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残したい日本語 森 朝男(著/文) - 青灯社
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残したい日本語

文芸
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発行:青灯社
四六判
並製
定価 1,600円+税
ISBN
978-4-86228-049-7   COPY
ISBN 13
9784862280497   COPY
ISBN 10h
4-86228-049-8   COPY
ISBN 10
4862280498   COPY
出版者記号
86228   COPY
Cコード
C1081  
1:教養 0:単行本 81:日本語
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2011年3月
書店発売日
登録日
2011年3月1日
最終更新日
2011年9月30日
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紹介

本書では、未来に残したい日本語90語ほどを拾って、その語の背景にある生活や文化について考えてみた。
本書に拾ったことばには、よく見つめると独特の美しさや力が認められる。それらはきっと、今日のわれわれの
生活感覚や言語感覚を問い直すことにも繋がって行くだろう。
本書は、失われて行くことばを惜しむものではなく、日本語の歴史と生命力に注目するものである。
著者の二人の関心は、ことばと、それを用いる人々の生活や心、文化や美意識との関係にある。(「はじめに」より)
【ゆかり】
何となく懐かしい響きを持ったことばだ。血縁的繋がりのことを言う。似たことばに「縁」があるけれど、それは血縁に限らない。意味の幅が「ゆかり」より広い。
(中略)その人への懐かしさや思慕がこもり、またゆかりに繋がる人を優しく受け入れてやる心がこもる。(本文より)

目次

はじめに
1 こころ
厭(いと)う いとおしい わびしい 片(かた)恋(こい)
かなしい かこつ そらごと 懐かしい
うとましい うらさびしい おぞましい こころもとない
ここち あわれ さかしら もったいない
せつない
2 ひとのすがた
いわけない いたいけな いき いじましい
はなやぐ はしたない ときめく だて
つれない つつましい つましい なよやか
うつせみ おくゆかしい 面影 口さがない
風流 あえか ゆとり ゆかり
しおらしい 洒(しゃ)落(れ)
3 ひとのいとなみ
いつくしむ 忌(い)む 生ける 掛ける
鑑(かんが)みる たしなみ ねぎらう なる
直す 暮らし 遣(や)る 稽古
ことぶき あいびき 障(さわ)る 凌(しの)ぐ
もてなし すすぐ
4 もののさま
はかない たたずまい たおやか 長(た)ける
そこはかとない つややか なま おかしい
おもしろい あじけない さやか ゆるぎない
妙(みょう) しなう 日和(ひより) すがすがしい
すさむ
5 あいさつのことば
おかげさま ありがとう すみません 断りの言葉
6 さまざまなことば
いろは 妹(いも)背(せ)──和歌のことば 塞(さい)翁(おう)が馬──故事成語
初心忘るべからず──先人訓 お早うお帰り──地方のことば
      *
年齢の名 季節の名 月の名 時刻の名
風の名 雨 曖昧なさまを指すことば
      *
敬語 擬声語・擬態語
あとがき

著者プロフィール

森 朝男  (モリ アサオ)  (著/文

現在、フェリス女学院大学名誉教授。1940年生まれ、早稲田大学大学院博士課程修了。
著書『万葉集』(加藤中道館)『古代和歌と祝祭』(有精堂出版)『古代文学と時間』(新典社)『古代和歌の成立』(勉誠社)『恋と禁忌の古代文芸史』(若草書房)ほか
古橋信孝・森朝男共著『万葉集百歌』(青灯社)

古橋 信孝  (フルハシ ノブヨシ)  (

現在、武蔵大学特任教授。1943年生まれ。東京大学大学院博士課程修了。
著書『古代の恋愛生活』(NHKブックス)『吉本ばななと俵万智』(筑摩書房)『万葉集の成立』(講談社学術文庫)『平安京の都市生活と郊外』(吉川弘文館)『物語文学の誕生』(角川叢書)『誤読された万葉集』(新潮新書)『日本文学の流れ』(岩波書店)ほか。
古橋信孝・森朝男共著『万葉集百歌』(青灯社)

上記内容は本書刊行時のものです。