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障害者の芸術表現
共生的なまちづくりにむけて
- 出版社在庫情報
- 品切れ・重版未定
- 初版年月日
- 2013年2月
- 書店発売日
- 2013年2月9日
- 登録日
- 2012年10月17日
- 最終更新日
- 2023年6月16日
紹介
近年「障害者によるアート」が新聞紙上や各メディアへの掲載が増えている。しかし、そこには「障害者の」という前置きが必ず加わる。「 表現者」によるアート作品そのものを鑑賞することが、なぜできないのだろうか?
本書は従来の障害者作品のイメージを一新し、鑑賞できる場をつくる試みと、作品の正当な評価をめざして国内外で活動する先駆的なグループの活動を紹介する。既存の福祉制度が行き詰まり、新たな社会保障制度が早急に求められる中、障害者の自由な芸術表現を行える、社会環境の整備=すべての人が暮らしやすい社会システム構築への展望を描く注目の一冊。
目次
本書で紹介する主な団体、事業と取り組み
「ボーダレス・アートミュージアムNO-MA」滋賀県社会福祉事業団による障害者と健常者、福祉とアート、アートと地域社会など、様々なボーダー(境界)を越えてゆく事をコンセプトにヨーロッパの美術館
との連携も積極的に展開する試み。
「たんぽぽの家」奈良発、障害者の自己主張の場づくり。詩や舞台などのコンサート活動や絵画や書などの芸術表現と、「エイブルアート・カンパニー」による積極的な企業コラボレーションでの障害者観の転換を図る。
「アトリエ インカーブ」知的障害者のためのアートスタジオ。芸術作品の正当な評価を求めニューヨークへなどのアート市場へ積極的に進出。アーティスト(障害者)の働き方の多様性と生活基盤、プライドの構築をミッションに掲げ事業展開を続ける。
「アートを活かした障がい者の就労支援事業」大阪府の取り組み。障害の有無に関係なく希望者が自由に作品を出品でき、来場者が自由に鑑賞、購入ができるなどの機会の平等を保障し持続可能なシステムの構築に向けて官民の協働を推進する。
上記内容は本書刊行時のものです。