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音楽さえあれば 岩崎 淑(著) - 吉備人出版
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福武教育文化叢書

音楽さえあれば ピアノとチェロで世界を巡る

発行:吉備人出版
四六判
206ページ
上製
定価 1,600円+税
ISBN
978-4-86069-229-2
Cコード
C0095
一般 単行本 日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2009年3月
書店発売日
登録日
2015年8月22日
最終更新日
2015年8月22日
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紹介

音楽を愛する両親のもとで生まれた岩崎淑と岩崎洸。空腹感と戦争の恐怖のなかでも音楽を忘れることなく育った二人は、世界的な活躍をみせる音楽家に成長しました。
本書は、その姉弟二人が、幼いころから今日までを振り返った物語です。音楽にふれた幼いころ、アメリカでの修行時代、一流の演奏家たちとの共演、そして後進の指導など、全編音楽への愛情にちりばめられています。

目次

二人の夢と理想への道……序に代えて…富永壮彦(音楽ジャーナリスト)

第1章淑が語る
音楽の楽しさを教えてくれた両親
音楽教師としての父のメソッド
生まれる前から「ピアニスト」
台湾から内地へ
戦時中でもいつもピアノと一緒
すべてを焼き尽くした岡山大空襲
西日本で1位に。そして上京
桐朋学園に入学したものの・・・
毎日コンクールで落選し、アメリカへ
ウォルフ夫妻との出会い
ハートフォードで感じたアメリカ文化
ニューヨークで弟と共同生活
ジュリアード音楽院で室内楽を志す
音楽生誕の地、ヨーロッパへ
ミュンヘン国際コンクール入賞と大手術
父の「遺言」でチャイコフスキー・コンクールへ
音楽を教えるということ
晩婚という選択肢もある
ハプニングも楽しい……「ミュージック・イン・スタイル」
「ミュージック・イン・スタイル」は私の贅沢なホビー

第2章洸が語る
チェロとの初めての出会い
勉強よりも、まずチェロ
齋藤秀雄先生の思い出
高校1年生で「プロ」になる
アメリカ人のパワーに圧倒されて
音楽の巨匠たち……マールボロ音楽祭とキジアーナ音楽院
世界の舞台で力試し
音楽祭のたのしみ 1 ……クフモ音楽祭
音楽祭のたのしみ 2 ……ロッケンハウス音楽祭
影響を与えられたマエストロたち
楽器を巡る「ものがたり」
さまざまなピアニストとの出会い
さまざまな試み……音楽祭からチェロ・アンサンブルまで
教える立場になって
音楽以外の分野にも

第3章対 談
姉弟2人で世界を旅してまわって
海の美しさに感動して始まった沖縄の音楽祭
チェロの巨匠 パブロ・カザルス氏のレッスン

前書きなど

「演奏会の直前など、いったいなんの因果でこんな道を選んだんだろうと、いまでも思うことがあります。だから、好きな音楽ばかりやっていられていいですね、なんて言われたりするとぶんなぐってやりたくなる」
 僕、半端な気持ちで音楽をやってきたんじゃないんだよ。洸君はこういうことを言いたかったのだと思う。そう、半端な気持ちからいい音楽は生まれない。淑さんも同じ思いでこの道を歩んできたのだと思う。
 この本のなかで彼らがどんな苦労話を書くかまだ分からないが、大変だった留学時代を含めいろいろなことがあった。それを乗り越えて、今日の彼らがある。
(音楽ジャーナリスト 富永 壮彦)

著者プロフィール

岩崎 淑  (イワサキ シュク)  (

倉敷市出身。桐朋学園大学、ハートフォード大学、ジュリアード音楽院、キジアーナ音楽院で、井口秋子、井口基成、J・ラタイナ、ベネデッティ=ミケランジェリ、S・ロレンツィ、I・フロインドリッヒの各氏に師事。1967年ミュンヘン国際音楽コンクール二重奏部門第3位。68年ブダペスト、70年チャイコフスキー国際音楽コンクールで伴奏者特別賞を受賞。以来、国内外でイヴリー・ギトリス、ウート・ウーギ、ミッシャ・マイスキー、モーリス・ジャンドロン等著名なアーティストと共演の他、20年間にわたり、毎夏、シエナのキジアーナ音楽院でリッカルド・ブレンゴラー教授と室内楽のクラスを担当。76年から「岩崎淑ミュージック・イン・スタイル」主宰。79年から18年間にわたり「沖縄ムーンビーチ・ミュージック・キャンプ&フェスティバル」、97年から「沖縄国際音楽祭」を弟の岩崎洸と企画開催。89年「岩崎淑ミュージック・イン・スタイル」の成果に対し芸術祭賞を受賞。また99年1月ノルウェー王国功労勲章叙勲。3月には国際交流基金の音楽使節として、岩崎洸とイスタンブール、アンカラ、ローマへ演奏旅行。現在、演奏活動の他、イタリアのヴァルセジアム・ムジカとカントゥ国際音楽コンクール審査員、99年より2008年3月まで桐朋学園大学院大学教授を務め、また、くらしき作陽大学、尚美学園大学大学院でも教鞭をとる。倉敷市文化振興財団アドバイザー。近著に『アンサンブルのよろこび』(春秋社)がある。

岩崎 洸  (イワサキ コウ)  (

1960年、日本音楽コンクール第1位、特賞。桐朋学園高校を経て、ジュリアード音楽院に留学。齋藤秀雄、レナード・ローズ、ハーヴィー・シャピロ、パブロ・カザルスの各氏に師事。1965年ヤング・コンサート・アーティスト・シリーズによりニューヨーク、カーネギーリサイタルホールでデビュー。1990年、1994年には、カサド、並びにチャイコフスキー各国際コンクールの審査員を務める。1996年、1998年には「チェロ・アンサンブル・サイトウ」のメンバーとして、またソリストとして各国のチェロ・コングレスに参加。1995年から「ジャパン・ストリング・クワルテット」を結成し、ベートーヴェン弦楽四重奏曲の全曲演奏を行う。
 現在、桐朋学園大学院大学教授。アメリカに本拠を置きながら世界各地で演奏を続けている。1727年製ストラディヴァリウスを使用している。

上記内容は本書刊行時のものです。