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前立腺がんを生きる 健康と病いの語りディペックスジャパン(編著) - 海鳴社
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前立腺がんを生きる 体験者48人が語る

発行:海鳴社
A5判
272ページ
並製
定価 2,400円+税
ISBN
978-4-87525-297-9
Cコード
C0047
一般 単行本 医学・歯学・薬学
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2013年6月
書店発売日
登録日
2013年4月23日
最終更新日
2013年6月17日
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紹介

「この本は、患者の立場から前立腺がんについて知りたいと思っている人たちのために実際に前立腺がんを体験した人たちの声を集めて作りました。住んでいる地域も、年齢も、がんの病期もさまざまに異なる四八人の方々が、受診から診断、治療法の選択、治療の実際、再発や転移にまつわる不安と葛藤、家族やいのちに対する思いなどを、平均二時間にわたるインタビューで語ってくださいました。
 この本の特徴は、そうして語っていただいた体験談を、闘病記のように一人ずつ紹介するのではなく、いろんな立場の人の異なる体験を、病気の発見から、診断、治療、その後の日常生活といった場面ごとに分類して紹介するという、ユニークな方法をとったことです」(「はじめに」より)

目次

◎発見
●PSA検査・検診
なぜPSA検査を受けたのか/「グレーゾーン」の受け止め方/PSAをスクリーニング検査として実施すべきなのか
●診断のための検査
前立腺生検の「痛み」の感じ方/生検の結果:がん細胞の確認/グリーソンスコアによるがんの悪性度の分類/病院によって検査結果が異なることも/がんの転移の有無をチェックするための検査
●診断されたときの気持ち
●病院・医師の選択
病院・医師をさがす/複数の病院・医師にかかる
●治療法の選択・意思決定
治療法選びのポイント/医師に任せるか、自分で選ぶか

◎治療
●手術療法
勃起神経温存について/術前処置・検査と手術前の思い/恥骨後式前立腺全摘除術の実際/内視鏡的前立腺全摘除術の実際
●術後の排尿トラブルとケア
手術前の説明と回復までの期間/膀胱留置カテーテル抜去と尿漏れの始まり/尿漏れによる生活への影響と工夫/骨盤底筋体操/排尿の問題と気持ち
●手術と性機能障害
性機能の温存と手術の選択/勃起障害(ED)と男性性への思い/夫婦生活への影響/勃起障害への対策/術後のペニスの変化
●リンパ浮腫
●内分泌療法(ホルモン療法と精巣摘除術)
ホルモン抵抗性の問題/副作用の問題/精巣摘除術
●放射線療法(外部照射療法)
リニアック(二次元照射)・三次元原体照射(3D‐CRT)・IMRT(強度変調放射線治療)/重粒子線・陽子線治療/外部照射療法の実際/通院で受けるか、入院で受けるか/外部照射療法にともなう困った症状と治療後の生活/治療費用について
●放射線療法(組織内照射療法)
小線源療法(LDR)/小線源療法(LDR)の実際/小線源療法(LDR)後の困った症状と、退院後の生活/高線量率組織内照射療法(HDR)/高線量率組織内照射療法(HDR)後の困った症状と、退院後の生活
●抗がん剤治療
●HIFUと冷凍療法
●監視(待機)療法
●補完代替療法と試験的な医療
健康食品(サプリメント)/伝統医療・統合医療/試験的な医療/懐疑的なまなざし

◎経過と進行
●治療経過にともなうPSA値の変化
全摘除術後のPSA値の変化/放射線治療後のPSA値の変化/PSA値と再発の不安/PSA再発とPSAバウンス/ホルモン療法後のPSA値と「再燃」への不安/再燃とPSA値の上昇
●前立腺がんの進行と治療
見えないがんの進行/目に見えるがんの進行/治療と療養

◎生活
●経済的負担
公的医療保険の適用/高額療養費制度の利用/保険適用外の診療/医療費以外のさまざまな経済的負担/民間保険の利用/仕事・収入への影響/治療が長引くことによる経済的不安
●家族の思い、家族への思い
診断を伝えられたとき/家族からの支え/家族関係への影響/家族への思い
●生きること、命への思い
がんになって生き方を見直す/生死を受け止める姿勢――死生観/生死と向き合うための取り組み/がんと共存して人生を楽しむ/人生の終わりに向けた準備/最期まで闘いたい/生存率や余命をどう受け止めるか

健康と病いの語りデータベースについて/インタビュー協力者のプロフィール

前書きなど

 「この本は、患者の立場から前立腺がんについて知りたいと思っている人たちのために実際に前立腺がんを体験した人たちの声を集めて作りました。住んでいる地域も、年齢も、がんの病期もさまざまに異なる四八人の方々が、受診から診断、治療法の選択、治療の実際、再発や転移にまつわる不安と葛藤、家族やいのちに対する思いなどを、平均二時間にわたるインタビューで語ってくださいました。
 この本の特徴は、そうして語っていただいた体験談を、闘病記のように一人ずつ紹介するのではなく、いろんな立場の人の異なる体験を、病気の発見から、診断、治療、その後の日常生活といった場面ごとに分類して紹介するという、ユニークな方法をとったことです」(「はじめに」より)

版元から一言

いま医療者からも注目のウェブサイト「健康と病いの語りデータベース」(http://dipex-j.org/)より「前立腺がんの語り」待望の書籍化! そこには患者にしか語れない言葉がある。

著者プロフィール

健康と病いの語りディペックスジャパン  (ケンコウトヤマイノカタリディペックスジャパン)  (編著

「健康と病いの語りディペックス・ジャパン」は、英国オックスフォード大学で作られているDIPEx(Database of Individual Patient Experiences)をモデルに、日本版の「健康と病いの語り」のデータベースを構築し、それを社会資源として活用していくことを目的として作られた特定非営利活動法人(NPO法人)(理事長・別府宏圀)。インタビューを通じて得られた「乳がんの語り」「前立腺がんの語り」「認知症の語り」をインターネット上(www.dipex-j.org)に公開しているほか、これらの語りを積極的に医学教育や学術研究に活用している。

上記内容は本書刊行時のものです。