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英語でスピーチ! 細井 京子(著) - 語研
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英語でスピーチ! (エイゴデスピーチ)

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発行:語研
A5判
192ページ
並製
定価 1,800円+税
ISBN
978-4-87615-086-1   COPY
ISBN 13
9784876150861   COPY
ISBN 10h
4-87615-086-9   COPY
ISBN 10
4876150869   COPY
出版者記号
87615   COPY
Cコード
C0082  
0:一般 0:単行本 82:英米語
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2003年10月
書店発売日
登録日
2010年2月18日
最終更新日
2015年8月22日
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紹介

気の利いた英語表現とスピーチ・テクニックをマスターする為に、【歓迎】【お祝い】【式典】【国際協力】の席で求められるモデル・スピーチを場面別に取り上げます。【Language】のページでは使われている単語や表現の面から、【Strategy】のページでは伝えるための戦略と考え方の両面からわかりやすく解説しています。ネイティブからも「うまい!」と言われるスピーチのためのTipsが満載です。使いたい表現別の日本語索引も便利。付録CDにはモデル・スピーチの英文を収録しているので正しい発音を学ぶこともできます。

目次

Chapter1 スピーチの基礎知識
1.良いスピーチとは
 スピーチに求められる5つのアイ
 ①Intelligible(わかりやすい)
 ②Informative(情報に富んだ)
 ③Interesting(面白い)
 ④Interactive(相互的)
 ⑤Impressive(印象的)
2.スピーチの種類
1)話し方(delivery)による種類
 ①即興的なスピーチ(Impromptu Delivery)
 ②概略メモを見ながらのスピーチ(Outline Delivery)
 ③原稿を読みながらのスピーチ(Manuscript Delivery)
 ④暗記によるスピーチ(Memorized Delivery)
2)目的による種類
 Ceremonial Speech(儀礼的なスピーチ)/Informative Speech(情報伝達のスピーチ)/Persuasive Speech(説得のためのスピーチ)
3.好感の持てる英語スピーチをするために
1)声
 ①声の大きさ(volume) 
 ②声の高低(pitch)
 ③スピード(speed)
 ④明快さ(articulation)
 ⑤間(pause)
2)表現
3)ノンバーバルコミュニケーション(Non-verbal communication)
 ①姿勢(posture)
 ②アイコンタクト(eye contact)
 ③ジェスチャー(gesture)
 ④外見(appearance)
 ⑤あがり(stage fright)
4.わかりやすい・作りやすいスピーチ原稿の構成
 A.Introduction(出だし)
 B.Body(本論)
 C.Conclusion(結び)
Chapter2 効果的なスピーチをするために~実例のチェック
Part1 歓迎の席でのスピーチ
Case1 来日した外国人に社の代表として挨拶する
Case2 歓迎してくれたことへ感謝の挨拶をする
Case3 歓迎パーティで乾杯の挨拶をする
Case4 上司から新入社員への激励の挨拶
Case5 歓迎会で就任の挨拶をする(覚えやすく短いスピーチ)
Case6 歓迎会で就任の挨拶をする(やや長めのスピーチ)
Case7 歓迎会でスピーチをする(妻からの挨拶)
Part2 お祝いの席でのスピーチ
Case1 結婚式でのスピーチ(同僚からのスピーチ)
Case2結婚式でのスピーチ(上司からのスピーチ)
Case3記念パーティでのスピーチ
Case4人を表彰するスピーチ(授与する人から)
Case5受賞のスピーチ(授与された人から)
Part3 式典でのスピーチ
Case1新会社設立の記念スピーチ
Case2会社の創立記念パーティーでのスピーチ(フォーマル)
Case3会社の創立記念パーティーでのスピーチ(インフォーマル)
Case4日本文化を紹介するイベントでのオープニングスピーチ
Part4 国際協力のためのスピーチ
Case1NGOによる合同プロジェクト発足記念スピーチ
Case2国際ボランティアワークについての報告
Case3プロジェクトの経過と成功の報告
【資料】スピーチに役立つことわざ

前書きなど

私たち日本人は、長い間「英語を話す」(speaking English)ことを金科玉条のごとく掲げてきました。その内容がなんであっても、英語をペラペラ話す人を、ただ「すごい!」と感心したりしました(そういう人たちはいまだにいますが…)。最近では、そういう日本人も、大切なのは単に「英語を話す」ことではなく、「英語で話す」ことなのだ、ということがわかってきました。また、英語はコミュニケーションのための「道具」であって、英語で一体「何を」(what)伝えるのかが問題なのだ、と問い始めています。
スピーチも然り、です。ポイントは「英語のスピーチをする」のではなく「英語でスピーチをする」ことなのです。その場合、一番重要な「何を」(what)の部分は、話し手である「あなた」自身が決めなければなりません。「英語でスピーチ!」というと、構えてしまいがちですが、あまり形式的なことに捉われず、肩の力を抜いて発想を自由にすれば何が言いたいかが見えてくるものです。しかし、確かに、英語でスピーチをすることは、生みの苦しみを伴う大変な作業であることは否めません。そんなとき、ぜひ本書を役立てて頂きたいと思います。
本書には、その「何を」(what)を考えるときのヒントが満載されています。さまざまな異文化の状況における、さまざまな内容のスピーチがあなたに適切な「方向づけ」をしてくれるはずです。また、各スピーチの後ろには、ことば(Languageの項)をどのように使い、どんな点に気をつけてスピーチを作るのか(するのか)(Strategyの項)、の説明を加え、whatとhowの両方を詳述しました。また、Chapter1の「スピーチの基礎知識」を読んで頂ければ、コミュニケーションとしての英語のスピーチには何が必要なのか、がわかって頂けると思います。初めて英語でスピーチをする方も、「なんだ、そういうことだったのか」と気が楽になること請け合いです。
スピーチをすることは、人と人がコミュニケーションをすることです。あなたのスピーチで、誰かが何かを理解するかもしれないし、何かを決心するかもしれません。そして、何かが変わるかもしれないのです。何を(what)どのように(how)伝えるか、本書とともに考えて頂ければ幸いです。
最後に、なかなか筆が進まなかった私を絶えずサポートしてくださった編集者の島袋一郎さんに心からお礼を申し上げたいと思います。また、校正やコメントを快く手伝ってくれた、私の夫にも感謝の気持ちを表したいと思います。
2003年9月
細井京子

著者プロフィール

細井 京子  (ほそい きょうこ)  (

JICA国際協力総合研修所常勤講師

Ruth Fallon  (Ruth Fallon)  (

津田国際研修センター常勤講師

上記内容は本書刊行時のものです。