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秋山邦晴評論集 聴く・視る・語る 1980-1995 秋山 邦晴(著) - アルテスパブリッシング
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秋山邦晴評論集 聴く・視る・語る 1980-1995 (アキヤマクニハルヒョウロンシュウ キク ミル カタル センキュウヒャクハチジュウカラセンキュウヒャクキュウジュウゴ)

芸術
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四六判
864ページ
並製
定価 8,800 円+税   9,680 円(税込)
ISBN
978-4-86559-321-1   COPY
ISBN 13
9784865593211   COPY
ISBN 10h
4-86559-321-7   COPY
ISBN 10
4865593217   COPY
出版者記号
86559   COPY
Cコード
C1073  
1:教養 0:単行本 73:音楽・舞踊
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2026年8月17日
書店発売日
登録日
2026年6月23日
最終更新日
2026年8月18日
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書評掲載情報

2026-08-30 読売新聞  朝刊
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紹介

武満徹らとともに日本の現代音楽シーンを創造した不世出の音楽評論家。
そのまなざしが映した20世紀音楽最後の輝きがよみがえる!

詩人、音楽評論家、音楽プロデューサーとして多面的な活動を繰りひろげ、日本の現代音楽シーンを創造した秋山邦晴(1929–1996)。武満徹らと結成した「実験工房」をはじめ、同時代の音楽家たちと手を取りあい、現代音楽シーンの中心人物として活躍した。

本書は、秋山が1980年9月から死の前年の1995年12月までほぼ毎月、172回にわたって公明新聞に連載したコラム「秋山邦晴の聴く・視る・語る」を全篇集成したもの。

音楽や舞台、映画など秋山の広い関心分野を縦横にとりあげた、いまなお色褪せない珠玉の評論集であると同時に、現代音楽のもっとも華やかだった時代を定点観測的に見つめた貴重な証言でもある。

秋山の教え子のひとりである畠中実氏による解説、写真を多数掲載した詳細な年譜(小野光子編)も必読!

「柴田南雄が1972~82年に朝日新聞に書いていた批評が『音楽会の手帖』として出版されている
 秋山邦晴のは1980~95年だから ほとんど入れ違いで これが本になれば1970年から1995年までがカバーされることになる
 柴田が作曲家で さめた観察者の視点なのに 秋山は批評家だが 熱い当事者の視点というのもおもしろい
 1992年のメシアンとケージの死で20世紀音楽は終わってしまったという感じが伝わってくる」
 ──高橋悠治氏(作曲家、ピアニスト)

目次

1980
1980/09/30 音楽と批評
1980/11/04 パウル・クレーと音楽
1980/11/29 雅楽の今日性
1980/12/27 創造的な演奏家集団

1981
1981/02/07 映画音楽に批評を
1981/02/28 音の都市計画を考える
1981/03/31 音楽雑誌は誰のもの?
1981/05/05 状況変えるコンサートへの実践
1981/06/02 地域と芸術家の新たな結合
1981/07/07 音楽の1920年代を考えるコンサート
1981/08/01 伝統はつねに冒険する
1981/09/01 美術館のなかの演奏会
1981/10/06 わが国の文化行政への音楽的批評
1981/11/05 “聴衆”としての音楽教育
1981/12/03 野心的な新作雅楽『飛天楽』 国立劇場第十三回雅楽公演より
1981/12/29 ポーランドの悲劇を考える現在進行形のコンサート

1982
1982/02/06 音の都市計画・再考
1982/03/06 今日の音楽を読む
1982/04/03 音楽の境界線を越えて
1982/05/01 多様化するニューヨークの音楽界
1982/06/01 オーケストラの創造活動への一石
1982/07/03 作曲コンクールと審査・10周年迎えた「今日の音楽」作曲賞
1982/08/07 レコードは時代の文化の記録であるべきだ
1982/09/07 芸術と技術の共生は可能か
1982/10/09 ジャズと現代音楽の接点
1982/11/06 グレン・グールドの死と創造の可能性
1982/12/09 聖なる宇宙への旅
1982/12/28 再評価されるロシア・アヴァンギャルドの再評価

1983
1983/02/05 TVドラマ音楽への批評を
1983/03/10 「アーク」の10周年記念演奏会
1983/04/16 躍動の“青春”を聴かせた「日本の交響作品展 七」
1983/05/10 坂本龍一の映画音楽第一作『戦場のメリークリスマス』
1983/06/18 音の風景を求めて
1983/07/21 核廃絶へ、音楽家たちはいま、何を……
1983/08/27 『近松心中物語──それは恋』の音楽
1983/09/22 「生きるための歌」のリアリティーの重み
1983/10/27 ジャン゠クロード・エロワの新作雅楽『観想の焔の方へ』
1983/11/26 テレビ・ドラマの音楽は緻密な“演出の音楽”であるべきだ

