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ト・日 書店
子どもの文化 書店(直)
直接取引:あり
宮沢賢治きのこ文学集成
四六判
256ページ
定価
2,700 円+税
2,970 円(税込)
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2025年10月
- 書店発売日
- 2025年10月15日
- 登録日
- 2025年8月6日
- 最終更新日
- 2025年10月17日
書評掲載情報
| 2026-01-04 |
産經新聞
朝刊 評者: 木村直弘(岩手大学教授) |
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紹介
とりて来し 白ききのこを見てあれば なみだながるる 寄宿のゆうべ
“日本を代表するきのこ文学者”宮沢賢治の短歌・詩・小説・童話を集成!
『泉鏡花きのこ文学集成』に続く、「きのこ文学」シリーズ第二弾!
その魅力を説く「編者解説 きのこ文学者としての宮沢賢治」付!
楢夫(ならお)は夕方、裏の大きな栗の木の下に行きました。其(そ)の幹の、丁度(ちょうど)楢夫の目位高い所に、白いきのこが三つできていました。まん中のは大きく、両がわの二つはずっと小さく、そして少し低いのでした。
楢夫は、じっとそれを眺めて、ひとりごとを言いました。
「ははあ、これがさるのこしかけだ。けれどもこいつへ腰をかけるようなやつなら、ずいぶん小さな猿だ。そして、まん中にかけるのがきっと小猿の大将で、両わきにかけるのは、ただの兵隊にちがいない。いくら小猿の大将が威張(いば)ったって、僕のにぎりこぶしの位もないのだ。どんな顔をしているか、一ぺん見てやりたいもんだ」
そしたら、きのこの上に、ひょっこり三疋(さんびき)の小猿があらわれて腰掛けました。(「さるのこしかけ」より)
【内容目次】
短歌四首
詩:何をやっても間に合わない/休息/おい けとばすな/スタンレー探検隊に対する二人のコンゴー土人の演説/秘境/林と思想
小説・童話 さるのこしかけ/三人兄弟の医者と北守将軍/あけがた/車/ビジテリアン大祭/税務署長の冒険(抄録)/谷/二人の役人/どんぐりと山猫/狼森と笊森、盗森/鹿踊りのはじまり/土神ときつね/朝に就ての童話的構図
編者解説 きのこ文学者としての宮沢賢治 飯沢耕太郎
上記内容は本書刊行時のものです。
