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シュロス法による側弯症治療 クリスタ・レーネルト・シュロス(著) - ガイアブックス
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シュロス法による側弯症治療

B5変型判
縦276mm 横201mm
240ページ
上製
定価 4,800円+税
ISBN
978-4-88282-941-6
Cコード
C3047
専門 単行本 医学・歯学・薬学
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2015年5月
書店発売日
登録日
2015年3月17日
最終更新日
2015年5月29日
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紹介

確立されて以来、長らく側弯症の保存的治療において確固たる地位を占めてきたシュロス法。本書は、重度の側弯症にも有効とされるシュロス法の三次元的側弯症治療の実践的専門書である。シュロス法では、弯曲し捻れた脊柱をまっすぐにするためのさまざまなエクササイズと特別な呼吸テクニックを組み合わせ、個別のケースに適した修正運動を患者自ら行う。最新のエビデンスに基づく、側弯症の診断所見や根拠などの基礎知識から運動の方針と提案まで、幅広い知識と技術が習得できる。成功例の治療経過やシュロス法の歴史的な成り立ちも紹介し、歴史と現在、原理と最新治療から包括的にシュロス法を解説。豊富な写真と図表で効果的な実践へと導く。シュロスセラピストだけでなく、シュロス法習得をめざす理学療法士、運動療法士に、あるいはシュロス法における施術者育成の際の参考書としても大いに活用できる。オールカラー。

◎原著第8版のポイント
・全面的な改訂および構成の刷新
・最新の科学的知見すなわちエビデンスに基づく内容の増補
・新たなカラー写真を多数追加

目次

監修者序文/原著2版の序文/まえがき/原著7版のまえがき/謝辞/凡例・略語

A シュロス法の誕生と変遷
1 呼吸整形外科システムとしてのシュロス法の成り立ち

B 側弯症
2 側弯症の基礎知識
2.1 定義
2.2 側弯症の原因
 2.2.1 脊柱が正常な位置から偏位する理由/2.2.2 筋膜の役割
2.3 整形外科的分類
 2.3.1 従来の計測法/2.3.2 最新の計測法
2.4 側弯症の分類
 2.4.1 重症度による分類/2.4.2 年齢による分類
2.5 補助具の選択
 2.5.1 コルセット/2.5.2 理学療法で注意すべき要因/2.5.3 治療のレベル/2.5.4 脊柱のモビライゼーションおよびマニピュレーション
2.6 疼痛
2.7 脊柱変形のリハビリテーション・コンセプト
 2.7.1 リハビリテーションの内容/2.7.2 エビデンスと評価
3 シュロス法による側弯症の評価
3.1 身体の面と軸.
3.2 肩と頸部を含む体幹の区分
 3.2.1 矢状面の身体の異常な静力学/3.2.2 骨盤の位置が体幹の姿勢パターンに及ぼす作用
3.3 姿勢偏位:3B、3BH、4B、4BH31
 3.3.1 シュロス法の用語/3.3.2 側弯症のパターン/3.3.3 矢状面の脊柱障害のパターン1(M1)/3.3.4 矢状面の姿勢偏位/3.3.5 前額面の姿勢偏位
3.4 側弯症の脊柱の回旋力
4 側弯症による病態生理学的な変化
4.1 呼吸
 4.1.1 基礎的考察/4.1.2 側弯症の呼吸パターン/4.1.3 回旋─直角─呼吸
4.2 心肺機能の低下
4.3 側弯症の影響を受ける筋
 4.3.1 腹筋/4.3.2 腰方形筋および深部の姿勢保持筋/4.3.3 腸腰筋/4.3.4 脊柱起立筋:背部伸筋/4.3.5 内在筋/4.3.6 広背筋/4.3.7 斜角筋/4.3.8 胸筋/4.3.9 胸部全体の静力学的な結果