1984
1984/01/14 非西欧の文化の感性・音楽的な思想
1984/02/16 音楽におけるテクノロジー
1984/03/27 聴衆へ今日の音楽の熱気を
1984/04/21 アジアからみる視点──「韓国・今日の音楽」演奏会
1984/05/24 聴きたいものを聴く自由!
1984/06/26 絵とは、音楽のもうひとつの名前だったのか?
1984/07/24 映像と音楽との緻密な設計図
1984/08/21 美術館での異色のコンサート
1984/09/29 “仕掛けられた音たち”の空間
1984/11/01 現代音楽はどこへ行った?
1984/11/27 日本=アメリカ・音楽の現在
1984/12/25 一九八四年 日本の作曲・演奏ベスト・レコード選

1985
1985/01/31 映画音楽と民族的特性
1985/02/28 身体でコミュニケートする批評パフォーマンス
1985/03/26 現代オペラのかかえる問題は?
1985/05/02 東独のバウハウス再興を訪ねて
1985/06/11 映像への“音楽による演出”
1985/07/09 注目すべき「今日の音楽」音楽祭
1985/08/06 集団の中でみがかれる表現
1985/09/03 自然をひそめた音楽
1985/10/05 詩劇『鷹の井戸』
1985/11/09 ベルク生誕百年記念
1985/12/05 意欲作バレエ『輝夜姫』
1985/12/26 一九八五年 音楽界回顧と展望

1986
1986/02/04 今日の音楽を読む
1986/03/04 “歌うバレエ”マイナス“バレエ”の上演
1986/04/01 現代オペラの可能性への熱意
1986/05/03 歌舞伎の象徴性 バレエの象徴性
1986/06/05 手づくりのオペラの“優しさ”
1986/07/01 深い追悼コンサートの趣き
1986/07/29 革命の芸術と芸術の革命
1986/09/04 ハイテクノロジー時代の音楽の可能性
1986/10/07 雅楽の楽器によるケージ『連歌』の初演
1986/11/05 武満徹『双子座』初演とその衝撃力
1986/12/06 芸術と政治のひとつの現実
1986/12/25 今年の音楽界を回顧する

1987
1987/01/31 テレビCMのクラシック音楽ブーム
1987/03/10 “サティ・ブーム”現象のなかになにがみえるか?
1987/04/04 音楽もまた現実への批評となるべきだ
1987/05/07 詩は叫びであり歌である
1987/06/09 過去への批判と過去からの批評
1987/07/07 マース・カニングハムの舞踊の変革
1987/08/06 第三回「東京の夏」音楽祭おわる
1987/09/10 音楽のなかの子供たちの怪獣 大人たちの妖怪
1987/10/15 今日の弦楽四重奏団“クロノス”
1987/11/07 古典へのさまざまな精神の通路
1987/12/03 多視点のコンセプト多方向からの音響体験
1987/12/29 一九八七年 音楽界回顧

1988
1988/01/30 “聴く”ことへの清冽な批評
1988/03/05 音楽を聴く歓び
1988/04/09 音楽ホール運営の新しい地域性と国際性の実践
1988/05/12 エキゾティズムからの脱出
1988/06/09 問われるオーケストラのもつ同時代性の役割
1988/07/07 タンゴによる現代の“歌”のドラマ
1988/08/06 音楽雑誌に求められる音楽文化の創造者としての役割
1988/09/08 テーマを明確にもつささやかな手づくりの音楽祭を
1988/10/06 興味深い過去の歴史への批判的な見直し
1988/11/05 映画音楽の原点の衝撃『戦艦ポチョムキン』の音楽
1988/12/01 新鮮な、充実した選曲による今日の“オーケストラ・コンサート”の実践
1988/12/29 一九八八年 音楽界回顧

1989
1989/02/02 異色の“音楽史と自分史”の大河音楽
1989/03/11 テクノロジー時代の音楽の新しい状況
1989/04/11 ソビエトのロック・シーンの冒険
1989/05/09 業績をしのんで芥川也寸志・追悼コンサート
1989/06/06 音楽の身体性と演劇の可能性
1989/07/13 プロデュースも批評の一形態
1989/08/03 シュレンマー『トリアディック・バレエ』の日本初上演
1989/09/07 勅使河原宏監督『利休』における武満徹の傑出した映画音楽
1989/10/05 都響の「ジャン・コクトー頌」演奏会
1989/11/09 ペレストロイカの自由な表現
1989/12/02 いま行なっていることを正確に行なうこと
1989/12/28 時代の変わり目? 一九八九年の音楽的回顧

1990
1990/02/01 石井眞木の力動学の変容
1990/03/06 映画音楽のその純粋なる表現
1990/04/07 西欧へのその異なる対応
1990/05/03 音楽批評が忘れているもの
1990/06/07 演奏への創造的な挑戦
1990/07/10 ユンの音楽の東洋の思想と美学の教訓の重み
1990/08/09 BGMを超えて都市計画としての環境音楽への実践を
1990/09/08 アジア的なるものの響きを求めて
1990/10/06 雅楽『秋庭歌一具』の文明論的なこころみ
1990/11/06 “聴く彫刻”の静謐の音のいのち
1990/12/01 アメリカの若い世代の変容
1990/12/27 一九九〇年の音楽的回顧

