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お話とあそぼう
楽しいお話集と聞き手も参加できる語りのガイド
- 出版社在庫情報
- 品切れ・重版未定
- 初版年月日
- 2001年8月
- 書店発売日
- 2001年9月15日
- 登録日
- 2010年2月18日
- 最終更新日
- 2018年9月25日
紹介
前から読むと11のおはなし集、後ろから読むと聞き手の参加のさせ方ガイド。
目次
あなたも語りを・・・
「『聞き手も参加できる語り』ってなあに?」
1.はじめのお話
2.ゴックン・オトラ
3.クモばあちゃん
4.たいへんだあ!
5.象の鼻はなぜ長い?
6.コヨーテの怪物たいじ
7.アナンシと亀
8.バビブベボ化ケ
9.シラミちゃん ノミちゃん
10.ぶたパンぼうやトントン
11.おしまいのお話
参考文献
前書きなど
さあ、参加型お話を楽しみましょう !
このお話集に掲載されたお話にはどれも、掛け声やら繰り返しのことばがとても
多いことに気づかれたことと思います。それが参加型お話の特徴とも言えるのです
が、聞き手は語り手の動作と一緒に、この繰り返しのことばを唱和したり、一緒に
身体を動かしたりして楽しみます。これまで語り手が一方的に語り、聞き手の子ど
もたちは静かに聞くという形式の語りに慣れている方たちにはとまどいもあるかも
しれませんが、思い切って互いのカラを破ってみましょう。声を出すということは
エネルギーを呼び起こしてくれます。本当は誰だって「語りたい」と思っているの
です。一□ハ 語り手と聞き手の一体感を味わってしまったら、楽しくってやみつき
になってしまいますよ。
聞き手に唱和してもらうとき、ちょっとしたタイミングが必要です。参加型に慣
れていない聞き手の時には、目でうながしたり、手で合図を送ったり、「ソレッ」
と掛け声をかけたりしていくうちに、語り手と聞き手の両者の間にリズムが生まれ
てきて、お話の世界を自然に共有することができるでしょう。
7王いの心を通わすためには自然なアイコンタクト(聞き手と視線をあわせるこ
と)も必要なことです。一人の人ばかりじっと見つめるのは変ですけれど、聞き手
がまったく眼中にないとでもいうように、天井ばかり見ていたり、文字を思い出す
のが精一杯というように白日をむいて語ったりするのは少なくとも参加型の語りに
はふさわしくありません。書かれた文字にとらわれすぎないで、自身の身体の内部
からわきでた自然のことばで聞き手に語りかけてください。
ここに書いてある参加の方法はあくまでも一例にすぎません。みなさんでいろい
ろな参加の仕方を工夫してみてください。また、一度にこんなにできないとおもっ
たら、その中のひとつでもチャレンジしてみてください。楽しむことが--番大切な
のであって、強制ではないのです。できるところから少しずつ増やしていってみま
しよう。
さて、この本の中で私は「楽しもう」「遊ぼう」と何度も述べていますが、お話
の本質を伝えることももちろん大切なことです。表現することの面白さにとらわれ
すぎて、肝心のメッセージを忘れてしまっては本末転倒です。私たちは聞き手に、
素朴ではあるがお粗末ではないものを提供したいものです。心も身体も自由で、
「なにものにも縛られていない」ということと、.「いいかげん」であるというのは
違います。お話を楽しさまるごと受け止めてもらうことと、受けねらいは違うので
す。私が前に掲げたケイトのお話の時間から学ばせてもらったことはまさにこのこ
とでした。
さあ、全身でお話を楽しみましょう。語りの原点は「楽しみを分かち合うこと」
です。語り手も聞き手も共に「お話って楽しい = と、ワクワク胸躍らせるところ
から出発いたしましょう。
版元から一言
お話会に参加した子どもたちが、ただじっとすわって話を聞いているだけなんて楽しくない。
アメリカで聞き手阪方の語りを学んだ著者が、日本に合うように改良を重ね、独自の語りを完成させた。あるところでいっせいに足踏みをする、同じジェスチャーをする、掛け声をかける・・・、聞き手も語りの重要な構成部分になることにより、語り手と聞き手の心が交わりあう。それが、子どもの発達にとってとてもいい影響を与える。
小学校教育などで俄然注目され始めた、語りの教育の決定版。
上記内容は本書刊行時のものです。
