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伝統的和船の経済
地域漁業を支えた「技」と「商」の歴史的考察
発行:農林統計出版
四六判
180ページ
並製
定価
1,900円+税
- 初版年月日
- 2010年10月
- 書店発売日
- 2010年10月22日
- 登録日
- 2010年9月24日
- 最終更新日
- 2015年9月10日
受賞情報
漁業経済学会 奨励賞(2010年度)
紹介
姿を消しつつある「和船」。本書は、漁業と和船を巡る諸活動とそれに関連した産業、その社会的分業体制、あるいはそこに関わる人々の社会関係を捉える。とくに、造船材料の生産・流通そして、林業と地域漁業との連関性を歴史的に考察する。
目次
序 章
第1章 漁業と和船の周辺
はじめに/日本の漁業技術と残り続けた和船の形/漁業と漁船の地域性/和船を巡る経済と技
第2章 和船と森林の関係 -造船材に関連する「技」から見る構造的諸問題-
はじめに/課題へのアプローチについて/小型漁船造船業とその変遷/船体部材ができるまでの過程とその特徴/造船材の流通とその変化
第3章 ブランド造船材「弁甲」の産業システム
はじめに/弁甲材とそれを取り巻く経済を見る視点/弁甲材の需給と流通/生産と流通の担い手の動向/弁甲材の流通を巡る組織/調査を終えて、弁甲材の経済と産業システムを考える
第4章 FRP産業の市場進出と造船所の対応
はじめに/FRP素材への展開過程/中小造船所の対応/漁船の市場特性と中小・大手の市場動向/なぜ、新経済=FRP造船市場が急拡大したのか
終 章
上記内容は本書刊行時のものです。