1991
1991/02/07 アマチュア・オーケストラの創造性
1991/03/07 東南アジアの音楽思想を追求するマセダの作品
1991/04/04 オペラの可能性への実践
1991/05/04 音楽賞は主張するという発見
1991/06/06 “声”が喚びさますもの
1991/07/06 “考える人は笑う”
1991/08/06 日本太鼓の創造性を追求する演奏集団
1991/09/07 “音楽の現在”を紹介する注目すべきコンサート
1991/10/08 伝統は冒険するもの
1991/11/14 リゲティの世界文化賞受賞コンサートに思う
1991/12/12 ロックやポップとの境界線を超えた現代音楽の方向の実験
1991/12/26 一九九一年の音楽的回顧

1992
1992/02/08 近刊の音楽書から
1992/03/07 新しい文化の創造としての地方の時代
1992/04/04 テクノロジーとアートの新しい結びつきを歌う“声”
1992/05/07 二〇世紀の都市化時代の芸術
1992/06/09 オペラの現代性の発見
1992/07/07 現代の音楽の状況
1992/08/08 電子テクノロジーは世紀を変容する
1992/09/08 ジョン・ケージ追悼
1992/10/10 都市の音風景を考える
1992/11/07 イメージ・オペラの可能性
1992/12/10 同時代の日本の音楽をサウンドするCD選集の存在
1992/12/24 一九九二年の音楽的回顧

1993
1993/01/30 古代の楽器が秘めた記憶を探る
1993/03/13 衝撃的な身体性の思想と論理
1993/04/10 “声の演劇”としての詩的なオペラ
1993/05/20 ホールとともに育つ若々しいアンサンブル
1993/07/03 今日の音楽の“手づくり”の音楽祭
1993/08/14 和太鼓の創造的な音楽祭
1993/09/09 わが国の音楽界に欠けおちている今日の音楽の普遍性
1993/10/28 オーケストラの個性
1993/12/02 オーケストラは発言する
1993/12/28 一九九三年の音楽的回顧

1994
1994/01/29 定点の存在しない空間の清冽な可能性
1994/03/12 変革はしずかに進む
1994/04/23 映像と音楽の秘められた力学
1994/06/02 「遥か回想のポストモダンへ」
1994/07/19 音楽批評の不在
1994/08/27 “伝統”と“現代”を問う
1994/10/22 脱・オペラの復讐
1994/11/22 黒いユーモアの残酷オペラ
1994/12/24 一九九四年の音楽的回顧

1995
1995/01/31 映画音楽一〇〇年の実験
1995/02/28 清冽な個性がひびいたコンサート
1995/04/11 異質性と共通性への理解と共生への実践を
1995/06/24 音楽徒然草
1995/09/02 一九九五年 夏の音楽祭に想う
1995/10/28 耳の不自由な人たちのための音楽
1995/12/16 一九九五年 音楽的回顧

秋山邦晴の批評と倫理 その実践(畠中 実)
解題とともに(小野光子)
年譜

著者プロフィール

秋山 邦晴  (アキヤマ クニハル)  (

秋山邦晴:
1929年、東京に生まれる。音楽評論家、プロデューサー、詩人。早稲田大学仏文科中退。
「実験工房」(命名・瀧口修造)創設メンバー。日本におけるインターメディア・アートの推進者にしてイタリア未来派、エリック・サティ・ブームの立役者。日本の作曲家研究の嚆矢を放ったほかアジアの作曲家との交流も深めた。批評した対象は現代音楽、映画音楽、実験音楽、環境音楽、メディア・アート、モダンおよびコンテンポラリー・ダンスなど幅広い。執筆以外にテープ音楽を創作し前衛芸術運動「フルクサス」の活動にもかかわる。多摩美術大学で後進の指導にあたった。
単著に『現代音楽をどう聴くか』(晶文社、1973)、『日本の映画音楽史Ⅰ』(田畑書店、1974)、『日本の作曲家たち 戦後から真の戦後的な未来へ』(全2巻、音楽之友社、1978╱79)、『エリック・サティ覚え書』(青土社、1990)、『昭和の作曲家たち』(林淑姫編、みすず書房、1996)がある。1996年逝去。

小野 光子  (オノ ミツコ)  (

小野光子:
国立音楽大学大学院音楽学研究科修士課程(音楽学)修了。
武満徹の全ジャンル作品リスト作成中の1996年春に秋山邦晴に連絡をとるが、秋山から通院が終わったら連絡すると電話を受け、それが最後の交流となった。『日本の作曲20世紀』(音楽之友社、1999)掲載の武満徹作品リスト作成のほか、『武満徹全集』(小学館、2002–04)全5巻に編集者として携わる。
訳書にP・バート著『武満徹の音楽』(音楽之友社、2006)、L.ガリアーノ著『湯浅譲二の音楽』(アルテスパブリッシング、2019)など。著書『武満徹 ある作曲家の肖像』(音楽之友社、2016)で第29回ミュージック・ペンクラブ音楽賞(研究・評論部門)を受賞。

上記内容は本書刊行時のものです。