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ハンセン病だった私は幸せ
子どもたちに語る半生、そして沖縄のハンセン病
発行:ボーダーインク
A5判
並製
定価
1,400円+税
- 初版年月日
- 2007年5月
- 書店発売日
- 2007年5月1日
- 登録日
- 2010年2月18日
- 最終更新日
- 2015年8月22日
紹介
「こんにちは、幸子オバアです」病気を隠し続けた苦難の日々、そしてハンセン病違憲国賠訴訟―。ハンセン病回復者の「語り部」として活動を続ける著者が、子どもたちに語る、命の尊さと生きる希望。生みの親を早く亡くし、幼くして街に捨てられた金城幸子は、自分を拾ってくれた育ての母のもとで、 愛情を受けながら子ども時代を過ごす。8歳でハンセン病を発症し、母と離ればなれの療養所生活が始まった。 岡山の高校への進学、本土での生活、結婚、出産を経ながらも、夫にすらハンセン病のことを隠し続ける毎日が続いた。多くの回復者たちが立ち上がった「ハンセン病違憲国賠訴訟」に、幸子もかかわることとなる。自分の人生を歩み直すために。そして人間回復を目指して-。沖縄では、ハンセン病に関する制度などが、本土のものとは大きく違っていた。 沖縄戦下、米軍による療養所の空襲。米軍統治下においては本土とは異なる法制度が取られ、物資が慢性的に不足し、また医者や薬品も不足していた。戦後沖縄におけるハンセン病史を学び、知るためにも必読の書である。
目次
はじめに 第一章 出生からハンセン病発症まで 第二章 沖縄愛楽園での生活
第三章 岡山の高校へ進学、九州での就職 第四章 沖縄に戻り、結婚、出産。そして再入所 第五章 国家賠償訴訟を経て、未来へ あとがき 資料編 ハンセン病をもっとよく知るために
上記内容は本書刊行時のものです。