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骨踊り 向井豊昭(著/文) - 幻戯書房
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骨踊り (コツオドリ)

文芸
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発行:幻戯書房
四六判
縦190mm 横132mm 厚さ38mm
重さ 605g
640ページ
定価 4,900円+税
ISBN
978-4-86488-164-7   COPY
ISBN 13
9784864881647   COPY
ISBN 10h
4-86488-164-2   COPY
ISBN 10
4864881642   COPY
出版者記号
86488   COPY
Cコード
C0093  
0:一般 0:単行本 93:日本文学、小説・物語
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2019年1月
書店発売日
登録日
2018年12月17日
最終更新日
2019年1月10日
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書評掲載情報

2019-03-23 朝日新聞  朝刊
評者: サンキュータツオ(学者芸人)
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紹介

あらゆる小説ジャンルを呑み込んだ強靭な文体。アイヌ文化と「ヤマト」の差別に対する苛烈な問題意識――おそるべきゲリラ作家の入手困難な代表作を精選したメガ・コレクション。平成の日本文学シーンに衝撃を与えたデビュー作「BARABARA」の原形長篇(表題作)をはじめ、現存一部にもかかわらず話題を呼んだ初期作「脱殻(カイセイエ)」、もはや何にも似ていない独自の境地を開いた「祖父三部作」など、知られざる傑作長・中・短篇6作を(ほぼ)初書籍化。さらに関連文献や、向井を再評価すべく批評家三人が語りおろした鼎談など、作品を読み解く巻末資料も充実。没後10年……もう、この世界文学の巨人を見逃すことはできない!

目次

1(初期短篇)
鳩笛[1970]
脱殻(カイセイエ)[1972]
2(長篇)
骨踊り(「BARABARA」原型)[未発表]
3(祖父三部作)
ええじゃないか[1996]
武蔵国豊島郡練馬城パノラマ大写真[1998]
あゝうつくしや[2000]
(資料)
『根室・千島歴史人名事典』より「向井夷希微」[2002]
早稲田文学新人賞受賞の言葉[1996]
単行本『BARABARA』あとがき[1999]
やあ、向井さん[2007]
平岡篤頼「フランス文学の現在」[1984]
(解説)
鼎談:岡和田晃、東條慎生、山城むつみ「向井豊昭を読み直す」

著者プロフィール

向井豊昭  (ムカイトヨアキ)  (著/文

1933年、東京生まれ。祖父は詩人の向井夷希微(いきび)。東京大空襲ののち下北半島・川内町(現むつ市)に疎開。中学卒業後、鉱山労働に従事するも結核となり、療養生活を経て玉川大学文学部通信教育課程で教員免許を取得。北海道日高地方の小学校で25年間勤務した後、上京。1996年、「BARABARA」で第12回早稲田文学新人賞を当時最年長の62歳で受賞、反骨の「マイナー文学」作家として注目を集める。死の直前までゲリラ的な作品発表を継続したが、2008年、肝臓癌で逝去。商業出版の既刊単著に『BARABARA』(四谷ラウンド、1999)、『DOVADOVA』(四谷ラウンド、2001)、『怪道をゆく』(早稲田文学会/太田出版、2008)、『飛ぶくしゃみ 向井豊昭傑作集』(未來社、2013)がある。

上記内容は本書刊行時のものです。