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迷うことについて
原書: A Field Guide to Getting Lost
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2019年5月10日
- 書店発売日
- 2019年4月26日
- 登録日
- 2019年4月17日
- 最終更新日
- 2019年6月18日
書評掲載情報
2022-12-11 |
読売新聞
朝刊 評者: 川瀬慈(国立民族学博物館、総合研究大学院大学准教授) |
2019-12-28 |
朝日新聞
朝刊 評者: 長谷川逸子(建築家) |
2019-08-31 |
朝日新聞
朝刊 評者: ブレイディみかこ(保育士、ライター、コラムニスト) |
2019-06-29 |
朝日新聞
朝刊 評者: 長谷川逸子(建築家) |
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紹介
わたしたちはいつだって迷っている。
夜明け前が一番暗いと知っているけど、その暗さに耐えられるときばかりじゃない。
失われたもの、時間、そして人びと。
個人史と世界史の両方に分け入りながら、迷いと痛みの深みのなかに光を見つける心揺さぶる哲学的エッセイ。
全世界を見失うがよい、迷いながら自分の魂を見出だすのだ。ーーH・デヴィッド・ソロー。
いにしえの哲学者は「それがどんなものであるかまったく知らないものを、どうやって探求しようというのか」と問うた。
一見、この問いはもっともだ。でも、いつだってわたしたちが探しているのは、どんなものかまったくわからないものだ。
進むべき道に迷い、〈死の谷〉で帰り道を見失い、愛の物語はガラスのように砕け散る。
脚本はついに一文字も書かれず、囚われ人は帰ってこない……。
旧大陸からやってきて、いつしかアメリカ西部のどこかに姿を消した曽祖母。
たどり着いた新大陸を10年にもわたってさまよった最初期の入植者カサ・デ・バカの一行。
嵐のような10代の冒険をともに過ごし、ドラッグで命を落とした親友。
ルネサンス以来描かれるようになった〈隔たりの青〉。
かつて愛した砂漠のような男。
父との確執。
ソルニット自身の人生と、アメリカを中心とした歴史と文化史に視線を向けて、
メノンとソクラテス、ベンヤミンやヴァージニア・ウルフらとともに、
迷うことの意味と恵みを探る傑作。
目次
第1章 開け放たれた扉 Open Door
第2章 隔たりの青 The Blue of Distance
第3章 ヒナギクの鎖 Daisy Chains
第4章 隔たりの青 The Blue of Distance
第5章 手放すこと Abandon
第6章 隔たりの青 The Blue of Distance
第7章 二つの鏃 Two Arrowheads
第8章 隔たりの青 The Blue of Distance
第9章 平屋の家 One-Story House
上記内容は本書刊行時のものです。