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隠されたトモダチ作戦 エィミ・ツジモト(著/文) - えにし書房
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取引取次: 八木
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隠されたトモダチ作戦 (カクサレタトモダチサクセン) ミナト/ヨコスカ/サンディエゴ (ミナト ヨコスカ サンディエゴ)

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発行:えにし書房
四六判
318ページ
並製
価格 2,500円+税
ISBN
978-4-86722-117-4   COPY
ISBN 13
9784867221174   COPY
ISBN 10h
4-86722-117-1   COPY
ISBN 10
4867221171   COPY
出版者記号
86722   COPY
Cコード
C0036  
0:一般 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2023年7月31日
書店発売日
登録日
2023年2月17日
最終更新日
2023年11月17日
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紹介

 3.11東日本大震災における米軍の「トモダチ作戦」に参加した兵士たちは、フクシマ原発事故によって被ばくしていた!
 健康被害に苦しむ彼らは東京電力等に対して裁判を起こしたが、公訴はむなしく棄却される。隠された被ばくの実態と不可解な裁判を膨大な資料と取材によって明らかにし、その背後にある原子力をめぐる闇を、歴史を遡り徹底追及する。
 被害に苦しむ元米兵らの窮状を知り、「小泉基金」を創設した小泉純一郎元首相と彼らの面談の様子、支援金支給活動の紹介ほか貴重資料、図版も多数収録。
〈目 次〉
プロローグ
第1章 Operation Tomodachi ―トモダチ作戦にむかって
第2章 ミナト・ヨコスカ・サンディエゴ
第3章 裁判への道
第4章 フクシマへの道
第5章 FUBAR―救いようがない!
第6章 国防総省への「異論」―兵士の証言とともに
第7章 ふたつの「トモダチ作戦」
終 章 パーフェクト・ストーム
エピローグ
あとがきにかえて
資料編

目次

プロローグ
第1章 Operation Tomodachi―トモダチ作戦にむかって
第2章 ミナト・ヨコスカ・サンディエゴ
第3章 裁判への道
第4章 フクシマへの道
第5章 FUBAR―救いようがない!
第6章 国防総省への「異論」―兵士の証言とともに
第7章 ふたつの「トモダチ作戦」
終 章 パーフェクト・ストーム
エピローグ
あとがきにかえて
資料編
・米国原子力委員会の公式文書
・米国原子力委員会の公式文書について報告した書類
・米国国防総省(ペンタゴン)次官補から国防相分科会・会長宛ての書簡
・アミカスキュリエ 日本政府による法廷助言書
・アミカスキュリエ 日本政府による法廷助言書 和訳
・アミカスキュリエの誤り
・小泉元首相による「トモダチ作戦被害者支援基金」への協力呼びかけ文
・小泉元首相とトモダチ作戦関連記事
・小泉基金からトモダチ作戦で健康を害した兵士たちに、1000ドルの支払いPRと、支援者への寄付を募る広告
・城南信金による東日本大震災の被災地応援ポスター
・トモダチ作戦被ばく米軍兵士・士官に現れた主症状とグローバルな被ばく症状群との関連
・海流に乗るトリチウム汚染水 東京近海の太平洋沿岸まで汚染の可能性
・「トモダチ作戦」巨額賠償訴訟に関する質問主意書
・「トモダチ作戦」で被ばくした元米兵に関する質問主意書
・「トモダチ作戦」で被ばくした元米兵に関する質問に対する答弁書
・トモダチ作戦により生じた低レベル放射線廃棄物の米海軍横須賀基地からの搬出・処理について(YOKOSUKA NEWS RELEASE)
・トモダチ作戦により生じた在日米軍保管廃棄物

前書きなど

序言

 2016年5月15日朝、私は関係者と共にサンディエゴ国際空港に降り立った。
 そのとき、私は5年前の「あの日」のことを思い出していた。
 当時、安全性をコンコンと説かれ、「原発」を推進した私だったが、福島第一原子力発電所1号機の「水素爆発」には度肝を抜かれた。総理時代に聞かされていたことはすべてデタラメだったのだ。だが、もはや遅かった。福島原発は次々と爆発している。安穏と寝ている場合じゃなかった。テレビに釘付けになって情報を収集していた。
 そんななか、アメリカ海軍の原子力空母「ロナルド・レーガン」が日本の救援に向かったという情報がとびこんできた。ありがたいが、同時に複雑な思いがよぎった。彼らがかけつけようとしてくれる東日本は、放射能被ばくの危険性のため、周辺住民の避難が始まっていたのだ。
 それは、原発を推進してきた元総理大臣として、悔恨と贖罪の道の始まりであった。同時に、「安全神話」の呪縛から解き放たれた瞬間でもあった。

 そして、日本人避難者たちの受難に思いを寄せつつ、エィミ・ツジモト氏からの情報で知った「空母レーガン打撃群」で「被ばく」した乗組員たちの声に耳を傾けるべく渡米したのだった。
 はりつめた空気がつづいたが、日本人みんながトモダチ作戦による救援活動に感謝していることを伝えると、面会の最後には兵士たち全員が「自分たちは東京電力に医療費を求めて提訴したが、日本が嫌いなのではないし、憎んでもいない。日本も日本人も大好きなんだ」と、恨みごと一つ言わない彼らに目頭が熱くなった。

 そうしたアメリカ兵の心情や日米両政府の「欺瞞」を、日系アメリカ人の筆者が実に明確にしてくれた。その勇気に感謝したい。

     元内閣総理大臣    小泉純一郎

版元から一言

トモダチ作戦の背後にある「闇」を徹底追及した問題作です。

著者プロフィール

エィミ・ツジモト  (エィミ ツジモト)  (著/文

フリーランス国際ジャーナリスト。アメリカ・ワシントン州出身。ヨーロッパ・オセアニア・日本に在住し、日系移民の歴史や捕虜問題をはじめ現代史に関する記事を多数発表。近年は、アメリカにおける政治・外交についての記事を日米両国に寄稿。
著書に『消えた遺骨―フェザーストン捕虜収容所暴動事件の真実』(芙蓉書房出版、2005年)、『満州天理村「生琉里」の記憶―天理教と七三一部隊』(えにし書房、2018年)、『満州分村移民と部落差別―熊本「来民開拓団」の悲劇 』(えにし書房、2022年)。共著に『漂流するトモダチ―アメリカの被ばく裁判』(朝日新聞出版、2018年)がある。

上記内容は本書刊行時のものです。