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若杉文吉 持田 奈緒美(編) - 三和書籍
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若杉文吉 日本のペインクリニック創設・発展に尽くした生涯

発行:三和書籍
四六判
縦191mm 横134mm 厚さ13mm
重さ 375g
248ページ
上製
定価 2,300円+税
ISBN
978-4-86251-164-5
Cコード
C3047
専門 単行本 医学・歯学・薬学
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2014年4月
書店発売日
登録日
2014年4月10日
最終更新日
2014年5月13日
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目次

  「巻頭言」奥田泰久
  目次
  若杉文吉の足跡(略歴)
1 東京大学麻酔科にペインクリニック外来創設
  我が国におけるペインクリニック発足
  関東逓信病院ペインクリニック科の23年より
  麻酔科外来の意義と役割
2 写真で綴る関東逓信病院時代
3 若杉文吉が語る思い出
  奥田泰久教授によるインタビュー
    新潟大学から東京大学へ
    東京大学麻酔科へ
    東大ペインクリニック外来
    ペインクリニック発足
    人工呼吸器の開発
    アレルギー性鼻炎について
    デルマトームについて
    SGBについて
    顔面神経麻痺について
    「若杉賞」について
    ヨット部の思い出
4 若杉による発明
  あの頃、必要に迫られて考案した
  手動人工呼吸器
  エーテル、フローセン濃度表
  光の点滅による血圧測定装置
  骨折整復器
  全油圧駆動手術台
  手術台付属器具
  若杉考案 医療器具・器械パンフレット
5 デルマトーム
  関東逓信病院におけるデルマトーム作成の歴史 菊地博達
  若杉氏のデルマトーム 長櫓 巧
6 顔面神経穿刺圧迫法
  顔面けいれんについて
  手技の実際
7 花粉症 新聞掲載記事
8 若杉ウール靴下
  水虫は全羊毛靴下で無症状
  100%ウール靴下と水虫
9 発刊されたたくさんの書籍
  雑誌「ペインクリニック」
  雑誌「ペインクリニック」第6巻 第1号
  図解痛みの治療 神経ブロック療法を中心として
  ペインクリニック 神経ブロック法
  ペインクリニック診断・治療ガイド
  星状神経節ブロック療法 ―安全な手技確立と正しい理解のために―
  鼻アレルギー 花粉症 を治す
  革命的神経ブロック療法
  星状神経節ブロック療法
  星状神経節ブロック療法
10 患者からの手紙
  アトピー性皮膚炎がウソのように消えた
  不治と宣告されたメニエール病が治った
  全身の脱力感と頻尿、顔のむくみが解消(自己免疫疾患)
  しつこい頭痛と縁が切れた
  アレルギー性鼻炎の地獄のような日々
  湿疹、車酔い、飛蚊症、頭痛が解消
  20年間苦しんだのどの異常感が消えた
11 東京慈恵会医科大学時代
  御退任に寄せて 天木嘉清
  定年退任して
12 写真で綴る武蔵野病院時代
13 若杉文吉「私の診察」
  「私の診察」
  問診について
14 最後の講演スライド
  星状神経節ブロック療法の意義
15 星状神経節ブロック療法
  星状神経節ブロック療法の適応疾患
  星状神経節ブロック療法の特徴
  星状神経節ブロック療法「序」
  星状神経節ブロック療法の作用機序
16 写真で見る日本ペインクリニック学会第47回大会
17 若かりし日・・・

  主要論文・著書
  新聞・雑誌掲載
  講演,テレビ・ラジオ出演

前書きなど

「巻頭言」
 若杉文吉先生を語る本が完成いたしました。
 日本のペインクリニックの生みの親で、育ての親でもある先生の輝かしい功績とともに、その生い立ちや卓越したお人柄を知ることができ、写真も豊富で大変すばらしい内容です。
 若杉先生は、日本のペインクリニックが独り立ちしてさらなる発展をしていくことを見届けられた後、早々に表舞台を去り、一人の臨床医としてご自身の手で多くの患者を救おうと、晩年近くまで毎日二百名を超える患者の星状神経節ブロック療法を施行し続けられました。そのことにより、若杉先生に学会場などで接する機会が減り、その功績のみならず存在すら知らないペインクリニシャンを目指す若い医師が少なくないと聞いていました。
 日本ペインクリニック学会 第四七回大会で「若杉賞」を設定したのも「若杉文吉先生あっての現在の日本のペインクリニック」ということを、改めて全会員に知らせる意味もありました。その大会で、本誌の資料ともなった若杉先生に関する特別展示のすべてを企画し、実行されたのが本編者の持田奈緒美先生であります。その展示の反響の大きさもあり、このたび正式に日本ペインクリニック学会、学会賞として「若杉賞」が制定され、第一回授賞式が日本ペインクリニック学会 第四八回大会(二〇一四年七月)で行われます。若杉文吉先生の継承者が受賞対象者であり、その賞にふさわしい方がこれから毎年選出されることになりました。
 本誌の内容は、若杉先生と日本のペインクリニックの歴史を理解するうえで大変貴重なものであり、若杉先生のペインクリニック以外の領域の医学会への多大なる貢献も記載さています。若い医師のみならず、経験豊かな医師も十分に興味のもてる内容であふれており、またペインクリニシャンのみならず他科の医師、および一般の方々も読めるように随所に工夫が凝らしてあります。ぜひ多くの方々の一読を推奨いたします。
 若杉文吉先生の最後のお弟子さんとして、若杉先生がお亡くなりになるまで、献身的にお世話をされ、いまだ高いレベルで若杉イズムを継承されて日々の臨床に励んでおられます、施無畏クリニック院長の持田奈緒美先生には、本誌発行の御尽力に対しまして、日本ペインクリニック学会全会員を代表して、心から敬服し御礼申し上げます。

   二〇一四年三月吉日
   獨協医科大学越谷病院麻酔科
            奥田泰久

著者プロフィール

持田 奈緒美  (モチダ ナオミ)  (

1988年、広島大学医学部卒業。長野県の佐久総合病院で全科ローテーション研修後、東洋医学、産婦人科、内科の研鑚を積み、麻酔科医になる。NTT東日本関東病院(旧 関東逓信病院)ペインクリニック科へ移籍後、ペインクリニック専従。武蔵野病院ペインクリニック科を経て、2003年、施無畏クリニック開院。著書に「星状神経節ブロック療法―安全な手技確立と正しい理解のために―」がある。また、1994年よりバングラデシュでの医療活動を続けている。博士(学術 杏林大学大学院国際協力研究科)。

上記内容は本書刊行時のものです。