版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
鯨塚からみえてくる日本人の心 Ⅱ 細川 隆雄(編著) - 農林統計出版
....
【利用不可】

書店員向け情報 HELP

鯨塚からみえてくる日本人の心 Ⅱ (クジラズカカラミエテクルニホンジンノココロ ツー) 鯨の記憶をたどって西海域へ (クジラノキオクヲタドッテニシカイイキヘ)

社会科学
このエントリーをはてなブックマークに追加
四六判
244ページ
上製
定価 2,400円+税
ISBN
978-4-89732-247-6   COPY
ISBN 13
9784897322476   COPY
ISBN 10h
4-89732-247-2   COPY
ISBN 10
4897322472   COPY
出版者記号
89732   COPY
Cコード
C0039  
0:一般 0:単行本 39:民族・風習
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2012年3月
書店発売日
登録日
2012年2月7日
最終更新日
2015年9月9日
このエントリーをはてなブックマークに追加

書評掲載情報

2012-06-17 毎日新聞
評者:  
MORE
LESS

紹介

 日本各地には数多くの鯨にまつわる史跡がある。本書は、長崎、佐賀、山口にわたる西海域の鯨にまつわる有形・無形の記憶から、伝統的な地域文化を探る。残された史跡や伝承から、日本人がもつ高い精神性が垣間みえ、その根本を探る旅が続いている。
 「鯨塚からみえてくる日本人の心 -豊後水道海域の鯨の記憶をたどって-」(2008年)の続編。

目次

第一章 玄界灘で聞いた鯨骨切り唄 ―佐賀県呼子・壱岐の鯨史跡と「呼子鯨組」の鯨文化普及活動― 
 一 イカの臭いがただよう呼子で出会った最高の鯨肉/二 中尾鯨組と鯨塚/三 尾上岬で鯨骨切り唄を聞き旧中尾家住宅へ/四 呼子町小川島鯨史跡をたどる ―鯨見山ハイキングでハイヤ節を聞く―/五 呼子町神集島の鯨の背に乗った恵比寿様/六 壱岐の巨大鯨塚と弥生土器に刻まれた捕鯨絵 ―土肥鯨組の阿呆塀の謎―/七 「呼子鯨組」の鯨文化普及活動/八 呼子鯨組の活動に刺激され「鯨フェスティバル in 鹿児島」で情報発信
第二章 会場一杯に響きわたった羽ざし太鼓 ―長崎県新上五島町有川の鯨史跡と全国鯨フォーラム―
 一 有川鯨組はどのように興ったか/二 有川の鯨塚と鯨見山/三 海童神社と弁財天/四 「全国鯨フォーラム 2008 in 新上五島」で情報発信/五 フォーラムでアンケート調査の実施
第三章 幸田露伴の小説「いさなとり」の海へ ―長崎県生月の鯨史跡と益富鯨組の盛衰―
 一 九州西北の果て、生月島へ/二 益富組はなぜ日本一になれたのか/三 益富組衰退の原因を探る/四 益富組の残した史跡をたどる/五 博物館「島の館」で見たもの聞いたもの/六 生月での鯨文化を維持発展させるための取り組み
第四章 伊予の鯨塚から西海域の鯨塚へ、自己実現に挑む ―紙芝居「金子みすゞと鯨法会のお話」の創作・実演とその反響―
 一 紙芝居作りの背景と金子みすゞの鯨法会/二 紙芝居のストーリーを固めるために金子みすゞの故郷へ/三 紙芝居のストーリー・シーンの具体化/四 中学校で創作紙芝居の実演 ―ほろ苦いデビュー―/五 紙芝居の効果に関するアンケートの結果および分析/六 桑原中学校で上演した創作紙芝居の感想文
第五章 山口県長門市通浦にひびきわたった鯨唄 ―金子みすゞの詩「鯨法会」から見えてくるもの―
 一 金子みすゞが愛した長門市仙崎・通浦の自然/二 仙崎の海を見ながらバーベキュー/三 みすゞ記念館を訪ね、みすゞ通りを散策/四 「鯨法会」からみえてくる日本人の心/五 みすゞの父の故郷、長門市通浦のくじら資料館を訪ねて/六 通浦に響きわたった鯨唄/七 鯨塚、鯨史跡を訪ねて日本人の心を探る/八 みすゞの見果てぬ夢  

著者プロフィール

細川 隆雄  (ホソカワ タカオ)  (編著

愛媛大学農学部教授

上記内容は本書刊行時のものです。