
さらに、レコードやカセットテープ特有のノイズを簡単に除去することもできてしまうのです。
そんな便利なソフト、Sound it!を活用する方法がこの本に詰まってます。
Sound it!5.0 for Windowsを基本に書かれていますが、Sound it!3.0以降のバージョンや、Mac版でもぜひ参考にしてください。
目次
はじめに
序章
名盤を復活させるSound it!とは?
Sound it! ―多機能サウンド編集ソフト―
[column]従来のSound it!との比較
第1章 レコードの音を録音する
1:レコードプレーヤーの種類と接続
レコードプレーヤーの種類
■PHONO端子
■LINE端子
レコードプレーヤーとパソコンの接続
■LINE接続
■PHONO接続
[column]「フォノイコライザー」
■オーディオコンポに含まれているプレーヤーとの接続
[column]オーディオインターフェイスを使う
2:レコードの音を録音する
レコードを再生してみる
■レベルメーターがまったく振れない場合
[column]わからなくなったら書いてみる!「設計図」
入力レベルの調整
■レベルメーターの使い方
■入力レベルの調整
録音操作
■オーディオデータのフォーマット設定
[column]オーディオデータのフォーマット
■実際の録音操作
■覚えておきたい! いろいろな録音操作
データを保存する
■保存したデータの読み込み
3:録音した音を編集する
編集! その前に……(1) 覚えておきたい範囲選択
■マウスを使う方法
■「編集」メニューの「範囲選択」を使う方法
[column]サンプルとは?
編集! その前に……(2) カーソルモードの使い方
■エディットモード
■拡大/縮小モード
編集! その前に……(3) もし、編集操作を間違えたら……
■アンドゥ・リドゥ
■アンドゥ履歴
編集その1 曲頭を整える
■消去
■カット
編集その2 全体を曲単位に分割する
■無音部分を自動検出して分割する
■データに直接分割マーカーを入力する
編集その3 DCオフセットの除去
編集その4 プチプチ音(スクラッチノイズ)を減らす
■Sonnoxノイズリダクションを利用する
[column]レコードの日頃のお手入れ
[column]SonnoxOxfordプラグイン
大切なデータを保存しましょう ~ちょっとひと息~
第2章 カセットテープの音を録音する
1:カセットテープレコーダーの接続
カセットテープレコーダーの準備
[column]カセットMTRの紹介
カセットテープレコーダーとパソコンの接続
■「ウォークマン」との接続
■「ラジカセ」との接続
■「カセットコンポ」との接続
[column]カセットテープ今昔物語
2:カセットテープの音を録音する
[column]タイムシフト録音を利用する
3:録音したデータを編集する
気になる「シー」音を取る方法 ~ヒスノイズを除去する~
こもってしまったテープの音を“クリアなサウンド”に ~イコライザ~
■イコライザ(EQUALIZER)とは?
■グラフィックイコライザ(GRAPHICEQUALIZER)
■「周波数アナライザ」で“探って”、「イコライザ」を効果的に使う
[column]「周波数」
■周波数アナライザを見ながら、イコライザを調整する
[column]いろいろなアナログサウンドを録り込もう
第3章 CD作成
1:オリジナルCDを作る準備
(1)プレイリストの作成
[column]CD-TEXTについて
(2)曲間の調整
■無音時間の調整
■クロスフェードの設定
(3)プレイリストの保存
■プレイリストを読み込む
2:仕上げ
[column]CD-Rの記憶容量
実際のCDへの書き込み
■オート・レベル
■エクスポート機能
第4章 便利機能編
オーディオCDの音を録り込む
ドライブの設定
ICレコーダーの音声を録り込む
■ICレコーダーとパソコンの接続
■ICレコーダーの音声を録り込む
携帯電話のミュージックプレーヤーにデータを転送する
■ファイル形式を変換する
■データを転送する
バッチ処理
番外編
こんなこともできる! ~録音“クオリティ”を極めたい方へ
1:最大音量を揃える
~ノーマライズを使って音量を気にせず音楽鑑賞~
「コンプレッサー/リミッター」を使ってみる
2:もっと音を“大きく・太く”する
~コンプレッサー/リミッターを使う~
詳細設定
■コンプレッサーを極める その(1) “境目”を決めるTHRESHOLD
■コンプレッサーを極める その(2) RATIOで圧縮率を決める
■コンプレッサーを極める その(3) 仕上げは音量調節
■それ以外の設定項目
[column]コンプレッサーとリミッターの違いは?
