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地域農業計画の予測と分析
マルチエージェントシミュレーション
- 初版年月日
- 2014年4月
- 書店発売日
- 2014年4月21日
- 登録日
- 2014年4月3日
- 最終更新日
- 2015年9月7日
紹介
「マルチエージェントシミュレーション」というツールを使い、パソコンで平易に地域農業の将来予測を可能にする-その方法と手順を実際のデータを使い、わかり易く解説する。農業の現場を変え、地域農業計画の策定から円滑な合意形成へ-地域農業の未来はこの手に。
目次
まえがき
1章 意思決定支援のための地域農業計画モデル
1.地域農業に関するさまざまな数理モデル
(1)線形計画モデル/(2)統計数理モデル/(3)非集計モデル
2.既存モデルとの比較による新たなモデルの必要性
第2章 MASとは
1.農村という社会システム
2.社会システムを「記述」して「予測」する試み
3.MASとは
(1)概念としてのマルチエージェントシステム/(2)シミュレーションモデルへの実装/(3)モデルを構築するためのさまざまなツール
第3章 ソフトウェアを使ってみる
1.利用の準備
2.実際にモデルをつくる
(1)ファイルの作成/(2)空間を作成する/(3)エージェントを配置する/(4)変数を追加する/(5)ルールを記述する/(6)結果を出力する
3.シミュレーション結果のデモンストレーション
第4章 地域農業計画のためのMASモデルの構築
1.どのような課題に適用するか?
(1)MAS適用の背景/(2)対象地域とその地域条件/(3)研究の流れ
2.モデルの設計
(1)モデル空間の設計/(2)種別毎のエージェントの配置
3.エージェントの構造設計
(1)エージェントの組成/(2)意思決定フローチャート(行動ルール)/(3)相互作用の構造
4.モデルを構築するにあたっての注意事項
(1)現実の情報を入力するための社会調査/(2)入力する情報の影響の違い
第5章 シミュレーションの実行結果
1.ケーススタディの設計
(1)モデルの微調整/(2)その他シミュレーション全般に関する仮定事項
2.シミュレーションを実行する
(1)実行前のデータログ設定/(2)シミュレーション結果とその解釈
3.結果の活用方法の提案
第6章 本書の意義と成果
参考文献
あとがき
【解題】
農村計画におけるシミュレーション分析の役割について考える
吉田謙太郎(長崎大学)
上記内容は本書刊行時のものです。