C シュロス法の治療
5 シュロス法の三次元的側弯症治療
5.1 シュロス法の呼吸整形外科
 5.1.1 概要/5.1.2 換気のエクササイズ/5.1.3 随意運動の訓練および呼吸運動の矯正/5.1.4 シュロス法の側弯症治療の基盤/5.1.5 エクササイズの手順の基礎的考察(右胸椎側弯症の場合)
5.2 所見、治療目的、治療計画
 5.2.1 側弯症の所見/5.2.2 カーブの所見
5.3 三重カーブ側弯症:形状偏位の矯正の理論と実践
 5.3.1 三つの「ブロック」の概念的区分/5.3.2 三重カーブ側弯症の骨盤矯正の原理/5.3.3 減捻された体幹部分の反対回旋を組み合わせた「回旋─直角─呼吸」
5.4 四重カーブ側弯症:理論的考察
 5.4.1 腰仙椎カーブ側弯症/5.4.2 四重カーブ側弯症の矯正の原理
6 エクササイズの確認:検査画像の批判的考察
6.1 検査画像から分かること
 6.1.1 現状/6.1.2 あるべき状態
6.2 エクササイズの考案
7 不適切なエクササイズと日常の姿勢
7.1 不適切な運動
 7.1.1 胸椎の屈曲/7.1.2 カーブをなおす体操/7.1.3 体幹の運動
7.2 推奨される矯正
7.3 実践的な助言
8 開始肢位と臥位
8.1 臥位で用いる用具と補助具
8.2 患者の臥位
 8.2.1 頭部の枕なしの背臥位/8.2.2 腹臥位/8.2.3 側臥位
8.3 その他の開始肢位
 8.3.1 座位/8.3.2 四つ這い位/8.3.3 低体位の滑り止め/8.3.4 膝立ち位/8.3.5 立位
9 機能別エクササイズの戦略および提案
9.1 シュロス法のエクササイズの戦略
9.2 基本のエクササイズ
 9.2.1 筋肉シリンダー/9.2.2 ねじり座位/9.2.3 四つ足/9.2.4 上方伸ばし/9.2.5 低体位の滑り止め/9.2.6 浮遊肋骨/9.2.7 腹筋/9.2.8 腰方形筋と深部の姿勢保持筋
9.3 肋木のエクササイズ
 9.3.1 斜め十字/9.3.2 シーソーのエクササイズ/9.3.3 「自転車こぎ」/9.3.4 肋木の前で体幹を斜めに旋回するエクササイズ/9.3.5 その他の肋木のエクササイズ
9.4 修正のエクササイズ
 9.4.1 「大きな弓」/9.4.2 「斜めの牽引」/9.4.3 「懸垂」/9.4.4 項部のエクササイズ(胡座)/9.4.5 背臥位の後方圧迫/9.4.6 ねじり座位/9.4.7 台上の側臥位で上体を「浮かせる」エクササイズ(介助あり)/9.4.8 「羽」と介助のグリップ/9.4.9 二本の棒の間の上方伸ばし(胡座)
9.5 筋伸張による筋力強化のエクササイズ.123
 9.5.1 二本の棒の間の尾骨座りおよび坐骨座り(胡座)の訓練/9.5.2 側臥位の骨盤の持ち上げ/9.5.3 オールと固定バンドを用いた等尺性収縮による抵抗下エクササイズ/9.5.4 背臥位の固定バンドを用いた等尺性収縮による抵抗下エクササイズ/9.5.5 側臥位の固定バンドを用いた等尺性収縮による抵抗下エクササイズ/9.5.6 四つ這い位の滑り止め
9.6 頸部のエクササイズ
 9.6.1 頭位の正誤の知覚128/9.6.2 頭部を側方に傾ける/9.6.3 頭部を斜めに傾ける/9.6.4 側臥位の頭部の後方圧迫:「扇のエクササイズ」
9.7 ゴムバンドを用いたエクササイズ.129
 9.7.1 概要/9.7.2 「路面電車のつり革のエクササイズ」
9.8 腰仙椎カーブおよび骨盤の位置異常の矯正のエクササイズ
9.9 足部と下肢:支持基底の安定のエクササイズ
9.10 シュロス法の矯正的形成のまとめ
 9.10.1 三重カーブ側弯症(3B、3BH)/9.10.2 四重カーブ側弯症(4B、4BH)
10 症例
10.1 治療経過
 10.1.1 「島」の症例/10.1.2 特発性側弯症の29歳女性/10.1.3 ショイエルマン病の13歳女児/10.1.4 特発性側弯症の14歳女児/10.1.5 ショイエルマン病の17歳男性/10.1.6 初期の左胸椎側弯症の10歳女児/10.1.7 右凸側弯症の16歳女児/10.1.8 左凸側弯症の9歳女児/10.1.9 右胸椎側弯症/10.1.10 右胸椎側弯症の19歳女性/10.1.11 胸腰椎側弯症の16歳女児/10.1.12 右胸椎側弯症の14歳女児/10.1.13 ミルウォーキー型コルセット装着の10歳女児/10.1.14 右胸椎側弯症/10.1.15 右胸椎側弯症の13歳女児/10.1.16 ポリオによる側弯症の10歳女児/10.1.17 特発性側弯症の16歳女児/10.1.18 腰仙椎カーブの15歳女児
10.2 難症例:症例A-Z.153
 10.2.1 症例A:回旋滑りを防止する腰椎の手術/10.2.2 症例B:不適切な運動療法の結果とその補正/10.2.3 症例C:上体の側屈(骨盤と反対側)の作用を説明する画像/10.2.4 症例D:静力学的原因を有する先天性側弯症/10.2.5 症例E:ギプスベッドによる矯正後/10.2.6 症例F:胸椎を真直ぐにすることによる腰椎の移動/10.2.7 症例G:前思春期不安定側弯症/10.2.8 症例H:ショイエルマン病を合併した硬化した/後側弯症/10.2.9 症例I:シュロス法のエクササイズ治療のX線画像所見についての考察/10.2.10 症例J:脊柱の直立化の代償としての腰仙椎カーブ/10.2.11 症例K:上体の側屈による滑り回旋/10.2.12 症例L:思春期/10.2.13 症例M:移動した胸骨の矯正/10.2.14 症例N:肩甲帯の矯正/10.2.15 症例O:前方肋骨隆起の矯正/10.2.16 症例P:平背/10.2.17 症例Q:補高/10.2.18 症例R:非定型側弯症/10.2.19 症例S:身体の異常な静力学の矯正/10.2.20 症例T:座位後弯/10.2.21 症例U:脊椎すべり症/10.2.22 症例V:凹円背/10.2.23 症例W:椎骨の回旋滑り/10.2.24 症例X:胸腰椎側弯症/10.2.25 症例Y:腰椎の二重カーブ/10.2.26 症例Z:多重カーブ側弯症
10.3 頭位
10.4 患者による報告
10.4.1 43歳女性の手紙の抜粋/10.4.2 65歳女性の報告/10.4.3 10年間の治療経過/10.4.4 81歳男性の報告/10.4.5 84歳女性の報告/10.4.6 32歳女性の報告