3:“重低音”を出す ~コンプレッサー+イコライザ~
4:残響をつける ~リバーブ~
基本操作
詳細設定
■SIZE(ルームサイズ)
■TIME(リバーブ・タイム)
■DENSITY(デンシティ)
■PRE-DELAY(プリ・ディレイ)
■HF-DAMP(HF-ダンプ)
■BALANCE(バランス)
[column]ヘッドホンを使う
5:「エコー」を作る ~ディレイ(DELAY)~
基本操作
詳細設定
■DELAY(ディレイ)
■FEEDBACK(フィードバック)
■BALANCE(バランス)
“山びこ”を作ってみよう!
6:フェード・アウトとフェード・インで“スマート”なアルバム作り
フェード・アウト
■フェード・アウト操作手順
フェード・イン
■フェード・イン操作手順
7:逆転! リバース機能
あとがき
前書きなど
私の家にはたくさんのレコードがあります。親が音楽好きで(もちろん私もですが)、若い頃からレコードを買い集めていたようで相当な枚数になります。ビル・エヴァンス、カラヤン+ベルリン・フィルのベートーヴェン「運命」、YMO、さらにはレッド・ツェッペリンなんてのもあり、なかなか名盤揃いです。けれど、残念なことにそれを聴くためのレコードプレーヤーは何年も前に壊れていて、レコードを聴くことができませんでした。「せっかくのレコードがもったいない」と思い、レコードプレーヤーを買いなおそうと考えていました。
そんなとき、パソコンを使って簡単に音楽編集できる“Sound it ! 5.0”のことを思いつきました。
レコードなどのアナログの音データをパソコンを使ってデジタルに変換し、簡単にCD に焼くことができるからです。
さっそくやってみると、意外なほど簡単に、しかも高音質で、レコードをCD にすることができました。むろん、レコードのあの“アナログな音”も捨てがたいのですが、CD の方が保存も容易ですし、自分の好きな曲だけを集めてオリジナルCD が作成できるのは、とても便利です。
本書で説明しているSound it ! 5.0 とSound it ! 5.0 Noise Reduction Pack(以下Sound it !)は、操作画面もシンプルで、初心者でも簡単に操作できるようになっています。……とはいえ、やはり何事も“初めて”はとまどうことが多いもの。
そこで、レコードプレーヤーの選択からCD に焼くまでの一連の手順を、わかりにくい点、つまずきやすいポイントを中心にていねいに解説しています。またレコードプレーヤー以外にもカセットテープやIC レコーダーなどにも触れていますので、必要に応じて該当ページを読んでいただければCD にすることができるようになっています。
本書を片手に、レコードのCD 化をはじめ、楽しいデジタル音楽ライフを満喫するために、Sound it ! を活用していきましょう!
※ Sound it ! にはWindows 版の他、Mac 版もあります。本書ではWindows 版を使って説明していますが、基本的な操作はWindows でもMac でもほぼ同じです。一部、使用するパソコンキーボードのキーやパソコン本体の設定などは異なりますが、適宜、読み替えてご利用ください。
版元から一言
パソコンで音声データを編集するためのソフトとして広く使われているのが、このSound it!というソフトです。音源関連のハードウェアを購入するとOEM版(3.0LE)が付いてくることもあって、利用者が意外と多いようです。その最新版が、Sound it!5.0。そして、高級ノイズリダクション機能を搭載したSound it!5.0 Noise Reduction Packです。日本で作られたソフトだけに分かりやすい表現と操作方法になっていますが、それでも、ちょっとしたところが分からないという人は多いようで、本書を役立てて簡単便利なSound it!を利用していただければと思います。なお、本書はSound it!の開発発売元である、株式会社インターネットに間違い等が無いか確認していただいており、インターネット公認ガイドブックとなっています。
上記内容は本書刊行時のものです。