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三日月のひと
江本あきこ詩集
- 初版年月日
- 2014年12月
- 書店発売日
- 2015年1月25日
- 登録日
- 2015年1月23日
- 最終更新日
- 2015年3月27日
紹介
少年詩集。
春・夏・秋・冬・春に章分けされた少年詩41編。
春・夏・秋・冬に各10編、最終章、春に1篇「さくらうた」。
巡りゆく季節のなか、命たちの輝きと哀しみを鮮やかに描く詩篇から
生きてあることのいとおしさに気付かされる。
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ねこの背に
春の陽がすわって
――おいで おいで
手まねきしている
・・・・・・
『ねこ日和』より
秋の夜
ブナの森で
宴がはじまる
くまがチェロを弾き
きつねがピアノ
りすはハーモニカ
そして
ちょうは踊る
・・・・・・
『晩秋』より
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目次
■序詩
山よ
■Ⅰ 春
春のおくるみ/水/春のおと/ねこ日和/やさしいボタン/コブシ/
ハクモクレン/ばら/ことり/野外コンサート
■Ⅱ 夏
雨の日は/デュエット/セミ/ひまわり/海のこもりうた/ホタテ貝/
イソクズガニ/炎暑のうた/真夏のセレナーデ/ツユクサ
■Ⅲ 秋
三日月のひと/ティラノサウルスのかなしみ/海/ツリガネソウ/
ねこのいちにち/ソファーのつぶやき/ヘリウム風船/不定期演奏会/
カメ/晩秋
■Ⅳ 冬
木/時間/家/さなぎ/黒猫魔術師/夕餉/冬の湖/あわ/奏でる/風よ
■Ⅴ 春
さくらうた
解説 生きてあることのいとおしさ(菊永謙)
あとがき
前書きなど
巡りゆく季節のなか、命たちの輝きと哀しみを鮮やかに描く詩篇から、生きてあるこ
とのいとおしさに気付かされる。やわらかな物語を含み持つ大井さちこの銅版画と共
鳴し始めることばの風景たち。
――菊永 謙(詩人・児童文学評論家)
版元から一言
★日本図書館協会選定図書
上記内容は本書刊行時のものです。