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新鋭短歌シリーズ 46
アーのようなカー
発行:書肆侃侃房
四六判
144ページ
定価
1,700円+税
- ISBN
- 978-4-86385-359-1
- Cコード
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C0092
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一般 単行本 日本文学詩歌
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 書店発売日
- 2019年4月20日
- 登録日
- 2019年3月28日
- 最終更新日
- 2019年6月21日
書評掲載情報
2019-08-11 |
読売新聞
朝刊 評者: 一青窈(歌手) |
紹介
この世のいとおしい凸凹
どこまでも平らな心で見つけてきた、景色の横顔。
面白くて、美しくて、悲しくて、ほんのり明るい。
東 直子
【5首】
改札を通るときだけ鳴く鳥を誰もが一羽手懐けている
柴犬の尻尾くるんの真ん中の穴から見える極楽浄土
耳と耳あわせ孤独を聴くように深夜のバスの窓にもたれて
路上にはネギが一本落ちていて冬の尊さとして立て掛ける
なくなれば美しくなる でもぼくは電線越しの空が好きです
上記内容は本書刊行時のものです。