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出版者情報
暮らしの韓国語単語8800
何から何まで言ってみる
- 初版年月日
- 2005年6月
- 書店発売日
- 2005年6月30日
- 登録日
- 2010年2月18日
- 最終更新日
- 2014年10月27日
紹介
「パンの耳」「おむつかぶれ」「時差ボケ」「サヨナラホームラン」などなど。著者がソウル留学時に書き溜めた「私家版単語帳」をもとに、日常生活からビジネスまで、韓国で生活する際に必要な単語から会話を広げる言葉までを、場面別・トピック別にまとめました。基本単語だけでなく辞書には載っていない単語も集めた充実の単語集です。学習教材としてだけでなく、読むだけでも韓国の今が伝わってくる楽しい一冊です。
前書きなど
はじめに
時の流れというのは、こうも劇的に変わるものでしょうか。私が韓国語の勉強を始めた1970年代の半ばは、今のような華やかな「韓流」など考えも及ばない時代でした。韓国語を習っても役に立つところもなく、「韓国」といったら、今や死語となった「キーセンパーティー」という語が連想されるような灰色の時代でした。
しかし逆に「古き良き時代」とはよくいったもので、当時、日本人留学生が少ない中で、純粋に韓国生活を謳歌できたことは、私にとってこの上ない人生の宝になっています。そのソウル留学時代から、いつかは役に立つだろうと思い書きためておいた「私家版単語帳」をもとにまとめ上げたのが、この本です。
日韓両国の交流はますます盛んになり、国際結婚、ビジネス、留学、ワーキングホリデーなど、長期、短期を問わず韓国で生活する日本人も年を追って増えています。グルメ、エステ、ショッピング、映画鑑賞など、観光の目的も多様化し、韓国語に接する機会も格段に増えました。
この本には、初級の必須単語から、ふだんよく使うのに辞書を引いても載っていないようなネイティブの暮らしに根付いた「生きた韓国語」まで、できるだけ多くの語を収録しました。韓国語の各種検定試験の準備にはもちろんのこと、いざというときには、必ずみなさんのお役に立つと信じています。
今回の出版にあたり、私にこの本の執筆を勧めてくださった、韓国語の恩師である金裕鴻先生にお礼を申し上げます。先生と出会ったおかげで韓国語を学ぶ楽しさを知り、韓国語のとりこになったといっても過言ではありません。また、医学部学生の時にお会いした、釜山の近くの巨済島の病院から日本に研修に来られていた亡き尹龍出先生にも感謝いたします。先生からは初めてハングルのタイプライターというものを見せてもらい、いくつかの活字から1つの文字が作られるさまにびっくりした思い出があります。先生に招かれて夏休みに訪れた島での生活は、私を一気に韓国に引きずり込みました。そういった意味で、先生との出会いも私が韓国に近づく第一歩だったのです。最後になりましたが、この本ができるにあたりいろいろと協力してくれた吉沢寿美子さん、吉沢麻里さんはじめ、気の置けない友人たちと、細かいところまで気を遣ってくださった(株)語研編集部の山口貴久枝さんにも心から感謝いたします。
2005年初夏
今井久美雄
上記内容は本書刊行時のものです。