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表皮と核 ニコラ・アブラハム(著) - 松籟社
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表皮と核
原書: L’écorce et le noyau

発行:松籟社
四六判
539ページ
並製
定価 4,200円+税
ISBN
978-4-87984-326-5
Cコード
C0011
一般 単行本 心理(学)
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2014年3月
書店発売日
登録日
2014年4月16日
最終更新日
2014年4月16日
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紹介

フロイトの精神分析理論の制約を解除し、「精神分析」を広く開いた本書は、デリダはじめ数多くの思想家の注目の的となってきた。
刊行いらい、心理学・精神分析という領域を越えて、フランスの知的風景のなかで測り知れない影響を及ぼしてきた名著、待望の邦訳刊行。

目次

第Ⅰ部 諸学の学としての精神分析
『タラッサ』序文
象徴 あるいは現象の彼岸
構造および発生に関して精神分析が含意する事柄についての現象学的省察
時間、リズム、および無意識─精神分析的美学のための省察

第Ⅱ部 取り込み的関係にある〈触れる―触れられる〉こととしての「私は―私を」
取り込みの「罪」 閑談
女性における「ペニス羨望」の意味
…について
メラニー・クラインとは誰か?

第Ⅲ部 精神分析の概念構成再構築に向けてのアナセミー的大文字
表皮と核

第Ⅳ部 〈自我〉の直中のクリプト いくつかの新しいメタ心理学的な展望
喪の病と妙なる屍体のファンタスム
〈現実〉の局所構造
喪あるいはメランコリー─取り込むこと―体内化すること
プシコアナリシス・リトグラフィカ
失われた対象─自我 クリプト内的同一化についての註釈
自己―対―自己の病い 「心身医学」についての会話の覚書

第Ⅴ部 大文字の子どもと双数的一体性
大文字の〈子ども〉あるいは発生の起源
「子性本能」の導入にあたって
言語活動の意味生成性の源:しがみつきというアナセミー的欲望に関する虚偽の中での交感

第Ⅵ部 無意識における亡霊の働きと無知の掟
双数的一体性と亡霊に関するセミナーのノート
亡霊についての略註
恐怖の物語 恐怖症の症状:抑圧されたものの回帰か亡霊の回帰か?
ハムレットの亡霊、あるいは「真実」の幕間に続く第六幕

訳者あとがき

著者プロフィール

ニコラ・アブラハム  (

ハンガリー生まれ。ナチズムの迫害を逃れフランスに避難。
トロークとの共著である本書『表皮と核』は、すでに12を超える言語に翻訳されている。本書以外のトロークとの共著に『狼男の言語標本』(法政大学出版局、2006年)、Le Cas Jonas, Flammarion, 1981, Rythmes : de l’œuvre, de la traduction et de la psychanalyse, Flammarion, 1985.がある。

マリア・トローク  (

ハンガリー生まれ。共産主義の台頭を逃れフランスに避難。
ニコラ・アブラハムと共に臨床的発見を手がかりにフロイト理論の問い直しを行なう。アブラハムとの共著以外に、Questions à Freud, Du devenir de la psychanalyse, Flammarion, 1998.(ニコラス・ランドとの共著)がある。

大西 雅一郎  (オオニシ マサイチロウ)  (監訳

成蹊大学教員。専攻はフランス現代思想・文学。
訳書にJ=L・ナンシー『脱閉域 キリスト教の脱構築1』(現代企画室)、Ph,ラクー=ラバルト『近代人の模倣』(みすず書房)、ジャック・デリダ『友愛のポリティックス』(共訳、みすず書房)、同『絵葉書(Ⅰ)』(共訳、水声社)など。

山崎 冬太  (ヤマザキ フユタ)  (監訳

東北大学大学院文学研究科博士課程修了。現在、東北学院大学教養学部准教授。専攻はフランス近代文学・思想。
著書に『危機を読む──モンテーニュからバルトまで』(共著、白水社) 、訳書にJ=D・ナシオ『ラカン理論 5つのレッスン』(共訳、三元社)がある。

阿尾 安泰  (アオ ヤスヨシ)  (

東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。現在、九州大学大学院言語文化研究院教授。専攻は18世紀フランス文学思想、フランス現代思想。
訳書にサミュエル=オーギュスト・ティソ+ビアンヴィル『性: 抑圧された領域〈十八世紀叢書〉』(国書刊行会)などがある。

阿部 宏慈  (アベ コウジ)  (

東北大学大学院文学研究科博士課程中退。現在、山形大学教授。専攻はフランス文学、表象文化論。
著書に『プルースト 距離の詩学』(平凡社)など。訳書にデリダ『絵画における真理』上下巻(共訳、法政大学出版局)などがある。

泉谷 安規  (イズミヤ ヤスノリ)  (

東北大学大学院文学研究科博士後期課程単位修得満期退学。現在、弘前大学人文学部准教授。専攻はフランス文学、フランス思想。
訳書にジャン=ピエール・デュピュイ『犠牲と羨望』(共訳、法政大学出版局)がある。

梅木 達郎  (ウメキ タツロウ)  (

東北大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学。元東北大学大学院国際文化研究科助教授。専門はフランス現代文学・現代思想。
著書に『脱構築と公共性』(松籟社)、『支配なき公共性』(洛北出版)など。訳書にミッシェル・ドゥギー『尽き果てることなきものへ』ジャック・デリダ『火ここになき灰』(ともに松籟社)などがある。

熊本 哲也  (クマモト テツヤ)  (

東北大学大学院文学研究科博士課程後期単位取得満期退学。現在、岩手県立大学共通教育センター准教授。専攻はヨーロッパ18世紀思想、フランス語教育。
著書に『カドラージュ―フランス語文法』(共著、駿河台出版社)がある。

佐々木 俊三  (ササキ シュンゾウ)  (

東北大学大学院文学研究科博士課程中退。現在、東北学院大学副学長、同大学教養学部教授。専攻は哲学(ヘーゲル、ハイデガー)、フランス現代思想、精神分析。
訳書にノーマン・O・ブラウン『ラヴズ・ボディ』(共訳、みすず書房)などがある。

髙井 邦子  (タカイ クニコ)  (

立教大学大学院文学研究科修士課程修了。専攻はフランス文学、特に19世紀小ロマン派を専門とする。
訳書にアニー・アンジュー『特性のない女』(共訳、言叢社)、 フェリックス・ナダール+ポール・ナダール『パリの肖像 ナダール写真集』(共訳、立風書房)など。

上記内容は本書刊行時のものです。