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たいせつな家族 犬と猫を看取る
- 出版社在庫情報
- 在庫僅少
- 初版年月日
- 2010年11月
- 書店発売日
- 2010年11月11日
- 登録日
- 2010年10月14日
- 最終更新日
- 2010年11月10日
紹介
ペット高齢化時代を迎え、家族同様の犬や猫をどのように看取るかは、避けて通ることのできない切実な問題です◇本書では、愛する犬や猫との別れを経験した5人の飼い主の物語を掲載◇さらに、動物と人間との間に築かれる〈心の絆〉の秘密を解き明かしながら、介護や看取り、火葬、ペットロスまでを俯瞰して考えます◇さらに、巻末では火葬や葬儀などの実務について紹介するほか、北海道内の時間外診療に対応する動物病院や葬祭業者の一覧などのデータベースも掲載◇たいせつな家族である犬や猫との関係を見つめなおし、その〈看取り方〉から〈別れ方〉までを考える、これまでにない〈飼い主〉啓発の書です。
目次
はじめに
第1章 きみと別れて
∫ たいせつな家族である犬や猫の死を、
∫ 飼い主はどのように受け止め、
∫ どのように乗り越えていけばよいのだろうか
16年間、ありがとう …… くり(犬・オス・16歳)
まるごと愛おしい存在 …… チビ(猫・オス・10歳)
人生のパートナーに寄りそって ……ルル(犬・オス・17歳)
君に会えてよかった …… チビ(猫・メス・16歳)
家族のひとりを突然失って …… チョコ(犬・オス・9歳)
第2章 のこされたもの
∫ 人間と犬や猫が親密な理由を探りながら、
∫ 看取る側の心構えとペットロスについて考える
1 ヒトと動物の絆
一万五千年前から家畜化されてきた犬/わかりあうということ
選び、選ばれる関係/不変の愛/親密さが生む安らぎ
犬や猫に反映される、人間の問題/動物たちの聖・俗・魔
2 看取るということ
健康に老いさせる/試される、飼い主の心構え
死を直視する/治療とターミナルケア/安楽死と向きあう
3 喪の仕事
二人称の死/喪の仕事/のこされたもの/新しい命
補 章 犬や猫との別れ方
∫ 犬や猫を手放さなければならないとき、
∫ そして永久の別れが訪れたとき、
∫ 飼い主はどのように対処すればよいのだろうか
1 もし、犬や猫が飼えなくなったら
自治体などに相談する/動物病院などに相談する
2 火葬などの実務について
荼毘に付す/民間の葬祭業者による火葬/道内自治体による火葬
埋葬について/葬祭業者の選び方
あとがき
【付録】本書関連道内データ
札幌市内と近郊の動物病院
時間外診療をおこなう道内動物病院
道内の小動物葬祭業者
主要参考図書/本書関連ブックガイド
前書きなど
人生の伴侶として生きてきた動物の死を、飼い主の人間はどう受け止め、あるいは乗り越えて行くことができるのだろうか。
ともに生きてきた時間と、喪った後の時間。そうした体験をした人たちのそれぞれの物語に耳を傾け、動物たちの生と死が示唆するものを確かめてみたい。
そこには、この乾いた生気のない時代に、「深く生きる」ことを取り戻す智恵が、何ほどか隠されているように思えるのだ。(「はじめに」より)
上記内容は本書刊行時のものです。