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岡山人じゃが 岡山ペンクラブ(編) - 吉備人出版
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岡山人じゃが (オカヤマジンジャガ) 〈ばらずし〉的県民性論

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発行:吉備人出版
四六判
240ページ
並製
定価 1,300円+税
ISBN
978-4-86069-080-9   COPY
ISBN 13
9784860690809   COPY
ISBN 10h
4-86069-080-X   COPY
ISBN 10
486069080X   COPY
出版者記号
86069   COPY
Cコード
C0095  
0:一般 0:単行本 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2004年12月
書店発売日
登録日
2010年2月18日
最終更新日
2015年8月22日
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紹介

怜悧、合理的、利己的などこれまでマイナスイメージに彩られた岡山人の県民性を論破し、まったく新しい岡山県人像を描き出した待望の一冊。岡山のマスコミをリードしてきたジャーナリストたちによる痛快で明快な岡山県人論集。

目次

0 はじめに…“勝手連”的岡山県民性論 赤井克己
1 古代の吉備人~その意識と行動 高見 茂
2 活躍できる舞台を求めて!海外に向かった岡山県人 下山宏昭
3 岡山経済人にみる「知恵とひらめきと度胸」 赤井克己
4 近代文学からみた岡山県人論~坪田讓治、内田百間、正宗白鳥を溯る 生咲恭仁彦
5 勝負師にみる岡山県人 糸島 誠
6 岡山弁から県民性を探る(ことができるか?) 青山 融

前書きなど

 岡山県の新聞、テレビ、出版などのマスコミOB、現役有志で構成する「岡山ペンクラブ」という団体がある。2003年6月発足。毎月定期的に会合を持ち、時事問題、地域問題など諸事全般をざっくばらんに議論する、気のおけない仲間の集まりである。その会合でいつのころからか、岡山県民性が話題になり、議論も白熱してきた。「岡山県民の特質は何か?」「気候風土が県民性に影響するか?」「岡山人の代表的人物は誰か?」に始まり、「最近出版された本の岡山県民性批判は的はずれ」「県民としては腹立たしい批評が横行している」と次第にトーンが高まってきた。
 そうした議論のなかで「われわれなりの岡山県民性を書いて見ようではないか」ということになった。アプローチの方法は各人勝手、テーマも本人の自主性尊重、お互いに干渉せずの“勝手連”的岡山県民性論である。出来上がって見ると、モザイク模様の岡山県民性論ながら、岡山名物の“ばらすし”のように隠し味がきいた面白いものになった、のではないかと思う。

版元から一言

岡山県人の県民性は、古くは近世初期の「人国記」以来、理論好き、意地っ張り、人を頼りにしない、金銭万能主義、と言われており、あまり誉められてはこなかった。平成8年に実施されたNHK全国県民意識調査によっても、岡山県人の自己評価は、郷土意識が低い、伝統意識が弱く革新的傾向が強い、金銭万能主義的である、といった結果である。そこで、岡山の歴史と人を見直し、改めて県民性をとらえ直し新しい県民像を描き出したいと編まれたのが本書である。

著者プロフィール

岡山ペンクラブ  (オカヤマペンクラブ)  (

2003年6月に発足した文化団体。岡山の文化の発展を願い、積極的に発言・提言することを目的としている。現在の会員は、地元新聞社、放送局、出版社で活躍したOBや現役編集長など文筆活動にかかわる人たちが中心である。

高見 茂  (タカミ シゲル)  (

1931年岡山県真備町生まれ。明治大学卒。NHK放送記者として報道の仕事にあたり、岡山放送局副局長、鳥取放送局長を歴任。定年退職後、鳥取県の因幡万葉資料館館長、真備町文化交流施設マービーふれあいセンター館長を務める。著書に『吉備王国残照』(東京経済)『吉備真備~天平の光と影』(山陽新聞社)『吉備ゆかりの万葉を歩く』(吉備人出版)など。

赤井克己  (アカイ カツミ)  (

1934年岡山県瀬戸町生まれ。神戸大経営学部卒。58年に山陽新聞社入社。編集局長、常務、専務を経て、98年に山陽印刷社長に。02年に同社を退任しハワイ・日米経営学研究所に留学、国際ビジネスを学ぶ。87年山陽新聞連載企画「ドキュメント瀬戸大橋」で新聞協会賞受賞。著書に『67歳前社長のビジネス留学』(私家版)『おかやま雑学ノート』(吉備人出版)など。

生咲恭仁彦  (キサキ クニヒコ)  (

1934年岡山県岡山市生まれ。岡山大法文学部卒。57年に山陽新聞社入社。編集局解説委員、校閲部長、文化部長、論説委員を経て、94年に編集局次長兼解説委員室長で定年退職。現在、高梁学園(吉備国際大、九州保健福祉大など)教育後援会名誉会長。山陽新聞学芸部で岡山県文化奨励賞を団体受賞、著書『谷口久吉の文化巡歴』(山陽放送)で岡山出版文化賞受賞。他の著書・共著には『吉備路』『備前藤原雄』『思想の流れ』(山陽新聞社)など多数。『山陽新聞120年史』編纂・執筆。

糸島 誠  (イトシマ マコト)  (

1938年岡山県総社市生まれ。岡山大学法文学部卒。61年山陽放送(株)入社。報道制作局長、放送実施局長を経て99年常務、03年に山陽映画(株)社長。山陽放送時代には数多くのテレビ番組を制作、67年に「天の山」で芸術祭奨励賞、73年に「同意書」77年に「入港拒否」で民放連盟賞テレビ社会部門優秀賞を受賞。

下山宏昭  (シモヤマ ヒロアキ)  (

1941年勝田郡勝央町生まれ。法政大学法学部卒業。68年に岡山放送創立時入社、放送記者、編成局長、取締役報道制作局長など経て現在顧問。主な作品暦「泰緬鉄道五人の証言」「邪宗門―日蓮宗不受不施派」ドキュメンタリードラマ「涙で絵具を・・愛の旅びと夢二」「ふるさとドラマ12本シリーズ」「娯楽ドキュメンタリー桃太郎」「今カブトガニが危ないー地球環境の証言者」「日本最初のドキュメンタリー~石井十次・愛の記録」など。日本民間放送連盟賞など受賞歴多数。

青山 融  (アオヤマ トオル)  (

1949年岡山県津山市生まれ。東京大学法学部卒。74年に日本交通公社『旅』編集部に入社。80年にUターンして株式会社アスに入社。『月刊タウン情報おかやま』編集長、出版企画部長などを経て、02年から雑誌『オセラ』編集長として現在に至る。趣味は古墳探訪、ミステリ読書、岡山弁研究。著書に『岡山弁会話入門講座』(アス)『岡山弁JAGA!』(アス)。

上記内容は本書刊行時のものです。