D 記録と評価
11 治療経過/結果の記録
11.1 写真/ X線画像の確認
11.2 標的の筋の表面筋電図検査
11.3 スコリオメーター
11.4 肺機能検査
 11.4.1 肺活量の変化/11.4.2 胸郭拡張差の変化/11.4.3 呼気時間の変化および水平面の胸郭幅の変化
11.5 脈拍の測定

E さらなる側弯症治療
12 バート・ゾーベルンハイムのカタリーナ・シュロス病院の治療
12.1 治療の流れの概要
12.2 適応と禁忌
13 日常生活の整形外科的調整
13.1 整形外科的な日常的運動
13.2 矯正姿勢の日常生活への組み入れ

専門用語および外来語/解剖学用語集/参考文献/索引/著者紹介・監修者紹介

著者プロフィール

クリスタ・レーネルト・シュロス  (Christa Lehnert-Schroth)  (

1924 年マイセンで生まれる。約50 年にわたり理学療法士として側弯症治療にあたる。母親が開発した呼吸整形外科システム・シュロス法により、多くの治療成果を上げている。1961 年から1995 年まで、医師らの協力の下、バート・ゾーベルンハイムのカタリーナ・シュロス病院の院長を務める。理学療法士や医師向けの多数の講演、論文、講習、映像メディア、また患者の自宅訓練のためのレコードなどで、シュロス法の三次元的側弯症治療を実演している。これらを通じて、多くの患者を助け、母親が残した功績が評価されることに努めている。

吉水 淳子  (よしみず じゅんこ)  (翻訳

奈良女子大学文学部社会学科哲学専攻を卒業後、大阪府立大学大学院綜合科研究学科文化学専攻を修了。医薬翻訳者として、独語および英語の翻訳を手掛ける。訳書に、『クラニオセイクラル・オステオパシー』『エビデンスに基づく高齢者の作業療法』(いずれもガイアブックス)など。

上記内容は本書刊行時のものです。