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拠るべなき時代に
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2021年5月15日
- 書店発売日
- 2021年4月8日
- 登録日
- 2020年12月24日
- 最終更新日
- 2021年4月8日
目次
本書への覚書
【Ⅰ】時評もどきの
孤塁からの声/長い物差し/誤報問題に思う/二つの敗戦国/誇りに足る一世紀を
雨に打たれる幸せ/拠るべなき時代に/アナログ世代の嘆き
ジャーナリズムの矜持/継承に足るもの/移植医療の歳月/変わりゆく五輪
普通のラグビーを愛す/”いましめ”としてのコロナ禍
【Ⅱ】人々の足音
姉・邦子の空白を埋めて(向田和子)/わたしの自身であれ(茨木のり子)
言葉の力(深代惇郎)/二人のユーモリスト(ドナルド・キーン)
涼しき頭脳(羽生善治)/ミスターラグビー(平尾誠二)
落涙の記憶(宮地克実)/カントリー・ボーイ(トンプソンルーク)
月見草の傷痕(野村克也)/イチローの墓参り(三輪田勝利)
寡黙な知の大家(山崎正和)/酒席の回り持ち(阿部牧郎)
美しい手紙(勝目梓)
【Ⅲ】作家たち
藤沢周平/司馬遼太郎/柳田邦男/保坂正康/河原理子/会津泰也/佐山和夫
馬場マコト/清武英利/梯久美子
【Ⅳ】書を評す
書評するとは何か/全体像に迫る/人生の瞬間/たった一人のNON
事故を社会化する/修羅を生きて/どう死んでいくか/「健さん」とは何者か
DNAに導かれ/アメリカの青春/日・比が闘った日々/タイガース現象を解く
固有の美意識/古代五輪をひもとく/クーベルタンの実像/マラソンの父
壮大なる寸劇/政治に翻弄されて/もっとも劇的な/無私の日系人
文士の祈り/回想と検証/白い妖精の翳り/熱量それ自体/滅びの道へ
過剰ビジネスへ/カリブの怪物/忍者のごとくに
【Ⅴ】プロムナード
はじまりの一冊/空腹ありて美食あり/『遠いリング』その後/『ナンバー』と私
ヒロシマを生きた二人/タテカン考・若者考/人ありて街あり/古書探索の趣
古書店の家族史/子孝行/記者となる君へ/病床にありて/追想「一九六八年」
それなりに生きたよ
前書きなど
後藤正治・40年目のケルン
ノンフィクションを書きはじめて40年、著者自らが選んだ近年の時評・人物論・作家論・書評・エッセイ等を収録。
著者は、講談社ノンフィクション賞・大宅壮一ノンフィクション賞・桑原武夫学芸賞受賞者
上記内容は本書刊行時のものです。