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「生きづらさ」を超えて 福井 豪(著) - 吉備人出版
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「生きづらさ」を超えて 発達障害と生きる

発行:吉備人出版
四六判
231ページ
並製
定価 1,400円+税
ISBN
978-4-86069-369-5
Cコード
C0095
一般 単行本 日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2013年10月
書店発売日
登録日
2013年9月11日
最終更新日
2014年10月31日
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紹介

幼いころから「普通」に適応できず、高校中退、姉の自殺、名字の変更……。
「生きづらさ」を抱えながら、発達障害と向き合い〈ポジティブ〉に生きようとする若者の今日まで、そして明日から……。
今、やっとわかった 。
わたしは生きていていいのかもしれない。
やっと見つけた居場所。ちっぽけだけど十分すぎるくらい幸せなんだ。

目次

第一章 発達障害とは?  
 障害の告知
 脳発達のアンバランス、その差45
 え? 発達障害ってなに?
 発達障害の本質的な原因とは?
 「広汎性発達障害」から「自閉症スペクトラム障害」へ
 発達障害と診断されてこの本を書こうと思った経緯

第二章 私の歩み  
 玄関に知らない人がいたら外に出られない(小学校卒業まで) 
 ひたすら脳内妄想に逃げていた痛いやつ(中学生)
 迷惑かけたくないので辞めます(高校編) 
 自分で決めた最初の大きな決断(高校中退)
 いざ、大検受験へ
 ラーメン屋でのアルバイト
 大学受験
 ちゃんと卒業できるだろうか?(大学生活)
 姉の自殺と名字の変更
 大学新卒での就職活動
 社会へ(銀行員時代)
 休職、そして発達障害の診断、障害者手帳の取得 
 障害者雇用での就職へ
 現在の職場での就業
 そして現在に至る

第三章 発達障害の受け入れと、自分自身を知ること  
 私の発達障害の診断
 発達障害の自分自身を理解すること 
自分自身で把握している障害特性 
 生い立ちの中で見えてくる私の特性 
 身体のネガティブな特性 
 
第四章 発達障害の当事者として
 障害と向き合って変わった人生観  
発達障害の本質的な理解へ向けて
当事者会に参加して 
発達障害支援に遅いということはない
障害者雇用の現場から   
日々の生活を工夫して生きづらさの解消を 
自分を知ることの大切さ

第五章 私なりのポジティブ論
少しでもポジティブに生きるために 
苦難を多く乗り越えた者は確実に強い 
自分の本当の幸せって?
自分で選択できることの幸せ
変わっていてもいいじゃない? 
たとえ私がKYであるとしても
 本当はいつだって苦しい。だからこそポジティブに 
豪という名前 
 
第六章 私の人生というパズル 

第七章 今後私がしたいこと、私が社会のなかで担える自分だけの役割とは?
 発達障害当事者として
 他にも自分ができることはあるはずだ。

おわりに 
お世話になっている人の声
あとがき 

前書きなど

 「発達障害」、「脳の疲れやすさと睡眠障害」、「高校中退」、「姉の自殺と名字の変更」。これらは私の人生から切っても切り離せないものだ。まだ28歳ではあるが、波乱に満ちた人生だった。これだけ並べるとネガティブなことばかりに感じるけど、私は今堂々と前を向いて生きている。この世界にはいろんな人がいて、こういう人生もある。
 この世界は理不尽なことだらけに見えるかもしれないけど、すばらしいものだと思う。私は傍からはとても変わっていて、実に迷惑極まりない存在かもしれない。
「あの人はとても変わっていて、何を考えているかよく分からないけど、なんかすごい人だ」。
そういうふうに言われるような人間になりたい。取り柄はポジティブなところ。(序文より)

著者プロフィール

福井 豪  (フクイ ゴウ)  (

1984年岡山県生まれ。立命館大学卒。岡山県発達障害当事者会「わ」の会代表。
幼少期から社会の「普通」になかなか適応できず、多くの「生きづらさ」を抱える。高校では不登校になり中退。その後、大検を取得し、独学での大学受験から大学に入学。在学中姉の自殺と名字の変更がありながら、就職活動もなんとか乗り越え、無事卒業し社会人となる。しかし地元の地方銀行へ入行後の25歳で予期せぬ形で「発達障害」の診断を受ける。「脳発達のアンバランス」が顕著であった。そして今までの「生きづらさ」を思い出し、障害を「個性」として受けいれていくことになる。現在は障害者雇用で働きながら毎日をポジティブに生活している。休日には発達障害の当事者会活動その他、社会の中で自分ができる範囲での活動をしている。小動物などかわいいものが大好物。特にネコが好き。

上記内容は本書刊行時のものです。