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イノベーション・シンキング
誰でもすごい発想ができるようになる10のステップ
- 初版年月日
- 2007年8月
- 書店発売日
- 2007年8月15日
- 登録日
- 2010年2月18日
- 最終更新日
- 2015年8月22日
紹介
『ウミガメのスープ』でも話題になった「水平思考」(ラテラル・シンキング)とは、これまでの「原因から結果が生まれる」という因果関係的思考とは全く違う視点から、イノベーション(仕事の変革)に向けた全く新しいものの見方をすること。
実はこの発想法は、生まれつき特別の人が持っているものではなく、トレーニング次第で誰でも身につけることができ、それによってクリエイターだけではなくすべての職種の人たちが、日々の仕事を変えていけるものなのです!
本書では、すごい発想ができるようになる10のスキルを、これまでに成功したイノベーションの例を引きながら紹介し、アイデアを実行することによっていかに日々の仕事が変わるかについてわかりやすく解説しています。クイズ、エクササイズ例も収録しており、チーム・会社の演習にも役立つ内容です。
目次
0 いま必要なのは、イノベーションを起こせる思考力。
ただの創造力ではだめだ!
パート1 水平思考10のスキル
スキル1 前提を疑う
スキル2 探り出す質問をする
スキル3 見方を変える
スキル4 奇抜な組み合わせをしてみる
スキル5 アイデアを採用し、応用し、さらに改良する
スキル6 ルールを変える
スキル7 アイデアの量を増やす
スキル8 試してみて、評価する
スキル9 失敗を歓迎する
スキル10 チームを活用する
パート2 イノベーションのための組織づくり
1 あなたの会社の革新度は?
2 ビジョンをつくって伝える
3 ビジョン実現へのステップ
ステップ1 権限を与える
ステップ2 コミュニケーションを通じて恐れを減らす
ステップ3 予備プランを用意する
ステップ4 環境を整備する
ステップ5 目標に集中する
ステップ6 イノベーションの技術を使う
4 ありがちな誤りーー創造力を押しつぶす12の悪習
悪習その1 アイデアを批判する
悪習その2 ブレーンストーミングを軽視する
悪習その3 問題を抱え込む
悪習その4 イノベーションに効率を求める
悪習その5 過労を美とする
悪習その6 計画にないことをしない
悪習その7 失敗した人を責める
悪習その8 新しい事業にすぐに結果を求める
悪習その9 すべてをアウトソーシングする
悪習その10 内部から昇格させる
悪習その11 通常のラインに革新プロジェクトを委ねる
悪習その12 訓練しない
付録1 チームの創造力を高めるゲーム
付録2 水平思考パズルの答え
版元から一言
発想力が求められているときに限っていいアイデアが出ないってこと、よくありませんか?
本書では、「前提を疑う」「あり得ない組み合わせをする」「ルールを変える」など、「すごい発想」ができるようになる10のスキルが紹介されており、創造力は訓練次第で身につけられるんだ!(私も含めてですが)と思わせてくれるものになっています。
また本書には、楽しい「水平思考パズル」を15題収録。『ウミガメのスープ』で話題となったあのクイズです。
「すごい発想」ができるようになると、解けるかも??
たとえば・・・
「ある寒い雨の夜、あなたはスポーツカーを運転していた。
バス停を通過したとき、3人の姿を見た。
一人は20年ぶりに見る学生時代の親友。
一人はあなたの理想の異性。
そしてもう一人は重病の老婦人。
しかし、車にはあと一人分の座席しかない。
あなたを含め、すべての人を満足させる方法は?」
答えは本書を見てください。
そして、この「水平思考」を身につければ、仕事上でイノベーションが起こせるようなるはずです!
上記内容は本書刊行時のものです。