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ネイティブの英語人物表現 小林 敏彦(著) - 語研
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ネイティブの英語人物表現 こんな人・あんな人・どんな人

発行:語研
四六判
240ページ
並製
定価 1,500円+税
ISBN
978-4-87615-173-8
Cコード
C0082
一般 単行本 英米語
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2008年4月
書店発売日
登録日
2015年8月22日
最終更新日
2015年8月22日
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紹介

「彼は父親似です。」「人当たりがいいです。」日常会話には、うわさ話や特徴など人についての話題が多く登場します。そんな他人や自分の性格・外見・習慣・職業などを英語で的確に表すためのフレーズを2600集めました。具体的できめ細やかな表現力が身につきます。

前書きなど

《はじめに》
 本書は、人物の外面と内面の特徴、習慣・嗜好・行動様式、職業や地位などについて、ふだん日本語で言い表しているのと同じくらい詳細に英語で語るためのフレーズ集です。一般の和英辞典などでは調べ当たらないようなきめ細かな人物に関する表現がこの一冊に凝縮されています。
 我々の日常の会話には、他人のうわさ話や特徴など、とかく他の人間のことが登場します。我々はやはり人間に一番興味を持っているのかもしれません。英語で話すときも人物を表現する機会が多い割に、英語学習者はその表現法を本格的に習う機会は少ないようです。
 英語での人物の表現法は、大きく4つのタイプに分かれます。まず第1に、He is nice. / He is a nice person.(彼はいい人です)のように形容詞を用いて表す方法があります。第2に、He has a nice personality.(彼は性格がいいです)のように、〈have+名詞句〉の形を使って、特性や何かを所有している状態を表す方法があります。第3に、He wakes up early in the morning.(彼は早起きです)のように一般の動詞で表す方法です。第4の方法では、「彼は嫌われ者です」をHe is hated.ではなく、I don’t like him. / No one likes him.などのようにその人物を主語にせずに話者や一般の人の観点から表すこともできます。学習者の多くは第1の表現法にこだわり、適切な形容詞が見つからずに表現すること自体を避けたり(avoidance)、途中で表すのを諦めたり(message abandonment)、妥協してとりあえず意味の近い語彙で代用すること(substitution)が多々あります。たとえば、「よく気がつく人」をa nice personで済ますケースなどです。第1の方法がうまくいかなければ、第2、第3、第4の方法を駆使して、できるだけ日本語のレベルに近い詳細で正確な表現をするように心がけてください。
 英語での人物表現を口頭や文書で発信するだけでなく、聞いたり読んだりする際に正しく受信することも大切です。英語のネイティブ・スピーカーが使う人物表現の中には日本語に訳しづらい、または日本の文化ではあまり使われない表現や、さらに正反対の解釈が可能な紛らわしいものもあります。たとえば、He/She is condescending.という言い方がありますが、このcondescendingには、「腰が低い」というポジティブな意味と同時に「相手を見下した」というネガティブな意味もあり、自分では良い意味で使っているつもりでも相手には悪い意味で理解されることもあります。同様にaggressiveには「積極的な」と「攻撃的な」という2つの意味がありますが、このように一見似ているようでその人物を肯定的に捉えているのか否定的に捉えているのか評価がまったく異なる紛らわしい意味を持つ形容詞も英語には少なくありません。その点、本書は日本語母語話者が日常会話でよく用いる人物表現の英語での表し方を紹介するだけではなく、英語のネイティブ・スピーカーが多用する形容詞や表現法も適所に配置しています。
 読者の方々は、本書を片手に、自分自身や身近な人、著名人や歴史上の人物を思い浮かべたり、洋画やテレビドラマを見ながら登場人物の特徴をぴったり表すフレーズを探し出したりしてみてください。また、足りなければ自分自身で本書のページに書き加えて本書を進化させてください。より豊かな表現を習得していただき、人物を思うままに自由に描写して楽しんでいただければ幸いです。人物表現を通した語彙力の増強は、特定の人物の姿と共に記憶に記銘(imprint)され、長く保持(retain)され、必要なときに素早く想起(recall)される発信語彙(activevocabulary)となるでしょう。
 最後に、本書の構成や掲載項目について株式会社語研の奥村民夫さんおよび本堂もも子さんには貴重なご助言をいただきました。この場を借りて心より深くお礼を申し上げます。

 北に一星あり 小なれど その輝光強し

国立大学法人小樽商科大学大学院ビジネススクール准教授 小林敏彦
国立大学法人小樽商科大学言語センター准教授 Shawn M. Clankie

著者プロフィール

小林 敏彦  (コバヤシ トシヒコ)  (

小樽商科大学商学部経営法学コース卒(大谷良雄ゼミ:国際法専攻)、ハワイ大学マノア校大学院英語教育研究科修了(MA in ESL)、ハワイ州会議通訳者免状(同時・逐次)取得。ハワイ大学日本語講師を経て、現在、国立大学法人小樽商科大学大学院商学研究科アントレプレナーシップ専攻(OBS:Otaru Business School)准教授。担当は「上級ビジネス英語」。

TESOL学会、大学英語教育学会(JACET)、映画英語教育学会(ATEM)、時事英語学会(JACES)会員。柔道2段、コバ英語ジム(KEG:KOBA English Gym)主催。趣味は洋画と筋トレ。

著書に『VOA英語ニュース・リスニング初挑戦』『日常英会話ネイティブ表現』『会話する英文法Q&A』『英会話フレーズ600』『英語で言ってみるMy Life』『単語でマスターするネイティブ英会話』(以上、語研)、『外国人の先生と話そう』(大修館書店)、『映画英語教育論』(スクリーンプレイ社)、『かけがえのない健康と環境』(成美堂)、『英会話フレーズ2220』(三修社)、『英語リスニング教材開発の理論と実践』(小樽商科大学出版会)ほか多数。主要論文に、“Native and Non-native Reactions to ESL Compositions”(TESOL Quarterly, vol.26, No.1, Spring 1992)がある。

Shawn M. Clankie  (クランキー,S(ショーン))  (

米国南イリノイ大学フランス語学科(B.A.)卒、南イリノイ大学大学院TEFL修士課程修了(M.A.)、ケンブリッジ大学大学院言語学修士課程修了(M.Phil.)、ハワイ大学大学院言語学博士課程修了(Ph.D.取得)。ハワイ言語学学会(LSH)前会長、北海道国際ビジネス協会(HIBA)前会長。現在、国立大学法人小樽商科大学言語センター准教授。

著書に『会話する英文法Q&A』『英会話フレーズ600』『英語で言ってみるMy Life』『単語でマスターするネイティブ英会話』(以上、語研)、『言語と私たちの世界』『英会話フレーズ2220』『日本人から見たアメリカ人の不思議な行動パターン』(以上、三修社)、『私たちの地球と健康』『かけがえのない健康と環境』(以上、成美堂)、“A Theory of Genericization on Brand Name Change”(Edwin Mellen Press)。Time magazine、The Japan Times、Honolulu Advertiser、Verve、その他記事投稿多数。

URL:http://www.otaru-uc.ac.jp/~shawn

上記内容は本書刊行時のものです。