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特別支援を難しく考えないために 堅田 利明(著/文) - 海風社
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特別支援を難しく考えないために (トクベツシエンヲムズカシクカンガエナイタメニ) 支援教育が子ども達の心に浸透するように (シエンキョウイクガコドモタチノココロニシントウスルヨウニ)

教育
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発行:海風社
A5判
224ページ
並製
定価 1,500円+税
ISBN
978-4-87616-013-6   COPY
ISBN 13
9784876160136   COPY
ISBN 10h
4-87616-013-9   COPY
ISBN 10
4876160139   COPY
出版者記号
87616   COPY
Cコード
C0037  
0:一般 0:単行本 37:教育
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2011年9月
書店発売日
登録日
2011年8月16日
最終更新日
2012年2月16日
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目次

はじめに
この本を手にしてくださった皆様に 
自分というものの存在を通して他者をみつめること
 「視点」といわれるもの
 「自分」を感じ始めるとき

第一章 分かろうとするまなざし
「自分」から外の世界へ
 事例一 「本当は僕がんばりたいんだ!」
  エピソード(出来事)を通して子どもの見方が修正されるとき
  子どもの気持ちを分かろうとすること
 事例二 子どもの行動から気持ちと意味を読み取る
  出来事の整理を通して心情を読み解く作業
  保護者とともに、子どもを見る目が修正されていく
 事例三 子どもの事情
  訂正や修正
  切り替え上手に
親子のかかわりを支援する
 親と子の関係性
 時代が変わり、価値観も変わっていく
 属性意識の強化と修正
 第三者の目を通して出来事を評価されるとき
 わが子の、ある一面を心配している親にとって
 何らかのしょうがいがある子どもの親にとって
 事例四 何気ない言葉
  親が抱く専門機関・専門家に対する思い
専門家としての態度
 親と向き合うときに
 何か相談事があれば気楽に話せる人として身近に感じてもらえるように
 助言を求めているのかどうかを吟味すること
 話を聞いてもらってホッとするような聴き方
親の話を聴くための基本的態度
 親への全面的肯定的態度
 親への尊敬
 出来るだけ親の気持ちになって感じようとすること
 伝え返し(言葉で表しながら確認してもらったり修正してもらう)
 育児や保育・教育のための支援として
 サービスの提供者・受給者といった関係ではなく同志として
しょうがい特性といわれるもの
 支援教育の移り変わり
 事例五 「イヤー=マフ試してみたらどうですか。」
 事例六 理解を促すためのアイテムと、それ以外に
  気持ちを推し量りながらのかかわり
  自然なかかわりの中で織りなす技

第二章 子どもの気持ちを推し量りながらの食事指導
「食べる」ことを関係性からとらえてみる
 栄養摂取のシステムと人の関与
 食べること、飲むことの学習は
 お乳を飲むのを嫌がる赤ちゃん
 食べる機能の発達促進のために
 モグモグゴクンと飲み込む動作
 「食事介助」というかかわり、姿勢について
 食形態を考える
 家族の方とともに
 食べる機能の問題とは違うもの
子どもの気持ちを推し量りながらの食事指導とは
 「安定」は日常から
 「できる・できない」の視点のほかに
 子どもへの働きかけの二方向
 当てはめるのではなく、その場その場で使い分ける

第三章 吃音を持つ子どもの支援を考える
吃音を持つ子どもの支援を考える
 どもるって、『あ・あ・あ・あ・あのー』ってなること
 周りからの指摘
 発達初期からみられる難発
 吃音の原因に迫る
 事例七 吃音を「理解してもらう」とは
  想像と現実とのギャップ
  「理解」のための伝え方
『キラキラ どもる子どものものがたり』から四年
 吃音のガイダンス
 担任の先生にどう伝えるか
 クラスで伝える際の要点
 できれば先生が主導で
 “個性”のお話と、「人の嫌がることを言わない……」ではなくて
 映画『英国王のスピーチ』から
 音読の活かし方

結び 特別支援の“特別”について思うこと

あとがき

版元から一言

発達しょうがいについては、書籍も多数発行される一方研修会も催され、しょうがいの特徴や対処法も広く紹介されています。しかし、知識が先行するあまり、起こっている現実に即さない対応も多々みられます。そのような現状を間近に見ている著者は、「ちょっとした工夫、視点を変えてみることで解決に導いていけることが思いのほか多い」と感じていました。
 そこで本書では著者の臨床経験に基づき、しょうがいをもつ子ども達との関わり方、対応のヒントを七つの事例とともに具体的に提示しています。

著者プロフィール

堅田 利明  (カタダ トシアキ)  (著/文

1964年、大阪生まれ。
1987年、大阪教育大学特殊教育特別専攻科言語・聴覚障害児教育課程修了。知的障害児・肢体不自由児通園施設、養護学校、大阪市立小児保健センター言語科を経て、1992年、大阪市立総合医療センター小児言語科勤務、現在に至る。言語聴覚士。
共著『子どもがどもっていると感じたら―吃音の正しい理解と家族支援のために―』(大月書店2004)
著書『キラキラ どもる子どものものがたり』(海風社2007)

上記内容は本書刊行時のものです。