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迷うことについて レベッカ・ソルニット(著) - 左右社
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迷うことについて (マヨウコトニツイテ)
原書: A Field Guide to Getting Lost

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発行:左右社
四六判
236ページ
上製
価格 2,400円+税
ISBN
978-4-86528-234-4   COPY
ISBN 13
9784865282344   COPY
ISBN 10h
4-86528-234-3   COPY
ISBN 10
4865282343   COPY
出版者記号
86528   COPY
Cコード
C0098  
0:一般 0:単行本 98:外国文学、その他
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2019年5月10日
書店発売日
登録日
2019年4月17日
最終更新日
2019年6月18日
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書評掲載情報

2022-12-11 読売新聞  朝刊
評者: 川瀬慈(国立民族学博物館、総合研究大学院大学准教授)
2019-12-28 朝日新聞  朝刊
評者: 長谷川逸子(建築家)
2019-08-31 朝日新聞  朝刊
評者: ブレイディみかこ(保育士、ライター、コラムニスト)
2019-06-29 朝日新聞  朝刊
評者: 長谷川逸子(建築家)
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紹介

わたしたちはいつだって迷っている。
夜明け前が一番暗いと知っているけど、その暗さに耐えられるときばかりじゃない。
失われたもの、時間、そして人びと。
個人史と世界史の両方に分け入りながら、迷いと痛みの深みのなかに光を見つける心揺さぶる哲学的エッセイ。

全世界を見失うがよい、迷いながら自分の魂を見出だすのだ。ーーH・デヴィッド・ソロー。

いにしえの哲学者は「それがどんなものであるかまったく知らないものを、どうやって探求しようというのか」と問うた。
一見、この問いはもっともだ。でも、いつだってわたしたちが探しているのは、どんなものかまったくわからないものだ。
進むべき道に迷い、〈死の谷〉で帰り道を見失い、愛の物語はガラスのように砕け散る。
脚本はついに一文字も書かれず、囚われ人は帰ってこない……。

旧大陸からやってきて、いつしかアメリカ西部のどこかに姿を消した曽祖母。
たどり着いた新大陸を10年にもわたってさまよった最初期の入植者カサ・デ・バカの一行。
嵐のような10代の冒険をともに過ごし、ドラッグで命を落とした親友。
ルネサンス以来描かれるようになった〈隔たりの青〉。
かつて愛した砂漠のような男。
父との確執。
ソルニット自身の人生と、アメリカを中心とした歴史と文化史に視線を向けて、
メノンとソクラテス、ベンヤミンやヴァージニア・ウルフらとともに、
迷うことの意味と恵みを探る傑作。

目次

第1章 開け放たれた扉 Open Door
第2章 隔たりの青 The Blue of Distance
第3章 ヒナギクの鎖 Daisy Chains
第4章 隔たりの青 The Blue of Distance
第5章 手放すこと Abandon
第6章 隔たりの青 The Blue of Distance
第7章 二つの鏃 Two Arrowheads
第8章 隔たりの青 The Blue of Distance
第9章 平屋の家 One-Story House

著者プロフィール

レベッカ・ソルニット  (レベッカ ソルニット)  (

1961年生まれ。作家、歴史家、アクティヴィスト。カリフォルニアに育ち、環境問題・人権・反戦などの政治運動に参加。1988年より文筆活動を開始する。歩くことがいかに人間の思考と文化に深く根ざしているか広大な人類史を渉猟する『ウォークス 歩くことの精神史』(Wanderlust, 2000)、エドワード・マイブリッジ伝River of Shadows(2004、全米批評家協会賞)、ハリケーン・カトリーナを取材したA Paradise Built in Hell(2009、邦訳『災害ユートピア』)、#MeToo運動のうねりの予兆となった話題作『説教したがる男たち』など、環境、土地、芸術、アメリカ史など多分野に二十を越す著作がある。美術展カタログや雑誌への寄稿も多数。

東辻 賢治郎  (トウツジ ケンジロウ)  (翻訳

1978年生まれ。翻訳家、建築・都市史研究。関心領域は西欧初期近代の技術史と建築史、および地図。翻訳書にソルニット『ウォークス 歩くことの精神史』がある。

上記内容は本書刊行時のものです。