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明恵
巻次:上巻
栂尾高山寺秘話
発行:弦書房
四六判
縦188mm
横128mm
厚さ31mm
492ページ
並製
定価
2,200円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2018年9月
- 書店発売日
- 2018年9月21日
- 登録日
- 2018年8月22日
- 最終更新日
- 2018年9月14日
書評掲載情報
2018-11-11 | 東京新聞/中日新聞 朝刊 |
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紹介
日本思想史上の巨星・明恵(1173~1232)。知られざるその全生涯を描く初の長編歴史小説。現代社会にも通じる明恵上人の生き方・思想を耽読できる重厚な全2巻。
【上巻】
鎌倉初期、戦乱と飢餓、疫病が蔓延する中で、衆生救済とは何なのかを命を賭して考え続けた高僧・明恵。政情不安の解消や商業活動の活性化などではなく、人々の心の内にある意識の変革と覚醒に働きかけた彼の思想の核心に迫る。多くの人が人生の最後に高山寺・明恵上人に辿り着き、自分自身を知り人が人としてあるべき形とは何かに気づかされると言われている。
【下巻】
明恵が遺した生きる叡智=意識覚醒の方法はあるのか。何者でもなく生きることの尊さを唱え、人が人としてあるべき形とは何かを説き続け、学識を実践に移した高僧の生涯。その思想は、承久の乱後、北条泰時が、武士のあるべき姿、守るべき倫理、行動規範について定めた「御成敗式目」に強い影響を与え、後の徳川幕府による平和の礎となったとも言われている。
目次
【上巻】
一 転生
二 怪僧文覚
三 頼朝と政子
四 奢る平家
五 母の死
六 頼朝挙兵
七 孤児
八 明恵房成弁
◎明恵上人年譜
【下巻】
一 神護寺逃亡
二 初恋
三 紀州放浪
四 渡天竺の夢
五 栂尾・高山寺へ
六 法然寂滅
七 承久の乱
八 善妙寺の女たち
九 寛喜の大飢饉
十 別れ
◎明恵上人年譜
上記内容は本書刊行時のものです。