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出版者情報
センター試験英単語は10日で覚えられる!
- 初版年月日
- 2005年11月
- 書店発売日
- 2005年11月1日
- 登録日
- 2010年2月18日
- 最終更新日
- 2015年8月22日
紹介
《本書の特徴》
●時間がない受験生のために、センター試験頻出の1000単語を10日間で覚えてしまおうという短期集中型の教材です。
●見開きページに、見出し単語、9つの例文、語義と発音、シャッフルクイズ、ランダム穴埋め問題を掲載。一気に単語を定着させます。なお、各PARTの最後に、そのPARTで覚えた「見出し単語」を中心としたクロスワードパズル」があります。楽しみながらぜひ復習に役立ててください。
●単語の暗記は速効性あり。だから、試験の直前ギリギリまで対策が積み重ねられます。
●判型は新書よりひとまわり大きいB6サイズ。持ち運びに便利な大きさです。
前書きなど
《はじめに》
◆たった10日のセンター対策!
センター試験の英語を攻略する最大の秘訣は、次の3つだと言われています。
(1) 必要とされる単語力をしっかりつけること。
(2) 過去問を解いて問題形式に慣れておくこと。
(3) 限られた時間内での時間配分を間違えないこと。
(1)の「単語力」は特に大事で、一定の単語を知らないと、(2)の過去問をつぶすことも、また、(3)のスピーディーに問題を解くことも困難になります。発音問題であれ、長文問題であれ、「この単語の意味は何だっけ?」といちいち思案しているヒマはないのです。
本書は、時間に余裕のない受験生が、最も効率よくセンター頻出1000単語を覚えられるように工夫した、まったく新しい単語集です。
では、どのようにして、たった10日で1000単語を覚えるのか、その秘密を説明しましょう。
1000単語を効率的に覚えていただくために私がとった方針は、次の2つです。
(1) 有機的記憶
(2) 超短文記憶
では、順に説明していきましょう。
(1) 有機的記憶
通常の単語集では、1000単語を覚えるのに、1000個のバラバラの例文を読まなくてはなりません。いちいちまったく内容の違う例文を順に読んでいく作業は、大変なストレスになります。これでは、すぐに疲れてしまい、1日に学習できる量も限られてしまいます。
そこで、私はまず初めに、1000単語の中から、100個の「見出し単語」を選び出しました。この100単語は、誰でも知っている重要単語、あるいは、誰でもすぐに覚えられる基本単語ばかりです。
次に、1つの「見出し単語」ごとに9つの例文を作り、その中に、残りの「必修単語」を1語ずつ埋め込んでいったのです。
具体的に説明したほうがわかりやすいでしょう。1番目の見開き(10~11ページ)には、「見出し単語」のabilityを使った9つの例文が並んでいます。その各例文が、本書の「必修単語」を1語ずつ含んでいる、というわけなのです。試しに最初の3文だけ見てみましょう。
・Any ability is marvelous.(どんな才能も素晴らしいものだ)
・She has no shortage of ability.(彼女は才能に事欠かない)
・Her principal ability is music.(彼女の一番の才能は音楽だ)
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abilityという「見出し単語」の例文を通じて、marvelous、shortage、principalという「必修単語」を、「いもづる式」に引き出しているのがわかるでしょう。
こうして、1見開きの9例文を通して、「見出し単語」と9つの「必修単語」の合計10単語を学ぶことになります。ですから、もしも「1日に10見開き」を勉強すれば、「たった10日で1000単語」を身につけることができるのです。
同じ単語を使った9つの例文で10単語をゲットする。これが本書の「速習の秘密」なのです。
(2) 超短文記憶
これは、先ほどあげた3つの例文を見れば、一目瞭然です。本書では、可能な限り短い例文の中に「見出し単語」と「必修単語」を含ませるよう、工夫しました。すべての例文が共通の「見出し単語」で有機的につながっているだけでなく、学習しやすいように、できるだけ簡潔な例文にしてあります。
超短文記憶の例を、もう1つあげておきましょう。
・Levels of education are improving.(教育水準は進歩している)
・A good education is a privilege.(優れた教育はひとつの特権である)
・There is no alternative to education.(教育に代わるものはない)
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この例では、educationが共通の「見出し単語」、improve、privilege、alternativeが「必修単語」です。
こうして、互いに関連しあった9つの簡潔な例文を通して、無理なく10単語を覚えていくことができるわけです。
どうか本書を用いて、短時間で「センター頻出1000単語」を自分のものにしてください。10日間は、何はともあれ、この単語学習に集中することをお勧めします。普通ならあっという間に過ぎてしまう10日です。でも、この集中学習を行えば、その後のあなたの英語学習は驚くほどはかどるようになるでしょう。
最後に、本書のために素晴らしい例文を書いてくださった英国人作家のクリストファー・ベルトンさん、編集でお世話になった山口晴代さん、それから株式会社語研の上原勇一さんに、深く感謝の意を表したいと思います。
みなさんが本書を使って効率よく単語力を高め、志望大学への合格につながるよう、心からお祈りしています。
2005年11月
晴山陽一
版元から一言
ラストスパートに向けて基礎をがっちり固めたい受験生。文法も読解も作文も、やらなきゃならないことは山積み。中でも基礎の基礎の英単語が重要なのはよーくわかっていても、それにたっぷり時間はかけられないしかけたくない……。
そんな悩み多き受験生の皆様に、とことん短期勝負のこの一冊、お薦めいたします。
追記
上記内容は本書刊行時のものです。