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安保と原発 石田雄(著) - 唯学書房
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安保と原発 命を脅かす二つの聖域を問う

発行:唯学書房
四六判
362ページ
上製
定価 3,200円+税
ISBN
978-4-902225-69-3
Cコード
C1031
教養 単行本 政治-含む国防軍事
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2012年3月
書店発売日
登録日
2012年2月15日
最終更新日
2012年6月5日
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紹介

「聖域」を作り、問いかけを拒む「中央」の権力と、その権力によって差別され、犠牲にされる「周辺」化された地域。こうした日本の近代的発展の構造が顕著に見られるのが、安保におけるオキナワであり、原発におけるフクシマである。差別と利権と惰性により守られた「聖域」の壁を打ち崩し、すべての命を尊重する社会を実現しない限り、大震災からの復興も、主権国家としての持続的発展もあり得ない。社会科学者であり、軍隊経験者である筆者が、差別と排除を生み出す強者の支配から、信頼と協力と包摂に支えられた共生の世界への道を探る。

目次

序 章 命を脅かす二つの聖域――安保と原発
第1章 安保はなぜ議論されないのか――安保聖域化の歴史的分析
第2章 軍事的抑止力の危うさ――殺人を命ぜられた者の体験から
第3章 市民運動の視点からみた歴史的展開――「平和的生存権」という理念へ向けて
結 章 安保と原発にどう向き合うか――命を大切にする見方から
補 章 2011年9月11日に思う――世界的危機と克服への希望
対 談 開沼博×石田雄 『「フクシマ」論――原子力ムラはなぜ生まれたのか』をめぐって

著者プロフィール

石田雄  (イシダタケシ)  (

1923年青森市生まれ。東京大学名誉教授。
「学徒出陣」から復員後、丸山眞男ゼミに参加し、1949年東京大学法学部卒業。同学部助手を経て、1953年東京大学社会科学研究所助教授、1967年同教授。1984年定年退職後、千葉大学教授、八千代国際大学教授を歴任。
その間、ハーバード大学、エル・コレヒオ・デ・メヒコ(メキシコ)、オックスフォード大学、アリゾナ大学、ダル・エス・サラーム大学(タンザニア)、ベルリン自由大学などで研究・教育にあたる。
軍国青年に育てられた過程を反省するため、明治期以後の政治思想史研究をはじめ、さらに政治過程そのものの研究に及ぶ。また、外国での教育の経験も生かして日本の政治の特徴と社会科学そのものの反省にまで至る。
【著書】『丸山眞男との対話』(みすず書房、2005年)、『一身にして二生、一人にして両身――ある政治研究者の戦前と戦後』(岩波書店、2006年)、『日本の政治と言葉(上)(下)』(東京大学出版会、1989年)、『日本の社会科学』(東京大学出版会、1984年)、『近代日本の政治文化と言語象徴』(東京大学出版会、1983年)、『現代政治の組織と象徴――戦後史への政治学的接近』(みすず書房、1978年)、『日本の政治文化――同調と競争』(東京大学出版会、1970年)、『破局と平和1941~1952』(東京大学出版会、1968年)、『平和の政治学』(岩波新書、1968年)、『現代組織論――その政治的考察』(岩波書店、1961年)、『明治政治思想史研究』(未來社、1954年)、『誰もが人間らしく生きられる世界をめざして――組織と言葉を人間の手にとりもどそう』(唯学書房、2010年)など多数。

追記

【日本図書館協会選定図書】

上記内容は本書刊行時のものです。