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鉄道遺産を歩く 小西 伸彦(著) - 吉備人出版
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取引取次: ト|ニ|地方小
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鉄道遺産を歩く (てつどういさんをあるく) 岡山の国有鉄道

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発行:吉備人出版
A5判
268ページ
並製
定価 2,000円+税
ISBN
978-4-86069-213-1   COPY
ISBN 13
9784860692131   COPY
ISBN 10h
4-86069-213-6   COPY
ISBN 10
4860692136   COPY
出版者記号
86069   COPY
Cコード
C0065  
0:一般 0:単行本 65:交通・通信
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2008年12月
書店発売日
登録日
2010年2月18日
最終更新日
2015年8月22日
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紹介

吉備国際大学准教授で近代化遺産の研究者・小西伸彦氏が、山陽線・津山線・吉備線・宇野線・因美線・伯備線・姫新線・芸備線……など〈鉄道遺産の宝庫〉といわれる岡山県内の鉄道遺産をくまなく歩き、紹介したもの。駅舎、線路、トンネル、橋梁……積み上げられたレンガの一つひとつにまで染みこんだ鉄道技術者たちの汗と涙、住民の熱意……。レールに連なるさまざまなドラマの数々に興奮と感動をおぼえずにはいられない一冊。

目次

1 山陽線
上郡-三石
三石-吉永
●コラム トンネルとアーチ拱渠
吉永-和気
熊山-万富
瀬戸-上道
東岡山-岡山
岡山駅
北長瀬-中庄
倉敷-西阿知
金光-鴨方
笠岡-大門
2 中國鐵道津山線
法界院-福渡
弓削-津山
●コラム 津山線のトンネル
津山線のアーチ橋
ポーナル型プレートガーター橋
●コラム 津山線の輸入橋桁
3 吉備線
大安寺-備前一宮
備中高松駅
足守駅付近の石造渠緑
東総社-総社
中國鐵道吉備線跡と湛井駅跡
4 宇野線
橋台・橋脚・橋梁
八浜-宇野
5 因美線
因美線を行く
美作河井駅転車台
6 姫新線
木造駅舎を歩く
●コラム 万ノ乢トンネルと豊福豊造
津山線機関車庫
三大河川を渡る姫新線
中国勝山駅
7 伯備線
伯備線の木造駅
旧線路を歩く
布原駅
8 芸備線
矢神駅と野馳駅
あとがき
参考文献

前書きなど

明治中期、まだ輸入に頼っていた鉄道技術が、100年を越えた今でも現役で鉄道を支えている。われわれが乗っている列車は“明治”の上を走っているのである。列車の中からではわかりにくい鉄道遺産だが、列車の目、観察者の目をして見たら、たくさんの明治や大正が見えてくる。職人が一つひとつ積み上げた煉瓦は時を越えて美しい。煉瓦ひとつにもたくさんの種類や積み方がある。花崗岩で築かれた橋台やトンネルは威風堂々。経年変化でみすぼらしくなるコンクリートとは大きく異なる。時間をかけて造られたモノは美しい。規則正しく同じ形に曲げられたレールの織り成すリズムは“優美”そのもの。昭和30年代まで、人々は古いものを大切にしてきた。古レールの再利用はその典型である。
 今は大きな鉄道ブーム。軽快に走るカラフルな車輌に魅せられる人々も多い。しかし、熟練機関士が、ハンマーの音を頼りに点検して走らせた蒸気機関車には、独特の人間くささがある。その蒸気機関車の借景となってきた鉄道風景には、失われてきたはるかな時間、懐かしい人々の記憶、あの日見た夢があふれている。

版元から一言

内容、写真、地図など鉄道ファンならずとも持っておきたい一冊。

著者プロフィール

小西 伸彦  (コニシ ノブヒコ)  (

吉備国際大学准教授。1958(昭和33)年総社市生まれ。香川大学経済学部卒業。子どもの頃からの鉄道好き。2005年から産業考古学に本格的に取り組み、現在、産業考古学会評議員。鉄道史学会、九州産業考古学会、日本民俗学会、日本の石橋を守る会、赤煉瓦ネットワーク、全国近代化遺産活用連絡協議会会員。津山機関車庫、美作河井駅転車台、山陽鉄道姫路駅転車台、姫新線万ノ乢トンネルなどを調査。総社市門田在住。

上記内容は本書刊行時のものです。