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日本の祭祀とその心を知る 黒住 真(著/文) - ぺりかん社
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日本の祭祀とその心を知る (ニホンノサイシトソノココロヲシル) 日本文化事始 (ニホンブンカコトハジメ)

哲学・宗教
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発行:ぺりかん社
四六判
256ページ
定価 2,000円+税
ISBN
978-4-8315-1604-6   COPY
ISBN 13
9784831516046   COPY
ISBN 10h
4-8315-1604-X   COPY
ISBN 10
483151604X   COPY
出版者記号
8315   COPY
Cコード
C1021  
1:教養 0:単行本 21:日本歴史
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2021年11月19日
最終更新日
2021年12月8日
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書評掲載情報

2022-03-19 東京新聞/中日新聞  朝刊
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紹介

初詣に始まり、結婚、葬儀、モノのための供養、地鎮祭など、日本の生活のなかで数多く営まれる〈祭祀〉。そうした「生活のなかのお祭り」と「見えない存在を祈って祀る」=〈祭祀〉を中心に、日本の歴史をさかのぼってその思想と「かたち」をとらえ、人びとの思いや社会的背景を考察する。現代の社会を考えなおす大切な事柄に向き合い、いまをよりよく生きるための日本文化入門。巻末には、関連年表・各章の参考文献・引用した原文の出典等を付す。

目次

はじめに 本書での方法
第1章 カミさらに神とは
  一 カミの定義
  二 歴史的背景によるカミの変遷
  三 出来事から見える文化の揺れ
  四 日本の神の特性から生じる現象
第2章 祭りと祀る
  一 祭祀を遡る
  二 律令制での祭祀
  三 祭りの構造
  四 日本三大祭り(山王祭・天神祭・祇園祭)
第3章 心と言葉
  一 心と言葉
  二 心のとらえ方
  三 心はどこから来たのか
 【コラム】「カミ」「マツリ」「ココロ」「テン」の意味を考える
第4章 習合を信ずる軌跡
  一 習合宗教への道
  二 日本における習合
  三 古代を遡っての言葉と祭祀
第5章 天と地と人
  一 日本の祭祀の歴史から見える天と地
  二 天のとらえ方の変遷
  三 天と神の関係
  四 天と地と仏教
第6章 道徳と人間
  一 道徳をめぐる言葉の歴史
  二 育まれる道徳の心
  三 宗教と戒律
  四 近代社会と道徳
第7章 死とは何か、生とは何か
  一 人間の有限な生と意味
  二 死生・来世からの人間の営みと儀礼
  三 古代日本における死
  四 死をめぐる仏式の考え方とその周辺
第8章 絆をめぐって
  一 講の活動
  二 絆をめぐる物語
  三 大きなつながり
第9章 女性とジェンダー
  一 日本における女性の地位の変遷
  二 女性の思想的位置づけ
  三 女性の連帯
第10章 人間の対立と宗教
  一 宗教間の対立
  二 歴史における宗教対立
  三 権力による宗教政策と世俗化
  四 幕末明治初期の国学・儒学と宗教
  五 旧憲法と新憲法における「信教の自由」
  六 対立から歩み寄る方向へ
第11章 和のかたちと日本
  一 「和」の用法と生活様式
  二 神霊をともなった和
  三 仏法と浄化
  四 近世以後の社会統合と和
  五 近代における和と祭祀
おわりに 今後への方法
関連年表/参考文献
あとがき――未来に向けて
索引

著者プロフィール

黒住 真  (クロズミ マコト)  (著/文

1950年岡山県生まれ。東京大学大学院博士課程満期退学。博士(学術)。東京大学教養学部教授等を経て、現在は東京大学名誉教授。思想史・比較思想専攻。主著は『近世日本社会と儒教』『複数性の日本思想』(ぺりかん社)、『文化形成史と日本』(東京大学出版会)。

福田 惠子  (フクダ ケイコ)  (著/文

1957年東京都生まれ。東京外国語大学大学院博士前期課程修了。拓殖大学留学生別科等を経て、現在は拓殖大学国際学部教授。日本文化・日本語学専攻。

上記内容は本書刊行時のものです。