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ディズニー映画音楽徹底分析
これ1冊でディズニー映画音楽のすべてがわかる
- 出版社在庫情報
- 品切れ・重版未定
- 初版年月日
- 2007年1月
- 書店発売日
- 2006年12月28日
- 登録日
- 2010年2月18日
- 最終更新日
- 2022年4月24日
紹介
アニメを中心とするディズニーが作った数々の映画。その映画に使われている音楽を詳しく検証している本です。数多くの有名な音楽や、クラシックの名曲がどうして採用されたのか。また、その採用へのディズニーの苦悩や戦略も音楽から見えてきます。第二次大戦中のディズニー映画についても触れていて、ディズニー映画の全体像をあらかた知ることができる本にもなっていて、ディズニーファンの方はもちろん、その背景となったアメリカ文化に興味のある方にもお勧めできる1冊です。
目次
第1章 短編映画の音楽
はじめに
短編アニメの音楽
トーキー映画とトーキー・アニメ
音と映像のシンクロ
ウォルト・ディズニーと音楽
音と絵がシンクロした初のトーキー・アニメ『蒸気船ウィリー』
初期短編に使われた音楽ジャンル
初期短編における音楽の使われ方
シリー・シンフォニー
まとめ
初期短編映画における音楽監督・作曲家たち
【コラム】もっと短編映画を楽しみたい
第2章 長編「クラシック」アニメの音楽(1)
『白雪姫』
『ピノキオ』(1940)
『ファンタジア』
『ダンボ』
『バンビ』(1942)
『ラテン・アメリカの旅』(1942)
『三人の騎士』(1944)
【コラム】第二次世界大戦中の短編映画
第3章 クラシック・ディズニー(2)
『メイク・マイン・ミュージック』(1946)
『こぐま物語』『ミッキーのジャックと豆の木』
『メロディ・タイム』(1948)
『イカボードとトード氏』(1949)
『シンデレラ』(1950)
『ふしぎの国のアリス』(1951)
『ピーターパン』
『わんわん物語』(1955)
『眠れる森の美女』
『101匹わんちゃん』(1961)
『王様の剣』(1963)
『ジャングル・ブック』(1967)
作曲家紹介
【コラム】『南部の歌』と『メリー・ポピンズ』
第4章 ウォルトの意志を引き継いだ時代
『おしゃれキャット』(1970)
『ロビンフッド』(1973)
『ビアンカの大冒険』(1977)
『くまのプーさん』(1977)
『きつねと猟犬』(1981)
『コルドロン』(1985)
『オリビアちゃんの大冒険』(1986)
『オリバー:ニューヨークの子猫ものがたり』(1988年)
作曲家紹介
【コラム】80・90年代アメリカの長編アニメの音楽
第5章 新生ディズニー映画の旗手たち
アシュマン=メンケンのコンビ
『リトル・マーメイド』(1989)
『ビアンカの大冒険:ゴールデン・イーグルを救え』(1990)
『美女と野獣』(1991)
『アラジン』(1992)
『ライオン・キング』(1994)
『ポカホンタス』(1994)
『ノートルダムの鐘』(1996)
『ヘラクレス』(1997)
『ムーラン』(1998)
『ターザン』(1999)
『ラマになった王様』(2000)
『アトランティス:失われた帝国』(2001)
『リロ&スティッチ』(2002)
『トレジャー・プラネット』(2002)
『ブラザー・ベア』(2003)
『ホーム・オン・ザ・レンジ』(2004)
まとめ
【コラム】『ファンタジア2000』(2000)
おわりに
前書きなど
ディズニー映画における音楽の重要性には揺るぎのない評価がなされていると思いますが、その基礎は、短編時代から着々と作られてきているといえます。この章では、『白雪姫』以前の短編作品、特にミッキーマウスのシリーズと「シリー・シンフォニー」を中心に、どんな音楽が使われていて、どんな風に作品の一部になっていたかを検証してみます。
版元から一言
ディズニーの映画はカートゥーンからアニメーションへ、さらに実写もと次々に新たな作品を生み出しました。そこには素敵な音楽もいっぱい。でも、ディズニーの映画にとって音楽はけっしてオマケではありませんでした。むしろ、初期の作品においては、音楽こそが映画の中心にあったといっても過言ではないほど、重要視されてきたのです。
ディズニーの映画を音楽という視点で、最初期から解き明かしていくのがこの本です。『蒸気船ウィリー』や『シリー・シンフォニー』『白雪姫』『ピノキオ』、そして戦時のディズニー映画にも触れています。その後の『わんわん物語』や『美女と野獣』『ライオン・キング』そして『ホーム・オン・ザ・レンジ』まで。
この本を読むと、新しいディズニー映画の世界が広がっていきます。
上記内容は本書刊行時のものです。