.
【利用可】
書店員向け情報 HELP
出版者情報
書店注文情報
在庫ステータス
在庫あり
取引情報
取引取次:
ト|ニ|楽天|JRC|新日本|大学
直接取引:あり(その他)
食料自給率という幻
誰のための農業政策なのか
発行:唯学書房
四六判
192ページ
並製
定価
1,800円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2011年9月
- 書店発売日
- 2011年9月30日
- 登録日
- 2011年9月17日
- 最終更新日
- 2011年10月28日
紹介
食料自給率を高めると国民の生活は豊かになるのか?
経済学の立場から矛盾に満ちた食料自給率に一石を投じるグローバル化時代の食料自給論。
目次
はじめに
第1章 食料自給とはなんだろう
第2章 輸入食料は悪なのだろうか
第3章 なぜ食料自給率だけが問題とされるのだろう
第4章 飢える途上国と世界の食料事情、そして日本
第5章 農業大国・中国とどのように付き合うか
第6章 誰のための「安全」なのだろう
第7章 最適食料自給率とその実現に向けて
おわりに 食料自給率という幻を追いかけてはいけない
版元から一言
食料自給率を高めれば、本当に私たち国民の生活は今よりも豊かになるのでしょうか。
この点に対して、先入観を持たずに再検討してみようという意図から、本書は執筆されました。経済学的思考のもとに書かれていますが、一般読者が予備知識なく読めるよう配慮しました。
本書は、「自給率は上げるべきだ」という立場ではありません。だからといって、「自給率なんて問題ない」という立場でもありません。本書を貫くものはただひとつ、「自給率にこだわってこの国をどうしたいの?」というある意味冷やかな視点です。
野心的ではありますが、食料自給率をテーマとして取り上げることによって、「大事なものは『国益』である」ということを、高校生から一般社会人の皆さんにお伝えしたいという願いから本書は生まれました。本書を通じて、客観的かつ冷静に食料自給率の問題を考えることによって、「国益」について考える契機となっていただければ幸いです。
上記内容は本書刊行時のものです。