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定年ジョッキー
- 出版社在庫情報
- 品切れ・重版未定
- 初版年月日
- 2005年11月
- 書店発売日
- 2005年11月10日
- 登録日
- 2010年2月18日
- 最終更新日
- 2019年2月26日
紹介
数々の名馬を育てた元調教師が、定年を迎えた後70歳にして騎手試験に挑戦。競馬を心から愛する「馬バカ」が語る競馬界の裏の裏。
目次
序章 騎手カムバックに挑んだワケ
清水の舞台/関門は一次試験/3歳馬と15歳馬/記者会見と落馬!?/新たな挑戦
第1章 腹がへっては、騎手にはなれぬ
飛んで火にいる見習い騎手/なんでそうなるの!/アリよ、ごめん/サウナがない時代の減量法/「金返せ!」/指折りの豪傑をどう止めるか?
第2章 競馬のカタキは京都発
一世一代のウソ/酒が招いた災難/トンビの仕打ち/作戦決行/行方不明の時代/パートナーは馬車馬/味噌汁を飲まない日
第3章 「小鬼」の目にも涙
障害の裏技/お先まっ暗な宣告/ダンナさんの筋道/カンパイが勝利の始まり/ワシだけの「幻」の馬/勝ってはいけないレース/俺たちが頼みにいくぞ/男を上げるということ
第4章 テキのこころ、馬知らず
新米の試練/勝負飼いと坂路/馬のクセとどう付き合うか/デビュー馬に教えること/土用に動かすな!/晩成馬の正体/大型馬と小型馬/心拍は28!
第5章 1万1201回の大勝負
8をもって10を制す!? 人馬を見抜け! 奥さんたちの不満 騎手は熊沢と金折 年明けの転落 背中を感じる馬主 アメリカのセリに行ってみた 調教師会とマイクロバス/共同会見がなかった時代/ご当地馬激走の理由/本当の馬主孝行/吉田善哉さんの命運/危機を救った藤駿会/納得できない、この審議
第6章 5枠5ゼッケンの大予言
敵はモハメド殿下!/障害は怖くない/距離適性が不明/ワシントンが現役ならば……/この雨は訓練だ/兄から授かった、あの牝馬/おかげで馬券を外しました/何回来てもダメだねえ/走るツボを押せ!?/アバラ骨折のダービー馬/どうにかならなかったんですか/黄色い帽子とダイユウサク
第7章 あっと驚く「安物買い」の大激走
もしも1億円あったならば……/別荘を作りなさい/牧場はミミズ/馬房は24/サンデーとの対決/無事是名馬を作り出せ!/トレセンのジレンマ 門外不出!?の栄養メニュー/黙るが勝ち!/夢とロマンの1週間
第8章 元調教師がバラす、競走馬のウソ?ホント?
ノーザンテーストが例外な理由/2走ボケの真実/パドックの音を聞け!/「障害帰り」の根拠/輸送のメカニズム/基本は45度!/フケでわかる正体/「夏は芦毛」と言われる理由/「馬の記憶力」に乗っていい場合/「ポン駆け」に注目!
第9章 元調教師がバラす、騎手のウソ?ホント?
ジョッキーの個性/馬を追うということ/「追い込み」「逃げ」に必要な素養/調教師が指示を出さない場合/中京コースのワナ/笑顔も一流
最終章 いつも心はジョッキーで
調教師引退/地方の馬主になってみた/フンドシしめて、かからんと……
あとがき
前書きなど
今にして思えば、70歳の「定年調教師」が、無謀にも「騎手」をめざし、世間を騒がせて恥ずかしいかぎりだ。あえて言い訳をさせてもらうなら、私は死ぬまで馬の世界に身を置きたかった。馬とともに生き続けることだけが目標だった。……なぜ、ここまで往生際が悪いのか。バカに付ける薬はないと言うが、どうやら“馬バカ”に付ける薬もないようだ。おそらくお迎えがくる間際まで、馬糞の匂いを忘れない日々を過ごすに違いあるまい。
版元から一言
常に一線で働いてこられた著者が、包み隠さずに、競馬の全てを語ってくれました。
若い競馬ファンも、そして、超ベテランのファンも、競馬好きの方すべてに堪能していただきたい本です。
関連リンク
上記内容は本書刊行時のものです。