.
【利用可】
書店員向け情報 HELP
出版者情報
書店注文情報
注文サイト:
在庫ステータス
在庫あり
取引情報
取引取次:
地方小 ト・日・他 書店
直接取引:なし
返品の考え方:
地方・小出版流通センターの了承が必要です
三島由紀夫と橋川文三
新装版
発行:弦書房
四六判
縦188mm
横128mm
厚さ18mm
290ページ
並製
定価
2,200 円+税
2,420 円(税込)
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2011年4月
- 書店発売日
- 2011年4月16日
- 登録日
- 2011年3月24日
- 最終更新日
- 2011年4月12日
紹介
絶版となっていた話題書の新装版。
橋川は「戦前」の自己を「罪」とみなし、三島は「戦後」の我が人生を「罪」と処断した。「葉隠」から「死の哲学」とは対極の「生の哲学」を読み取っていた三島(1925-70)。その三島と「葉隠」との関わりを最も深い次元で考察していた橋川(1922-83)。ふたりの作家は戦後をどのように生きねばならなかったのか。敗戦を境界として三島は「前に進み」橋川は「引き返した」。この一見正反対にみえる生き方を、彼らの思想と文学を読み解きながら、写真のポジとネガのように逆転していたと解釈した力作評論。
目次
第一章 三島由紀夫に見る橋川文三の影響
第二章 「文化防衛論」をめぐる応酬
第三章 「秘宴(オルギア)」としての戦争と「死の共同体(トーデスゲマインシャフト)」
第四章 「前に進んだ」三島と「引き返した」橋川
補論一 辿(たど)りついた戦後の虚妄
補論二 橋川文三と戦後
上記内容は本書刊行時のものです。